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君の瞳に映る世界。~Travis Japanデビューコンサート備忘録~

Travis Japan Debut Concert Tour 2023
THE SHOW ~ただいま、おかえり~

一生で一度のTravis Japanのデビューコンサートが幕を閉じた。つい先日幕が開いたところだと思っていたのに、あっという間にオーラスを迎え、「まだ思い出にしてたまるか」と若干時の流れに抗いながらも、しっかりと心の中に尊い思い出として刻み込まれている。

それでも思い出は生物だから、鮮度の落ちない内にちゃんと書き留めておきたい。この感動は、どうしても未来に持って行きたいもの。
(なんだけど、既にツアーが終わり日常生活を生きる中で、確実に鮮度が落ちてきているので、その点ご容赦ください)(空中土下座)


~OP~

・The Show
ツアータイトル通り『The Show』で幕を開けたデビューコンサート。アメリカ、宇宙、そして日本。空飛ぶ車で会いに来てくれたTravis Japanのど真ん中で「ただいま」とクールに放った宮近くんと、その言葉に答えるように響いた割れんばかりの歓声は、きっと一生忘れないと思う。渡米が決まった時も渡米中も、何度「帰国後初のコンサートで‟I'm back here.”を聴きたい」と願ったことか。そんなド直球の選曲にたまらず叫んだ。開演間際まで「声の出し方とか忘れちゃってるかも…」なんて笑っていたけど、声って出そうと思って出すもんじゃないね、出るね。
タキシードもゴージャスな黒のコートも空飛ぶリムジンも、これでもかってほど様になる。今ここで7人に逢えただけで涙が込み上げてくるし、一人ひとり大きなモニターに映る表情がギラギラ輝いていて、前に会った時よりも更に凛と大きなオーラを纏っているような気がして、そのあまりのかっこよさに頭を抱えた。嗚呼、この日のために今までがあったんだ。人生で一番かっこよさに泣いた瞬間だった。
(そんなバチバチにかっこいい中、ちゃんと車の動きに合わせてハンドルを切る宮近くんはハチャメチャに可愛かったし、毎度毎度かっこよく煽るしめちゃんを宮近くんがじっと見つめるなどしめちかがしめちかしていて、ふふっとなってた)

・PARTY UP LIKE CRAZY
空飛ぶ車が地上に降りたらパリヤ!皆大好きパリヤ!
不思議とイントロが流れるだけで去年の春に舞い戻ったみたく、渡米一発目のWODのドキドキした緊張感や高揚感、アメリカに居る彼らから貰った抱えきれないほどの大きな夢とか幸せだとか、ちょっぴり不安だったときのこととかも、胸いっぱいだったあの感覚が鮮明に蘇る。このパフォーマンスもやっと生で観られるんだという感動と、ファーコートを脱ぎ捨てタキシード姿で花道にのびるレッドカーペットを颯爽と歩いてく7人の顔付きに、またまた涙が止まらなくなる。世界の様々なステージで披露してきたパリヤだけど、トラジャだけのために作られたこんなにも華やかなステージで歌って踊るパリヤは格別だった、ような気がする。
私やっぱりパリヤが好きだ。振り付けもメロディーも歌詞も、その出逢い方もなにもかも。いつかお洒落なMVとか見てみたいなとか思っちゃう。

・JUST DANCE!
そして『JUST DANCE!』。これでもかってほどド直球なセトリ、好きに決まってる、そりゃ声も出る。ここまでの3曲で「行ってらっしゃい」ってアメリカに送り出して、アメリカで挑み続ける7人を祈るような想いで応援して、「おめでとう」「ただいま」って涙を流している今この瞬間まで、全部がギュっと詰まっている。こんな最高潮なOPがあるか。そんなバカでかい感情を抱きながら、"feel us catching like a fire, come on"で、全身から「楽しい!!」が飛び散りそうなくらいノリノリで如恵留くんと顔を合わせる宮近くんだとか、"When you get that feeling"からシンメになるのえちゃかだとか見ちゃうもんだから、また泣けてきちゃう。"That's the way I feel better〜"のしめちかも毎回食い入るように見ては「はぁ、生だ」と痺れていたな。これまでずっと画面の中でしか見たことなかった曲だからよりいっそう、コンサートで自担ばかりを目で追ってしまう楽しさを噛み締めた。
(そうそう。一度センステ上手側に入った時に見た、客席に体を向けた瞬間のうみちゃんの優しい表情も素敵だったな。柔らかくて愛おしさが満ちていて、胸いっぱいだった。)

