嬉しい出来事

おはようございます♪
ミヤモトです。

就労支援に携わっていると日々、様々な出来事が起こります。
いいことも、そうでないことも。
そんな日々の中でちょっと支援者として嬉しく感じた出来事があったので記事にしてみようと思います。

私が支援を担当している方についてです。
もともとは別の担当者がいたのですが前任者とはなかなか関係性がうまく築けていなくて私が担当するのとになりました。
本人はとても仕事に対して真面目に取り組みことはできていたのですが周囲との関係性を作る事がちょっと苦手な面があります。
正直なところ、私は面談というほど堅苦しく話をすることが苦手です😅
支援者としてはどうなんだろうと思われるかもしれませんが私はこれも一つの自分の強みだと思ってます。
この私のスタイルが今回の支援では上手くマッチしたようで徐々に私とのコミュニケーションがとらるようになりました。その中で気づいたことは彼は小さい頃から家庭でやや抑圧されて成長してきたというバックボーンがあることに気づきました。親御さんは本人に出来るだけ危険や困り事に直面しないように少し管理を強めにされていたようです。我が子ですから気持ちは当然分かります。ただ本人にとっては少し窮屈に感じていた部分もあったようです。そのためなかなか自分から外へのアプローチや発信が苦手になってしまった部分がありました。
業務支援でも今までは自分が困っているときに発信できないと言われていたようですが、私が感じたのは困り事を困り事と認識することが苦手なのかな、ということです。
幼少期から困り事を避けて成長した部分があり、少しそのあたりが影響しているように感じました。なので支援の際にはあえて困る事を経験してもらうことから始めました。そしてその時にどう対応していけばいいのか、を少しずつ経験値として積み上げました。
ちなみに現在は少しずつですが困り事に対して自分から発信できるように変化が見えます。

本題はここからです。
先日、親御さんとお話する機会がありその中での出来事です。
現在、本人は自立を目指してグループホームでの生活を行なっています。実はこのホームに入居するかどうかのときも親御さんはかなり悩んでいました。ただ今後の社会的自立を目指す上では必要と判断し私もサポートしながら現在に至ります。
親御さんからすると本人が困らないかどうか心配でたまらないこともよくわかります。ただ私からは本人が困り事に直面することでわかることもある。その経験値はこれからの本人の生きる力になることを説明しました。
私が親御さんと会ったタイミングは本人がホームに入居して久しぶりに親御さんとあった直後でした。
2ヶ月ぶりに会って本人の成長に驚かれたようです。自分から会っていなかった期間の出来事など想いを発信してくれたとのことでした。
まだまだ変化としてはそれほど大きくはないですがこれからも経験値を積む事でさらに社会で生きていく力は身に付いていくと思います。

私が嬉しく感じたのは本人が成長してくれていくこともですが親御さんが本人の成長を感じてくれている事です。どちらかと言えば自分の管理下にあるほうがよいと本人が小さい時から思われていたのですが「これからの本人の成長のためには親も変化することが大事なんですね」と親御さんの気持ちに変化がありました。
私の支援者として大事にしていることは、本人だけを支援するのではなく関わる全ての人を巻き込んでの支援です。だって1人では出来ることは少なくても多くの協力を得ることができればより良い支援に繋がると考えてますから。

関わる方皆んなが本人のために支援を一緒に考えること。これを感じる事ができた出来事でした。

今日はちょっと長くなりました😅
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
ミヤモトでした。

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