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スカーレットオハラに憧れて

ある日、義母からあるDVDを渡された。
「これいい映画だから見てちょうだい。
私の大好きな映画なの。」
と渡された映画が「風と共に去りぬ」
私は心の中で
「あー、やっぱりかぁ。」
と思った。

1939年、アメリカで公開された「風と共にさりぬ」
時代はアメリカ、南北戦争の頃。
主人公スカーレット・オハラの生き様を描いている。

この主人公スカーレット・オハラが曲者だ。
美人なことをいいことに、自己中心的な振る舞いをみせる。
下手をすれば自己愛性人格障害なんじゃないかと思ってしまう。

だが、多くの女性が彼女に魅せられる。
ビビアン・リーという絶世の美女と言って過言でない女優が演じる。
「強い女性像」を彼女に学んでしまった。

身近にいるスカーレット・オハラ

私は毒親育ちだ。
なぜか、スカーレット・オハラに格下認定される。
それだけならまだいい。
何でもいうことを聞くと勝手に思っている。
「NO」を言わないと思っている。

スカーレットは、基本的に周りは自分のため動くと思っている。

だが、自分のために動かない人間がいることを知っている。
自分のために動かない人間には嘘をつく。
いや、嘘ではないのだ。
本人はそう思っている。
自己評価が高いので、周りと感じ方が違うのだ。
パラレルワールドの話をしているようだ。

スカーレットは、私のような人間が「NO」をいうことは許せない。
だから、悪い噂を流す。
真実は一つだが、感じ方は人それぞれ。

スカーレット・オハラに憧れて自己中心的になるのか、
自己中心的な自分を正当化するために、スカーレット・オハラを
神格化するのか、私にはわからない。

身近にいるスカーレット・オハラと接していて感じること。

玉座にいるスカーレット。
そこから見る世界しか信じない。
自分のために地球は周る。
上げ膳据え膳。
でも、現実を理解できていない。
だから、幸せになれない。

自分軸と他人軸

どこにでもいる自分しか見えない人。

「今回は、〇〇禁止です。
××の可能性があるのでご協力ください。」

こんなことを言われたらスカーレットは激怒してしまう。
いつもはいいじゃないか!
私の権利を奪う気か!
とか。

自分軸を勘違いしている。
自分軸という考え方がある。
他人に合わせてしまって、自分を蔑ろにしている人への考え方。
明日予定があるのに、飲みに誘われてしまったとき、
断れない人への自分を大事にしていいんだよというアドバイスだ。

もしスカーレットなら
「今日はみんなで飲みにいきましょう!」
と突然言い出し、断った人間に対して
「非常識!」
「付き合いがわるい!」
というだろう。
また、まえから決まっていた飲み会を
「やっぱり、私はいけません。」
とかいい出す。

「風と共に去りぬ」は黒人奴隷を正当化している?

「風と共に去りぬ」は黒人奴隷を正当化しているという風潮があるらしい。
そのため、多くのストリーミングサービスで配信停止中だ。

私は変な妄想をしてしまう。

セレブなカリフォルニア女子が
「うちのおばあちゃん黒人奴隷使ってたんだって。
イケてないから、そういう映画は見せないようにしよ!」
なんて理由なんじゃないかと
スカーレット・オハラ被害者は邪推してしまう(笑)。


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