・挨拶
Travis Japan、これでもかってほど踊る人たちだってことは知っていたけれど、まさかの挨拶まで踊る。挨拶している人以外、バックで踊りながら花道を進み、メンステまで移動する。挨拶まで"THE SHOW"。最後の宮近くんと一緒にピロブンダンスを数回踊った後、クルっと赤い緞帳の方を向いて両手を広げたかと思えば、「お上手」なんて言うんだ。多分おばあちゃんになっても、天国に行っても自慢しちゃう。私の好きな人、本当ミッキーみたいでさあ、普段はとっても照れ屋さんなのにステージに立つと「お上手」とか言っちゃうんだよ。

~ACT1 Hollywood~


赤い緞帳が開くと、あれここは帝劇?はたまたブロードウェイ?天まで届きそうなほど高い階段、赤い煌びやかな衣装を身に纏い、ショーウィンドウに飾られたマネキンみたく美しくポーズを決める松倉くんにうっとり見惚れて、一瞬時が止まった気がした。憧れのブランドのショーウィンドウに飾られたドレスにドキドキしちゃうあの感じ。オタク心も乙女心もめちゃくちゃくすぐられて、あの瞬間を切り取ったオブジェとかあったら買ってしまう。それくらい好きな演出。このワンシーン一つでHollywoodに誘うトラジャ、正真正銘、エンターテイナーだなと思う。

・夢のHollywood
イントロが流れた瞬間「だよね!ですよね!」ってまたもドストライクな選曲にもう成す術もなく自分がトラジャ担であるこの事実を全力で楽しんだ。ツアーが始まる前、車の中で「冒頭の煽り変えてみたいんだよね」といたずら好きのこどもみたいに笑っていた宮近くん。その宣言通り計23公演しっかり変えて客席もメンバーも笑わせていて、「あぁそういうエンタメなとこ、本当大好きだ…」といつも大笑いしながら好きを募らせていた。大変よくできました。「お上手。」(内1公演はしめちゃんに乗っ取られてちょっと拗ねてたけど、それもめちゃくちゃ可愛かった。美味しすぎるしめちかだった。)
そして何と言ってもステッキとタップ。My Dreamy〜でなくオリジナルの夢ハリだったことにも、グッと、ギュッと来ていたのに、いつか生で観てみたいと夢見てたステッキとタップと「みんな一緒に」の夢ハリ。ポップアップで光るステッキが出てきた瞬間、「ここか!ここで持ってくるか!」と思わずガッツポーズした。トラジャの中でも満場一致で決まったこと、ファンも満場一致で沸いていたこと(うみちゃん曰く地響きのような歓声)に、またも自分がトラジャ担である事実を全力で楽しんでしまう。はあ、トラジャ担楽しすぎる。

ステージに残った如恵留くんが白いグランドピアノに腰掛けて、元太くんが歩み寄る。のえげん二人きりで仲良く面白く戯れながらアカペラで即興夢ハリ。そのコミカルさも即興アカペラのお洒落さも、行ったことないけれどハリウッドのbarに来たみたいでめちゃくちゃ楽しい。最年長の如恵留くんのピアノの横で、思うがまま自由に歌い上げる元太くんも、そんな元太くんを「うちの末っ子かわいいでしょ」って言わんばかりのくしゃっとした笑顔の如恵留くんもかわいかったな。幸せな空間だった。
ここだけじゃなく、全編通してトラジャがステージから居なくなる瞬間がほとんどない。皆一斉に着替えに行っても良さそうなところを、誰かがステージに立って魅せ続けていて、トラジャのエンタメで繋ぐ。そこに、確かな個々の力を感じてた。

