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台風と生え際の渦

40歳になりました。

さっき「40歳」という年齢を他の言葉で表現できないかなーと思って調べていたら、「初老」って書いてありました。え?今なんて?

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すみません、ちょっと取り乱してしまい、どっかで聞いたようなセリフをつぶやくところでした。

ともあれ、40歳になった事には違いありません。誕生日が来るといつも思い出す事がありまして、わたしが生まれた1980年の10月16日、出身地沖縄には台風が訪れていました。

台風の日に生まれたわたしの髪の生え際には小さな渦が巻いていて、母がよく「ここに台風があるね」と言っていたのを覚えています。

成長するにつれ、生え際の渦は薄れていきましたが、今でも渦があったところから前髪が分かれます。

で、いざ40歳になってみると自分自身の中身が思ったほど成長してなくて笑っちゃいますね。

甘いものは我慢できないし、楽しい方に流されがちだし、眠くなったらすぐ寝ちゃうし、洗濯機に入れる靴下は裏返しです。

20代の頃想像した40代の自分、もっと大人になってたはずなのになぁ〜。

そんな大人になりきれていない私なのですが、周りの方々がとにかく素敵で、優しくて素晴らしい方々ばかりで...。ポンコツな私でもなんとか生きて行けているのは、皆様のおかげだなぁ...人に恵まれたなぁ...とつくづく感じております。

感謝の気持ちはどうやって表せば一番伝わるのでしょうか。こうして文章にしたり、直接会って「ありがとう」と言っても、三分の一も伝わらないし、純情な感情は空回りしています。

さて、40歳を迎えた今日。せっかくの節目なので今思うことをちょっと書いておこうかなと思います。

心が軽くなってきた

40代に突入して一番感じるのは、10代・20代・30代に比べて心は軽くなりつつあるな、とい言うこと。

以前Twitterにこんな投稿をしました。

これは今も同じように考えていて「どうにもならない事がそこにある」と認める事が結構大事かな、と。

ちなみに、40歳の表し方のひとつに「不惑(ふわく)」という言葉があるそうで、これは論語の「四十にして惑はず」(心に迷いがなくなるという意味)が由来とのこと。

あぁ、なるほどなと。この言葉はしっくりきました。なんだよ、初老よりいい表現あるじゃん。

大体、自分ではどうにも出来ない事を「ひとりで」なんとかしようというのが間違いでして、まずは「こりゃ無理なやつだな」と受け止めるところから始まるんだと思います。そうして私は誰かに頼れるようになり、素直になって、次の一歩を迷いなく踏み出せるようになったと感じます。

離れても、またどこかで繋がる

2019年からBranch(ブランチ)という屋号で、個人事業主として活動しています。

事業の内容は
・インテリアコーディネート
・写真撮影
・Web記事のライティング
・Wordpressでの制作
などなど、なんかもう色々と手を出しちゃってますね。子供の頃から気が多い方でした。

元々趣味だったものが仕事になったパターンも多く、作ったものや撮ったものを近い方々へ披露しているうちに「これ頼める?」と声をかけていただき、お仕事になっていきました。本当に有り難いことです...。わりとイケる気がしてしてしまうタイプです。(ちゃんとやりきる覚悟は持ってます!!!)

インテリアコーディネートについては、一度離れた業界へ戻る形となりました。

2019年の夏頃、家具・家電のサブスクリプションサービスを提供しているsubsclife(サブスクライフ) の広報・小宮さんがTwitterのDMで私に連絡をくださり、小宮さんとお茶した帰りにオフィスをお尋ねし、気がついたら数日後にはコーディネーターとして一緒にお仕事をすることに。

20代の頃、私は地元沖縄のインテリアショップでコーディネーターとして勤務していました。その後ケータリング業界に転職したため、インテリア業界からは遠ざかっていたのですが、ふとインテリアの世界が懐かしくなって2019年1月から「nice and warm」という暮らしとインテリアのブログを書き始めました。

そのうちTwitterでもインテリアに関して情報発信するようになり、「家具のサブスクめっちゃいいよ!」とつぶやいていたところ、小宮さんが見つけてくれたというワケです。こんなことって本当にあるんですね。

でも実は、声をかけられるまで仕事としてインテリア業界に戻る気は全くありませんでした。

一度やめた業界に戻るのって、なんだか後ろめたいというか、辞めた会社やお店にも申し訳ない...みたいな気持ちあるじゃないですか。

ところが、実際にコーディネーターの仕事をリスタートしてみたら以前やってた業務とは全然違う部分もあり新鮮で、最近のインテリア事情や商品を知るのも楽しくて楽しくて。今ではどっぷり復帰して、また学び直しているところです。

改めて....小宮さん、subsclifeの皆さん、いつも有難うございます!!!このご縁がなければインテリア業界に戻っていないし、開業もしていなかったと思います。めちゃくちゃ感謝しています!(三分の一くらいは伝わりましたか?)

