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真実の愛を求めて

人は愛を求めて人生を歩んでいく。
愛に囚われて人生を自ら苦しいものにしてしまう。

太宰治は愛を求めていた。
太宰は、津島家の末っ子として生まれた。
望まれて生まれたわけではなかった。
母は太宰に冷たかった。
太宰はモテた。
愛を手に入れられたと思った。
でも、太宰が求めた愛は手に入れられなかった。

太宰は芥川賞の受賞に執着する。
きっと、母が芥川賞に好感的な発言をしたのではないか。
芥川賞を受賞できれば母に認められると思ったのではないか。

太宰が欲しい愛は手に入れられなかった。

溢れた愛情

親に愛されなかった人間が間違った愛を注いでしまった時、
「親の愛」を勘違いしてしまった時、
子供は不適合を起こしてしまう。

子供が入学前のこと。
近所の子供が集まる公園があった。
都会の公園で交通量の多い道路に隣接している。
公園も小さいため、そのためボールは使えない。

ある日、公園に着くと騒然としていた。
「この子は悪くないの。私が悪いの。」
誰も何も言わない。
その子は機嫌が悪そうだった。

その親は子供は怒らない方針だった。
私が自分の子供に遊具の遊び方で
「その使い方は危ないからやめてね。」
と注意する。
すると、その親は
「子供のすることなんだから。」
とかわいそうな表情をしている。

その子は公園でボールで遊んでいた。
親の目を盗んで持ってくるようだった。
親が注意しても、周りの大人に注意されても関係ない。
事故が起きなければいいけど、みんな心配していた。

心配していたことが起こる。
ボールが道路に出て、飛び出す。

「この子は悪くないの。私が悪いの。」
私はこのタイミングで公園に着いた。
知り合いのママに
「大丈夫?」
と聞くと、
「けがはないから・・・」
と帰って行った。

この親子は入学のタイミングで引っ越して行った。
その後どうなったかはわからない。

あの子はどうなるのだろう。

真実の愛を受け取れたもの

カマたくとパックンが出演している、ABEMA Primeの動画を見た。
歌舞伎町タワーのジェンダレストイレについての回だ。

カマたくはジェンダレストイレを必要としたことがないという。

パックンの知り合いの子供がLGBTだという。
親が子供のことを「彼女(she)」、「彼(he)」とも呼ばないで欲しい。
男子トイレ、女子トイレどちらかを選ばなければならないのは苦痛なのだと言う。

それって親がLGBTである子供を受けいられない。
社会が受け入れるなら、自分も受け入れられる。
そして、子供は親の関心を得られて一緒に活動する。
だから、社会が変われと言うことではないかと思う。
モンスターペアレントに似ている。

私は、カマたくをはじめて知った。
どういう人なのか知りたくて動画を見た。
物事の本質をわかっており、ユーモアのある人だわかった。

幼稚園で
「女の子になりたーい!」
と言ったことを心配した先生が母親に連絡したそうだ。
「あなたはあなただから」
と言われたと言っていた。

結局は親子関係なのだ。
理想の子供を求めるのではなく、
子供のありのままを受け入れる。
だから、子供は自分を受け入れられる。

だからと言って子供の要求をすべて受け入れることは間違いだ。
周りを自分に合わせようとしてしまうのだ。

親が子供をどう愛するか。
それが子供の人生を左右する。


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