・Happy Groovy -Jazz ver.-
如恵留くんのピアノから始まるジャズグル。のえげんの微笑ましい戯れにきゃっきゃ笑っていたのも束の間、高級感漂う赤いベロアパンツに黒シャツをインして腕まくりした宮近海斗に息が止まる。その容姿だけで既に倒れる寸前なのに、白のグランドピアノにひょいっと乗るの……ちょっと待った聞いてない。そんなの聞いてない。私まだ、IMAGE NATIONのSTAYでキーボードを弾く如恵留くんの肩にそっと手を置く宮近くんにしか耐性がない。如恵留くんの弾くグランドピアノに乗るなんて。やっぱりちょっと待った。とんだのえちゃかすぎる……。(あまりの衝撃に二人がアイコンタクトしていたかどうかも分かんないし、こんな調子だからこのあとの数秒間の記憶は全くないので、どうか素敵なアングルで円盤に収まっていてほしい。)
そうだ。"Baby 弾けるバイブレーション 感じるでしょ ファンキービート"の宮近くんも相当色っぽい。曲に合わせて表情も表現もコロコロ変わるから、心臓がいくつあっても足りないし、何度見ても声にならない声を溢しては震えてしまう。「私、とんでもない人を好きになっちゃった」と何万回目の自覚。

・Swing my way
夢ハリ、ジャズグルに続く新曲、その立ち位置だけでもう既に大物。さっきの赤いベロアパンツに黒シャツ、そして赤いハット。やっぱりここはブロードウェイ。Jazzyでショーテイストなメロディと大胆な振り付け。トラジャらしさとこれまでのトラジャっぽくなさのバランスが絶妙で癖になるし、こんなトラジャが見たかった!が叶っていく世界に思わずガッツポーズしてしまう。
この曲も「明日に吠える道は bittersweet, you know?」って歌い出す宮近くんがとことん色っぽい。ACT1の宮近くん、夢ハリを除いてずっと艶々の色っぽさを解き放っていて、あぁ好きだ…が止まらなくなった。

~ACT2 Electronics~


・FIRE!!!【Wカイト】
ステージに二人残ってセンステに移動するWカイトを初めて見た私、2度目の「待って聞いてない」。いや初見だから、何も聞いているはずないんだけど、それでもやっぱり聞いてない!なにそれ最高ありがとう!ってペンライトを握りしめてしまう。
私は宮近くんに関して、とりわけ好きなコンビってものがなくてどのコンビの宮近くんも好きで、結局どれも平等に沸いてしまうのだけど、それでもデビューコンでWカイトが歌って踊るのはやっぱりズルい。
早取りの宮近くんと遅取りのうみちゃん。対称的なのに、いや対称的だからこそふたつのエネルギーがバチバチと交わるあの演出が映えるのかな、とか。宮近くんの手からは緑の光、うみちゃんの手からは赤の光が放たれるとか、手を掴み合ってグッと顔を近づけるのとか、そんなの好きに決まってる。細かく音を刻む激しい振り付けをふたりで思いっきり踊っている姿に、ああWカイトよ永遠なれ。「ずっと」なんて幻想かもしれないけれど、これからもずっと二人一緒に踊り続けていてほしいよ。と祈るような気持ちで観ていた。
ちなみに後半戦度々話題になっていた濃厚なWカイトは目撃できていないのだけど、これはきっと命拾いしたのだろうと、円盤に収まっていることを祈りながら言い聞かせている。
(後日談で語られたうみちゃんから声を掛け、宮近くんが演出・振り付けをし、二人のためだけに作られたジャケットという裏話。うみちゃん、宮近くん、私ふたりのFIRE!!!のこと必ずや未来に連れて行くからね……)