あ!最近、小宮さんの素敵なインタビュー記事が出たから読んでほしい...


また、以前勤めていたケータリングサービスfuoriclasse(フォリクラッセ)さんからはコラム記事の執筆のお仕事を頂いたり、ケータリングやイベント業界との繋がりで月刊イベントマーケティングさんで取材記事を書いたりと、ご縁が復活してきています。

一度疎遠になった友人も何故か最近になってから頻繁に連絡を取ることが多くなり、只今ご縁復活キャンペーン実施中です。
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そんな最近の状況を思えば、もう戻らないぞ!みたいな覚悟ってもしかしたら要らないのかもなーと考えるようになりました。

一度情熱を傾けたことから離れるのって結構勇気が必要だったり「決別」みたいな気持ちになりがちですよね。でも今こうして頂いているご縁を考えると「バイバイ、またね」っていうくらいの気持ちで去っていく感じで良いのかも、と。

もし、何か新しいことを見つけて、今まで培ってきたものから離れるべきか悩んでいる人から相談されたとしたら「大丈夫だよ。縁があればまた繋がるよ」と伝えたいと思っています。

心地よく暮らすを考え、伝えたい

今後さらに力を入れていきたいと思っているのは、心地よい暮らしはどうやったらつくれるのか。自分に合ったインテリアをどう選べばよいのか、といった発信です。

私がインテリアに携わり始めた頃に比べて、今はものすごく選択肢が広がったなーと思います。しかも安くて質が高いものが増えて最高です。

家具のメーカー、ブランドの数も商品数も多くなり、購入以外に「借りる」という選択肢も現れてきました。家具のサブスクは本当におすすめです!これは話すと長くなるのでnice and warmの記事を読んでいただけると泣いて喜びます。


10年、20年前に比べて私達が手に入れられるインテリアの種類はものすごく増えています。ところが、インテリアの選び方ってまだまだ浸透していないのかな、と思う場面も。というか、選択肢が増えた分選ぶのめちゃくちゃ難しくなったと感じます。

家具やインテリアは住まう方によって最適解が異なるので、ズバッと「こうするのがベストやで!」と言いづらい感じなのですが、多くの方に共通することもあるので、この辺をわかりやすく伝えていけたらと思います。

リモートワークが多くなって、自宅で仕事をすることによりストレスを抱えている方も少なくないと思うので、そういった方へ向けて環境改善のサポートもしていきたいな、と考えています。

大事にしたいことと、これから

正直言って、これまでの40年は意識がなかったくらいぼんやりしていた気がします。その時々は必死に考えたりもがいたりしているんですが、どこか夢の中というか、「頑張ってる私!」に酔ってるところもあったと思います。

思い返すとめっちゃ恥ずかしいです。

今、「記憶 消す 方法」でググりました。

それはさておき、今はなんか視界が開けた感がありまして。これは先に書いた「どうにもならん事がある」と理解したり、それなりにイタイ目にあったからかもしれません。

まだまだ未熟で学ぶべき事はたくさんありますが、40年生きて来て、絶対に大事にしたいと思った事が3つ。

「真摯に受け止めること」
「素直でいること」
「正直であること」

思い返してみれば、大失敗をした時や誰かを傷つけてしまった時、または大きな後悔をする時は、だいたいこのうちのどれかを守れなかったのが原因でした。

まだ時々忘れて失敗してしまうかもしれないので、ここまで読んでくださった方、私がこの3つの何れかを守れてないと感じた時はレンガで殴ってください。(グレッチでも可)

と、ちょっと長くなりすぎましたが、身体を大事にしつつ、真摯・素直・正直を忘れずにこの先も精進してまいります!

どうか今後とも、宜しくお願い致します。

読んでくださり、ありがとうございます! シェアや「スキ」していただくとめっちゃ喜びます!