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ザ・セカンドの感想

※本文はいつもお笑いの話をする先輩にLINEで送ったお笑い賞レースTHE Second の感想です。 かなり好き勝手言ってますが
これも私の意見なのでアリっちゃアリかなと

〜以下本文〜

投票のシステムが良く作られてて面白かった
ネタ時間が6分で
正直長いし5分位でやめた方が得なんじゃないかと思ったんですが
そうでもなかった
(三四郎が5分でやめたのが良かったり
逆にマシンガンズが6分30秒ギリギリまでやってて高評価に繋がったりしていた)

*個人的に三四郎の漫才が好きではないので
感想に反映されてるかもしれません。
ご了承下さい。

『金属バッド』
1本目
ワクチンの所が最高に面白かった。
デブのニューバランスやレアチャーシューと紫玉ねぎのラーメン屋みたいな
ワードが面白い+吉本所属のため
場数による漫才のうまさで
ビビりました。
一回戦の金属バット対マシンガンズだけ見たらギリ金属バットの方が良かった。


『マシンガンズ』
1本目
マシンガンズの長いネタ見たことなかったので衝撃だった。もともとある短い小ネタに
ザセカンド用のアドリブ小ネタみたいなのを西堀さんが要所要素で繰り出すので
客からしたら今回限定のオリジナル漫才見せられてる気分になる。
その辺が高評価の理由だったのかもしれない。
中身で言うとはしゃぐ滝沢さんに対して
西堀さんが戒める一言『あんまり伸び伸びやるなよ』みたいなのが面白かった。
とにかく目の前の客を笑わすという魂を感じた。


2本目
裏でエゴサーチしたら『金属バッドがかわいそう』って所が爆発してました。
賞レースでほんの5分前の出来事をネタに入れるのは凄いし3本通して1番面白かったです。
このネタ見れたから金属バットに勝って良かったと思えました。
Yahoo知恵袋の所も良かった。
アンバサダーの松本人志さんが
カンペ出したことに眉をひそめてましたけど
なんかネタ中にカンペ出したりするのは
駄目だとする人は一定数居ますよね。
多分1番うるさいのは芸人なんすよね
それは良くないみたいな
客は以外と気にしないのかも
そんなことを思ったす

3本目
『優勝させてくれ』とか
『ネタがない』ってのを間に受けられて
低評価に繋がってしまったが
ガンガン笑い取ってるのが恐ろしい。
こんだけ笑い取ってるのに大会最低点なのは
ある種の賞レースに対するアンチテーゼなのかも知れないです。
この大会はギャロップが1番面白かったけどマシンガンズの大会って感じです。
お笑いファンに新たな見方というか
賞レースなんだけど賞レースだけじゃないんだなって改めて思った。

このネタを冷静に見直すと
確かにグダってるなとか
ライブで見てた時より数倍面白くないんだけど、ライブ見てる時は面白いし圧力感じた。
見直したらギャロップがどう考えても優勝なんだけど
『もしかしたらマシンガンズが勝っちゃうかも?』って気持ちがあったのが凄い。

実際見てる客はもっとそう感じたと思う。


『スピードワゴン』
比較的営業ネタ的なものが多かった大会なのでコントチックな物語のあるネタを見れて嬉しかったし面白かった。
三四郎が好きではないので
スピードワゴンに勝ってほしかったし
作りも良かった。
物語途中で井戸田さんが入ってくる所が面白かったし、井戸田さんの身内ネタ(安達祐実を匂わすボケ)が凄くウケてたのはやはり
お笑いファンが審査しているからなのかもしれない。
面白かった。

三四郎
1本目 しょうもない
2本目 しょうもない

とにかく本大会におけるお笑い固有名詞で笑いをとる三四郎と客の手の握り合いが
気色悪かった。これは私の個人的な意見だが
お笑いファン笑わしてもしょうがない
お笑いを知らない人を笑わさないといけないのだ(漫画ブルージャイアントの主人公も似たようなこと言ってます)
ということでお笑い固有名詞ボケは面白くないし、建設的じゃないので
私は『ダメだこりゃ』と思いました。
ちなみにですが
ネタ見直した所 全組通じてお笑い身内ネタは使ってるっちゃ使ってるし
金属バッドもTKOとかザマンザイとかの名前を出しているのですが毒気でスパッと切る感じで 三四郎的な後付け説明までして
笑い取ろうとする気色の悪さがないのが
笑いに繋がるポイントではないかと分析しております。


『ギャロップ』
全ネタ通してエグかった
ダントツの優勝だと思った。

1本目
ハゲネタ ギャロップが長年積み重ねてきた
ハゲネタにブラックマヨネーズ的な神経質心配性的な漫才(つっこみの提案に対して
『そんなことしたらこうなる』みたいな
もののやり合い)
は関西芸人の伝統芸(去年のmー1のさやかもこのパターン)
すなわちハゲネタ+関西お笑いの技術であります。
これは凄いネタでした。
1番笑いました。