・PINEAPPLE【閑也くん】
閑也くんメインのPINEAPPLE。メインを飾る閑也くんのかっこよさ、「彼女は逃げ出して駆け込んだ corner store」の松倉くんの鋭く繊細な視線だとか、瞬きも惜しいくらいとても素敵な世界観だった。IMAGE NATIONでのCARNIVAL NIGHTも閑也くんらしい色だなと思っていたけれど、「メロウイエローなパイナップル」の黄色も上手く言い表せないけれどなんだか閑也くんらしい。こんなにも幅広い色を巧みに操れちゃう閑也くんがトラジャに居てくれること、とても誇らしくってめちゃくちゃ胸張って観ていたもの。閑也くんがメインで魅せるバックでセットを椅子に見立てて踊る六人六色の椅子づかいにうっとりしたり、筋トレのような振り付けに開いた口が塞がらなかったり、本当にアイディアが尽きないね。
哀愁、繊細さ、鋭さ、切なさだとか、こういった詞を表現するトラジャが大好きなので、いつかオリジナル曲でも聴いてみたい。

・GET ALIVE×Lock Lock
自分たちの手でこんなかっこいいマッシュアップ作れちゃうのってどない!?如恵留くんどうしてそんなに多芸多才なの!?さっきの閑也くんに続き、如恵留くんがトラジャに居てくれること、勝手に誇らしくて堪らなくなる。全員分のDrop it!も聴けちゃうし、FIRE!!!の緑と赤に続き、赤と青の炎が交わり合う感じも、なんだこれそんなの好きに決まってるやん。最後「LA」って手で作る宮近くん。観ている最中は、なんでLA?LA留学のLA?えー分かんないけどでもかっこいい!なんて能天気にメロメロしていたのだけど、「Lock ALIVE」で「LA」なのだと知ってまた頭を抱える。(どこまで計算されているか分かんないから勝手な解釈だけれど、「Lock ALIVE」で「LA」、ロサンゼルスの「LA」、色んな巡り合わせに胸が高鳴ってしまった。)

・Unique Tigers
みんな~!!トラッコのお時間ですよ~!!イントロの”ガオー”に合わせてトラッコが大きいモニターに抜かれる(若干シュールな)演出、大好きだった。そういうとこ大好き。トラッコに跨った宮近くん、エサやったりちょっかい掛けたり終始落ち着きなくて可愛いから目が離せなくて困った。きっと、トラッコと遊んでる俺かわいいっしょくらいに思ってるんでしょ。そうね、可愛い。かわいいね。くそう!!と宮近くんのあざとさに好きが募りすぎて、若干の悔しさを覚える宮近担。

・Dance With Me ~lesson1~
視界にチラチラとやかましい動きが見えたら大体宮近くんがいる。新潟1日目の夜だったかな、見たことないくらい全身使ってDWMしていて微笑ましかった。宮近くん、分かりやすいファンサは少ないけれど、ご本人が心底楽しそうで何より。楽しんでるキミが何よりのファンサ。ダンッスウィズミー♪って〆る宮近くん、やっぱりミッキーじゃない?

・Talk it! Make it!
宮近くんが穏やかな笑みを浮かべているとき、その視線の先には大抵松倉くんがいる。トラッコで隣同士とは言え、ステージ上に居るときよりも距離があるのにちゃっかりちゃかまちゅしちゃうんだ。は~敵わん敵わん。先ほども書いたように、私にとっては宮近くんが楽しんでるのが一番のファンサなので、「松倉くん、いつも宮近くんを楽しませてくれてありがとね」と合掌していた。

そうそう。トラッコの座り方も七人七様なのだけど、うみちゃんが近くに来た時は「足ながくない?ながすぎない?なんでその座り方で落っこちない?」と目を擦ってみたり、しめちゃんが近くに来た時は「え、お顔もお尻も小さすぎない?どうしてそんなに可愛い?跨ると足がぴょんってなってるの可愛すぎない?」と目を擦ってみたり。なんかもう、当たり前のことを言うようだけど、皆お顔もスタイルもお綺麗すぎる。努力の賜物。神様からのギフト。そりゃ皆好きになるよね、わかるわかるって、一度会場ぐるっと見渡した。

