ノートを取れない。「話を聴きながら書く」なんて、至難の業

ワーキングメモリが小さくて、聴覚での情報処理が苦手なADHDの俺にとって、授業や会議やOJTなんかで、人の話を聴きながらメモやノートを取るなんて、本当に至難の業だ。

ADHDの人がみんなそう、ってわけじゃないだろうから、俺みたいなやつは少数派なのかもしれないけど、

・自分がどうしてノートを取れないか(理由)

・どうやって解決していくか(対策)

を日々考えているので、ちょっと文章化してみたいと思う。


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まず理由は明確で、

・ワーキングメモリが足りないので、そもそも話を聴いているうちに、それまでの話の内容がわからなくなる(忘れる・覚えていられない)

・処理速度が遅いので、手書きでもタイピングでも、話の展開に追いつかない

・「書く」ことに意識を使うから、その間ちゃんと聴けてない

・話を聴きながら、頭の中で「どんな意見を言おうか」とか考えていて、そもそもちゃんと聴いていない

他にも理由はあるかもしれないけど、とりあえずこんな感じ。


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対策はいくつかあるけど、

①ゆっくり話してもらう、繰り返し話してもらう

【メリット】

・多少追いつけるようになる

【デメリット】

・話者にとっては面倒

・結局、聴きながら他のこと考えたりするので、そもそも解決になってないことがある


②録音して、あとで再度聴く(自分で文字起こしする)

【メリット】

・記録に残る。何度も聴けるので、内容を全部拾える

【デメリット】

・聴き直したり文字起こしするのに、時間がメッチャ掛かる

・話を録音されるのが嫌、って人もたぶんいると思う


③口頭じゃなく、文章でやり取りさせてもらう

【メリット】

・記録に残る

・俺の場合、文章なら大丈夫

【デメリット】

・「話したほうが早い」「読み書きするの疲れる」って思ってる人が多数派(たぶん)

・「会議じゃなきゃダメだ」「対面・会話は大事」って考えてる人が多い


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自分でいろいろ書き出してみて、やっぱり対策は難しいなと思う。

②録音・文字起こし

なんかは、自動で文字起こししてくれるツールがあればいいんだけどな、って思うんだけど、技術的にはまだ難しいんじゃないかな。

Google Meetは自動字幕あるけど、英語だけだし。


結局、自分の能力に見合った仕事をして、

自分の特性を理解してくれる友人たちとコミュニケーションして、

苦手なことは無理しない、ってことに落ち着くのかな。


もう少し発見や気づきがあれば、また書いてみたいと思う。

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