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1月29日 生配信 1010Music Bitbox 【Flute with Modular】


エフェクトやスライサーなど豊富な操作が可能な強力サンプラー

⬆︎こちらのリンクで1月29日(月) 20:00より配信します

サンプラーって何?

サンプラー (Sampler) は、音楽的・非音楽的を問わずサンプリングにより標本化された音を任意に再生出力できる装置。

Wikipedia

最初にモジュラーをはじめた時、何から手をつけて良いかわからず、詳しい先輩にスタートアップに必須なものをピックアップして頂きました。その中に含まれていたのがこちらのBitbox。サンプラーというものが一体何なのか、さっぱりわからない状態でスタートしました。

リアルタイムの演奏と採取された音との距離

サンプラーって、音を事前に録音して再生するものでしょ。簡単じゃん!とお思いになるかも知れませんが、私の演奏スタイルは即興要素が多いので、リアルタイムでない音をどう扱ったら良いのか、雲を掴むような気持ちでした。即興は同じフレーズでも1秒前に演奏したものと、この瞬間に演奏したものでは全く別物です。ですので、正直、"このモジュールは使わなそうだな…"と思っていました。

所がだんだん、モジュラーの考え方に馴染むと、感覚が変わって、今や、本当にあってよかった、と思うモジュールの一つになりました。サンプラーは薦めてもらなければ買わなかったと思います。買った時よりかなり値上がりしたので、最初の段階で教えてくださった一楽儀光さんに感謝です。

Bitboxで出来る事

Bitboxは音を採取・再生するだけでなく、スライサーやグラニュラーで録音したサンプルに様々な加工を施す事もできます。リバーブ・ディレイのエフェクトも綺麗で面白い。CVで他のモジュールとも連結できるので、サンプル単体の限界を超える壮大な物語を描く事も可能です。

サンプルはリアルタイムで簡単に録音する事ができます。演奏中に気に入ったフレーズが出た時に瞬間的にBitboxに取り込んで、それを他のモジュールと連動させながらさらに発展させる事で、自分が演奏したフレーズが時空を超えて変化し、それにさらにリアルタイムで音を編み込む事ができます。こうした時空の操作というのがモジュラーの醍醐味です。

過去・未来・現在の交錯

Bitboxは、備わる機能と、外部モジュールとの連携によって、過去と未来と現在を自由自在に行き来します。普段、”今・この瞬間の音”が一番良いと思って演奏していますが、その音だって、認識した時にはすでに過去の音です。音というのは、今鳴らしている音でも、過去に録音したものを再生する時でも、発音の瞬間が全て。音を聴く瞬間に、空気の振動を通して私たちの鼓膜に届いた音が真実で、今この瞬間に人間の体や楽器の振動を経て届く音なのか、電流を介してスピーカーを通して届く音なのか、音の世界では関係ありません。私たちの身体を流れる空気・水・電気を通して振動が伝わりますが、共響する対象が人間であっても、物質であっても、同調する事によって変化が生まれる事。それが生演奏をお届けする意味なのだろうと思います。

配信では、時空を超えて共響する様子をお届けしたいと思っています。どうぞ楽しみにしていてくださいね。

こちらはBitboxと龍笛を合わせた作品。Bitboxの時空を超えて発展していく様子を表現しています。是非ご覧ください。

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