〜MC〜
久しぶりだから何話していいかわかんないね〜って言ってたのに、「きゃ~ちゃかちゃんのエッチ〜」って言わせて本気で照れる人がいたり、とっても愉快なトラビスジャパン。のほほんとぽわぽわと、いつまでもそのトラジャらしい空気を大切にしていてね。宮近くん、あちこちで自由奔放にメンバーに突っかっていて私も楽しかった。

~ACT3 Japanesque〜


白虎衣装を纏ったしめちゃかまちゅがセンステに現れ、WODの和風リミックスを踊る。これまた何度も何度も画面の中で見た宮近くんの振り付けだ、如恵留くんの作ったリミックスだ…って感極まる。布を贅沢に使った白虎衣装、和の音、センステで円を描きながら細かく変わっていくフォーメーション。一気にどこか知らない世界、例えるなら神社の境内に迷いこんだような、そんな感覚。トラジャ、魅せられる幅が広すぎる。

・VOLCANO
メンステの高い位置にセットされた和太鼓に力強くバチを振り下ろす元太くん、気迫あふれるその瞳の色が、まるでステージを支配しているみたいで堪らなくかっこいい。その迫力と、引き締まった身体シャープな輪郭にあぁ沢山たくさん練習してきたんだろうなって、少し目頭が熱くなった。
対照的にVOLCANOの宮近くんは、一瞬、瞳から色を消す(気がする)。暗くなったステージで白装束を纏い、両手を広げて歌い出すその無機質さに毎度震えていた。曲が進むにつれ、元太くんの和太鼓や松明の炎がステージを温め、和風にアレンジされたダンスを踊り始めると、真っ赤な炎が瞳に戻ってくるの(ほんとなんなの宮近海斗)。

・Namidaの結晶
VOLCANOの真っ赤な世界から、和柄の障子がザっと開いて一瞬で青のNamidaの世界に変わる演出、あまりの美しさに一度身体の正面でペンライトと団扇を抱き締める。(この演出大好きだったんだけどツイートの下書きが消えちゃったので、記憶違いじゃないよね…と恐る恐る書いています)
白い羽が舞う中、一糸乱れぬダンスで魅せるTravis Japan、力強くも儚くて尊くて堪らなくなった。
最後「夢の空に」って歌う宮近くんの表情、照明とか羽とか衣装とかも相俟ってなんだかすごく儚くて消えてしまいそうで、思わず手を伸ばしてしまいそうだった。

・Never My Love
ステージが温かな光に包まれて、階段に縦一列になって歌うTravis Japanに、あれやっぱりここ帝劇だったかもしれない…とまたも錯覚する。感動的なミュージカルのエンディングみたいに壮大な世界観もとても似合う。あぁ、この曲を、ブランドとしてのジャニーズクラシックを背負ってステージに立てる人たちなのだと、これまで彼らが歩んできた時を想う。ネバマイを歌い上げる一人ひとりの優しい表情が大好きだったし、バラードだからより際立つ一人ひとりの歌声の美しさ、歌の上手さ、声の相性、英語の発音の綺麗さ。グッと来るものがあった。

・君だけに【のえげん】
のえげんの君だけに。月が浮かぶ夜の海、Namidaで舞い降りた白い羽が水しぶきのように舞う中、歌とコンテンポラリーで魅せる。アメリカでコンテを習った如恵留くんと、コンテの表現がとても上手な元太くんだからこそ魅せられる世界。ダンスは勿論のこと、声色にも表情にも表現が乗っかていて、この背景にあるストーリーを想像したくなってしまうのよ。ロリデもそうだったけど如恵留くんの演出は、寸分の狂いもなく描かれた世界があるように感じられて、その世界に入り込むペアの表現力に、どれだけ踏ん張っても惹き込まれちゃう。瞬きどころか息するのも忘れてたと思う。
最後に元太くんが如恵留くんを抱きしめるような形で重なり合って、指を鳴らすところ。その続きを想像したくなっちゃうじゃんね。いつか“裏テーマ”が語られる日まで、この切なく苦しい感動はそのまま取っておこうと思う。