2本目
ハゲネタの似たようなパターンでくると思いきや まずハゲを断捨離してきたギャロップ。まさかの電車あるあるネタ
そして一回戦同様のブラマヨパターンのネタ
めちゃくちゃベタで王道のしゃべくり漫才で
それが良かったのかも。
やっと普通の料理出てきたみたいな感じでした。
今までは面白いんだけど個性の強い
料理だったんですよ。
だからか大笑いです。


3本目

相当フリの長いボケをやっていたが
それまでのつかみの部分や
そんなにウケなくても良い部分でバンバンウケてたのでビビった。
こういう振りが長いボケって
長い中でも途中途中で小笑いみたいなのが取れると客に見放され辛くて良いですよね。
ただあのツッコミの人の感じだと
本当ならもっと早くキレてますよね。
顔も怖いし、あんなに我慢出来る顔じゃないですよ。そこは少し違和感あったっす。
お前、そんな優しくないだろ
みたいな。







『テンダラー』
1本目
ザマンザイで爪痕残した浜本さんが
アメリカのアニメっぽい動きするネタのパターンなんですが
やっぱザマンザイで見たやつが1番面白いんですよね。
つかみで『30年近く漫才やってるから若い子におっさん言われるんです〜』って言って
なんかベタな古くさいゼスチャーして
ツッコミで白川さんが『ほんま古いな!』
って流れがあるんですよね。
何ですけど そのボケ以外の所も
本当に古いんですよ、ボケの感じとか
だから『これはボケなのか?それとも古いのをあえてやってるのか?』ってのが一個疑問でありました。私の予想では純粋にテンダラーの感性がちょい古いんかなって印象であります。
例で言うとそもそものネタが
本屋で手が触れ合って『あっ』みたいな
マジで昭和の恋愛でしかないシチュエーションじゃないすか? これお笑いのネタなベタ設定としては理解できる人も居るんだろうけど(特にお笑いやってる人、お笑いファン)
それ以外は『は?なにそのシチュエーション?』ってなる人も多いと思うんすよね。
私も個人的に『まだそんなのやってんの?』って思いました。
細かいですがこういう所でテンション落ちるんですよね。
確かにおじさんが若者に媚びて若いネタに寄せるのもどうかと思うんすけどね
だから浜本さんのちょい古いアメリカの漫画的表現はおもろいんですけど
ネタ設定の古さは微妙みたいな
評価になっちゃうんすよね。
細かいすけどそんな感じです。
でも面白かったです。


『超新塾』
1本目
・相変わらずサンキュー安富の使い方が見事。
サンキュー安富は爆弾なので
大ボケ一発以外でしつこく使うと良くないです。基本点取るのはアイクなのです。
どのネタでもそれは守られています。

・ブー藤原はボケてないしほとんど台詞もないので素人が見たら『要らないのでは?』と思うのですが、その考えは愚かです。
彼は名前の通りドリフの高木ブー的存在なのです。すなわち安心感ですね。
いるだけで良いのです。生きてるだけで価値がある。

・私が個人的に好きなのがタイガー福田です。タイガー福田はどのボケにも顔を出してきます。サッカーのボランチの様な存在です。
そしているだけで超新塾がオシャレでエモくなるんです。みうらじゅんがいると番組がエモくなる、ワンランク高尚になる感じと似ています。タイガー福田が居なくなった超新塾はダサい地下芸人と言っても差し支えないと思います。
・イーグルはツッコミするために声も犠牲にした職人です。ツッコミし過ぎて声がガラガラです。かなりシリアスな男です。
彼の声と衣装のロックな感じがマッチしていますね。
面白かったです。


『囲碁将棋』

1本目
以外と口が悪い囲碁将棋
モノマネをやると言って根建さんが怒ってやらせない。口喧嘩が面白い。
ただアリアナ・グランデはそんな面白いか?と思いました。
こういうネタ構成って高ランク向けと言うか
モノマネやるって言ってやらないから
『モノマネいつやるんだ?』みたいなもどかしさがずーっとあって、ちょい気持ち悪さがあるんですよね、それでも笑えたので
凄いなぁって感じす
身長デカいからかな

2本目
飲食店やりたいネタ
囲碁将棋は2本目のネタの方が好きです。
『国道で8トントラック止めれるラーメン屋やれ』は爆笑
ギャハハです。
運動部向けの惣菜パン屋は老夫婦が若い高校生みたい特殊性癖ってのも爆笑
ガハハです。
それぞれの飲食店に対する囲碁将棋の切り口がしっかり性格悪く最高ですね。



〜了〜

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