Brand of Blood の世界設定
Brand of Blood
これは血で血を洗う争いに付けられた俗称である。
ゾンビ化し滅亡した小国、ヴァルステリア王国から現れた「不浄の軍団」。
軍事用武器開発企業「MAD&DAM社」。その両者が交わり激しい戦いが始まった。
「不浄の軍団」はMAD&DAM社の総帥を倒すことを目指して行動し
「MAD&DAM社」は不浄の軍団が所有する超エネルギー体「エナジークリスタル」の回収作戦を実行する。
「不浄の軍団」
MAD&DAM社内の一部署「兵器開発研究所」で行われた「無敵の兵士」を生み出す研究、「インビンシブル・デストロイヤー計画」の生態サンプルとして実験対象にされた王と国民がその正体である。
ヴァルステリア王国の国王”ヴィクター・レイ・ヴァルステリアⅦ世”は外交の場で、敵対する大国から来訪したMAD&DAM社総帥”J・J”との間で起きたトラブルが原因で逆恨みを買い、MAD&DAM社の餌食になった。
まずはヴィクター王が実験対象となり、その他国民にも徐々に生体実験の被害が拡大していく。
一気に知能を無くした者、知能は残したまま怪力を得た者など実験の影響はさまざまである。
軍勢は主に刃物や鈍器などの武器を使用するが、一部鍛冶師による専用武器を装備した者も居る。
実験の結果、念動の力を得たヴィクター王を中心に急速に反乱軍が結成され
彼らは総帥J・J打倒を目指して歩き始めた。
その様子を観測した「MAD&DAM社」はこの群れを「不浄の軍団」と呼び罵った。
「MAD&DAM社」
世界各国の軍への武器の売り込みと、受注開発を目的とした武器開発企業。
武器開発及び供給の関係性から各国と繋がりがあり、政治家とのパイプも強く、闇取引や非人道的な実験を行っていても経営には何ら問題ないようである。
「インビンシブル・デストロイヤー計画」は複数の方向性から進められた。最終目標は人間を兵器化する事である。
この計画が達成された暁には、従順で人知を超える能力を有する兵士を各国に売る事ができるからだ。
最初の人体実験は兵器研究所の所長Dr.カサンドラを中心に進められた。
その内容は、カリスマ性を残しつつコントロール可能な別人格を植え付ける実験として精神に干渉する薬や装置の効果を浴びせ続けたり、動物のDNAを組み込んだりと様々である。
その後、世間は異例のニュースに驚くことになる。
突如ゾンビを従えた軍団がヴァルステリア王国跡地から出現したというのだ。
ヴァルステリア王国は世界的に評価が高い国だった為このニュースの衝撃は大きかったようである。
事件が本物である事が国連で確認された後、ヴァルステリア王国跡地は完全に封鎖された。
対応には国連の推薦でMAD&DAM社が担当する事になった。
事件後にMAD&DAM社は、独自調査によって
「不浄の軍団」が古代アーティファクトの「エナジークリスタル」を所有しているとの情報を得ていた。
更なる武器開発のため「MAD&DAM社」は「不浄の軍団」を迎え撃つ。
だがこの戦いは全て「MAD&DAM社総帥J・J」によって意図的に引き起こされたものだった――
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