~ACT4 Street~


・LET'S MUSIC【しめまちゅ】
だーーー!可愛い!おっきなラジカセ持って(ミ〇ハウスみたいな)カラフルでFUNKYなお洋服で出てきた金髪ギャル姉妹!もう一度言う可愛い!!と隣のしめちゃん担とはしゃいでいたのに、踊り始めればビックリ。二人とも音の取り方、頭の入れ方、踊り方、もう何もかもいかついの!!ゴリゴリ!!ダンスが上手い人のそれ!!「Tonight tonight……」の振り付けかっこ可愛くて真似してみたけど、しめまちゅにはなれなかった。(当たり前)

・Turn up the vibe
2つ目の新曲!カラフルなストリート衣装!ツアー開幕前にインスタに上がっていたあの振り!屋良くん振り付けだと知って、「ふふっ、宮近くんよかったね!嬉しいね!」って私まで嬉しくなる。HIP HOP踊る宮近くんも好き、ラップを歌う宮近くんも好き、大好き。ストリートでノリの良いお洒落なメロディーとキャッチ―な振りに騙されていたけれど(騙してない)、とってもセクシーなラブソングだと気付き、良い意味でまた頭を抱える。念願のラブソングが、こんなにもクールな形でやって来るとは思ってもみなかった!HIP HOPもジャズもアイドルソングもバラードも、とにかくなんでも似合っちゃう。n回目の「トラジャ担楽しい…!」早く音源が欲しいね。少クラで見られるのが楽しみね。

・上を向いて歩こう
トロッコで客席を周りながら歌うその姿が、ペンライトのあたたかな海を渡っているみたいでなんだか泣けてきちゃう。特に手を振るわけでも、指をさすわけでもないけれど、ペンライト一つ一つ、団扇一つ一つを優しい瞳で見てくれる宮近くんに「見守ってくれてありがとう。ずっと見守っているから大丈夫だよ。」みたいな気持ちになる。LAでの写真が次々と映し出されるのもずるい。

・WOD
(やっとここまで辿り着いた!タイトル回収するよ〜〜〜!)
この"これでもかってほど踊る"ハードなセトリの中、これだけハードなこのナンバーを取り入れて7人ver.を生で見せてくれたトラジャのことが大好きだ。
宮近くんの「自由に盛り上がって下さい(ニュアンス)」に思い思いのフ――――!!を返すトラジャ担が大好きだ。
ステージ上で一緒に踊ることは叶わないけれど、「さんせーーーい!!」の一言で一緒に“躍る”ことができるトラジャとトラジャ担が大好きだ。
トラジャがアメリカで過ごしていたあの時期、私はわりとずっと楽しいね!すごいね!夢みたいだね!ってポジティブに居たのだけれど、それでもやっぱり彼らの運命を変えたあの大舞台を、彼ら渾身のこのナンバーを直接見られていないことは心のどこかで引っ掛かっていたように思う。だからこそ、この場で私たちだけのために改めて届けてくれた彼らの大きな愛に、私も出来得る限りの全力で応えたくて、団扇を置いて、ペンライトも二の次で、目一杯の歓声と拍手を送った。
初日の名古屋で初めて観たとき、大会本番では宮近くんがやっていたトキメキ前のバスケのシュートを閑也くんが決めた瞬間、「ああ、やっぱり7人だ」「7人力を合わせて創り上げたこの作品で、確かに7人で戦っていたんだ」と涙が溢れて止まらなくなった。(もう~~無理!!一旦言語化することを放棄したくなるほどのバカでか感情に押しつぶされそうである)
WODではずっと正面を向いて踊っていたけど、ここではセンステであることも考慮してくれて、全方向を正面にしてくれるの。そんな細かなところまで気配りしてくれる愛にも胸がいっぱいだった。前後左右どこから見ても揃っているし、めちゃくちゃ踊っているし、全方向Travis Japanであっぱれ。新潟2日目の昼、一度だけ上手側に入れて、宮近くん振り付けのLock Lockを正面から見られたときは感激のあまり口を手で押さえちゃったもの。
好きだったところを挙げ始めるとキリがないけれど、終始、皆で鼓舞し合うように声を掛け合って、アイコンタクトを取りながら踊る7人を見られたことが何よりの宝物になっているかもしれない。いくら体力おばけの宮近くんだって終盤戦にこのダンス、絶対自分だってキツイはずなのにさ、フォーメーションが変わって視界に踊っているメンバーが映ったときの宮近くんの表情、ほんっとうに楽しそうなんだよ。普段一番前のセンターで踊っていることが多いから特に感じるのかもしれないけれど、色んなフォーメーションを組んで、踊っているメンバーのことが見えている時、本当に満足げで、嬉しそうで、幸せそうで「あぁ、この人本当にトラジャのこともダンスのこともトラジャとしてダンスを踊ることも大好きなんだろうな」と思って、危うく声を上げて泣いてしまうところだった。その表情が見られただけで、もうそれだけで十分だった。

