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凡人、一級建築士を目指す♯15「マインドセット⑤最後まで諦めない。その1」


マインドセット=個人の考え方、価値観ということで、私の【試験勉強に関するマインドセット】を以前紹介した。(▶凡人、一級建築士を目指す♯8「マインドセットの影響」|miy #note)

①勉強時間を固定しない。
②授業を有効に活用する。
③漫画を控える。(読まないではない)
④今年絶対合格する。
⑤最後まで諦めない。


①から順に解説してきたが、今回はやっと最後、⑤最後まで諦めないについて紐解く。


「最後まで諦めない!」
スポーツ漫画の、強豪校と対戦し奇跡的にマッチポイントまでいったときに出てくる台詞だ。
「青春だな…」
という声が聞こえてきそうだが、これは一級建築士試験の意気込みに加え、30代手前の(青春とは言い難い)実現目標だ。

たしかに私は、スポーツと同じニュアンスで使っているところがある。
小学校から高校までバレーボールをやっていたため、脳筋も少し備わっているのかもしれない。

ただし今回もちゃんと勉強のことに関してなので、呆れないでほしい。

試験が終わるまでは、諦め誘発ポイントが本当にたくさんある。
ただし、乗り越える方法もたくさんあるので紹介していこうと思う。

【諦めポイントと乗り超えかた】

その1。普段の勉強や授業

とにかく、勉強ばかりで全然遊べない。
平日は仕事が終わってから寝るまで勉強。
休日は学校。
ストレス発散しようにも、学費を払っているためお金もない。
授業に関しては、毎回やるテストで20人くらいのクラスの中の、決まって19位か20位。
笑えるくらい残酷な日々だったが、一つだけ胸を張れるものがあった。

勉強時間だ。
テストの結果と同時に、クラスの他の子の勉強時間も張り出される。
私はクラスの中でもダントツだった。
自分は特別頭がいいわけじゃない。でもコツコツと続けることはできる。
自分の長所に気づけたお陰か、(順位にはため息しか出なかったが)「諦める」という言葉は脳内に浮かばなかった。

その2。模擬試験

これについては皆思いあたるだろう。
今年の受験生が大勢受けるので、点数はもちろん、順位や偏差値まで出される。
結果が悪かったり、伸び悩みがあるともちろん落ち込み、直前模試なんかで合格点に届かない…なんてことがあったら何もかも投げ出したくなる。
私もそうだった。

しかし、挫けないために覚えておきたいのが、人によって伸び方は違うということ。
他人と比較するより、自分には何が足りないか、どこまでできていて、どこに比重を置いて勉強すれば良いかを見つけるための模擬試験だと思って欲しい。

実際、私の試験直前の模擬試験では学科Ⅲの法規が、足切り点に達していなかった。
気づいたときには絶望した。
法規で落ちる!!

どうしようと考えたが、法規の根本が分かっていなかった私は、試験前1週間の勉強時間のほとんどを法規の「基礎勉強」に当てることにした。

ずいぶん思い切った行動だった。
私はビデオ講義を何度も見返し基礎をやり直し、できる限り暗記をした。
「法令集を持ち込めるのに暗記?」
と思うかもしれないが、普通の人でも時間いっぱい、なんなら最後まで解けなかった、なんてこともよくある試験。
私の感覚では、3割程度は暗記で解くのが必須条件だと思っている。

特に法令集を引くのが苦手だった私は、基本事項と法令の大まかな仕組み、法改正部分(狙われやすい)をぎりぎり覚え、試験に臨んだ。

実際の試験では、30問中10数問は時間に見切りをつけ、法令集を閉じ、記憶の中から問題を解く戦略に走った。

結果、学科Ⅲは20点。
あそこで諦めなくて良かった。
直前時期の気づき一念発起が無ければ、この結果は得られなかったと思っている。



(長くなってしまったので次回につづきます。)

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