英国イチ美しい湖の水で作られたジン

みなさまこんばんは。特集のお時間がやってまいりました。何をご紹介しようか悩みましたが今回はコチラ

2014年にリリースされてから今まで世界的なコンペティションで入賞し続けている麗しき『Silent Pool Gin』をご紹介致します。本記事をお読みいただき、少しでもお酒に興味を持っていただけたら嬉しいです。

SILENT POOL GIN

なんと美しいボトルでしょう。早速スペックをば。

タイプ：ロンドンドライジン

生産国：イギリス

容量：700㎖

度数：43度

使用ボタニカル：（多いのでよく見てみましょう）

アンジェリカ・ベルガモット・ビターオレンジ・カルダモン
カシア・コリアンダー・クベバ・ギニアショウガ
蜂蜜・ジュニパーベリー（ボスニア産）
ジュニパーベリー（マケドニア産）・リコリス
オリス・カモミール・エルダーフラワー
カフィアライムリーフ・リンデンフラワー
ローズペタル・ラベンダー
ライム・オレンジ・洋梨（フレッシュと乾燥させたもの）

ベーススピリッツ：小麦

ボタニカルが24種類も使われていますから、複雑な風味が楽しめるのは間違いなさそうです。より深堀情報を。

ボタニカルを3通りの方法で蒸留

ボタニカルが24種類も使われているので、一緒くたに合わせて蒸留したらそれぞれの特徴が生かしきれません。そこで取り入れたのは、それぞれのボタニカルに合う蒸留法で別々に作りブレンドしています。

①浸漬法…ベーススピリッツに漬け込む方法。漬け込み時間は24時間。主に油分が多いボタニカルに採用されます。

→アンジェリカルート・ベルガモット・ビターオレンジ・カルダモン・カシアパーク（桂皮）・コリアンダー・クベバ・ギニアショウガ・蜂蜜・ジュニパーベリー（ボスニア産）・リコリス・オリスルート

②ジンティー法…ボタニカルを粉砕し、ティーバック状の袋に入れて浸漬する方法。蒸留前に袋ごと取り出しておく事が肝要です。油分が少ないボタニカルに採用されます。

→カモミール・エルダーフラワー・こぶみかんの葉・リンデンフラワー・バラ

③ヴェイパーインフュージョン法…蒸留器内のバスケットに入れ、アルコール蒸気を通して香り付けする方法。繊細なフレーバーを持つボタニカルに採用されます。

→ラベンダー・ライムピール・オレンジピール・梨（生）・梨（ドライ）など。

ーーーーーテイスティングコメントーーーーー

■香り…ハーバル、フラワー系の香り、ジュニパー等も優しく調和している。口にふくむと、シナモン、カルダモンの上品な香りが拡がる。

■口当たり…非常に柔らか。口の中で転がしていると、心地よいスパイシーさが拡がる。

■味わい…ハチミツの柔らかな甘さと、カルダモンのスパイシーさの調和。適度に厚みもあり、バランスが良いです。

■余韻…ラベンダーやバラのフローラルさが残ります。最後まで、一貫して上品。

サイレントプールの名前の由来は、仕込み水の採取場であるサイレントプール湖が由来。石灰層でろ過された湧き水によって青く澄んでいるそうで、ボトルデザインもその澄んだ美しい水色（すいしょく）を表現しています。エメラルドグリーンのボトルはサイレントプール湖がどんなところなのかな、と想像が膨らみます。

私が最初にこのサイレントプールを見かけたのはロンドンのバーでした。もうずいぶん、前の話ですが味わいが本当に華やかで新しい風が吹いた気がしました。５月の気持ちの良い優しい風みたいなジンです。ボトルデザインが印象的なのと、キャップが開きにくいことも印象的で(笑)。ちなみに今は改善されていますよ。扱いやすいのでご安心くださいね＾＾

クラフトジンの人気は止まることなく今はもう定番化してきていますね。たくさんある素晴らしいお酒の中から、あなたに合うお酒を探す旅に出ませんか？

次回もお楽しみに＾＾

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