*「障碍」しょうげ
物事の発生や持続を妨げることを意味する仏教用語。また、悪魔や怨霊などが邪魔をすることでより悪い意味もある。
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「奴隷仲間」「刑罰」「過酷な状況」などの言葉から、どんな場面のどんな境遇かは想像がつく。
本文にあるように、「そこ」が不幸だと、外見はそう見えるだろう。中に居る者達は、一時一時の苦痛を癒すために、その都度藁に縋るだけで不幸と思う暇はないのかもしれない。
「思考の中で真空に堪えつづける気概がなければなるまい。」と書かれていた。
堪え続けるか、想像力で苦痛を払拭するか、魂の浄化はないと考えるか、魂の深い内省部分を咎めることを浄化とするか、である。
人間の思考は絶対的であり、
幸福や不幸という状況はない。