・JUST DANCE! バラードver.
踊りきった余韻のまま、バラードver.のJUST DANCE!を歌いながら、ステージの真ん中を向いてそれぞれの顔を見渡す。この時ばかりは、皆の表情が見たくてモニターとステージを行ったり来たりしてた。「宮近くん、嬉しいね。みんなの顔が見られるね。」優しく、柔らかく、温かな表情にもう堪らなかった。君の瞳に映る世界に、この先もずっとずっと6人の笑顔がありますように。あたたかなペンライトの海が広がっていますように。
ぎゅっと中央に集まって円陣を組む。あの時もこうして結果発表を待っていたのかな。いつだったか渡米前に「肩を組んでギュっとなって進んでいけば大丈夫(ニュアンス)」と宮近くんが言葉にしていたのを思い出して、また堪らなくなった。

~挨拶~


皆の挨拶、それぞれの色があって、皆の色んな想いが聞けて、一つひとつに感想を書きたいくらいなのだけど、もうタイピングする指も限界なので、簡単に宮近くんの挨拶だけ。
宮近くん、23公演全部違うこと話すし、どれもちゃかまるみたいに真っ直ぐな宮近くんの想いが詰まっていて、宮近くんらしい言葉で語られるから、いつもいつも挨拶のレポを読むのが楽しみだった。名古屋初日の夜「ずっとTravis Japanで居たいと思っていますし、思わせ続けてください。」そう語った宮近くんの声も表情も忘れられない。小さな小さな光しか灯せないけれど、微力ながら、宮近くんの「ずっと」を守れるように「好き」を言葉にし続けていきたい、そう誓った。
(「楽しかった~?」と満面の笑みで聞いてくれる元太くんの挨拶に、何度も何度も泣いた。だってほんっとうに楽しかったもの。楽しすぎたもの。)

待ちに待った「ただいま」に「おかえり」とちゃんと声で返せたこと、夢見た世界そのままで、どうやったって声が震えてしまったな。本当に良かった。

・JUST DANCE! 
涙も収まらず、まだ若干喉元に「おかえり」が残っている中で始まるデビュー衣装でのJUST DANCE!。3曲目とはまた違った景色で、これからこの曲と色んな景色を見ていくんだろうな、色んな思い出を重ねていくんだろうなと思うと、もうTravis Japanとの未来が愛おしくて仕方なくなる。し、あんなにじんと沁みた気持ちで聞き始めたはずなのに、歌い終わって階段を駆け上がっていく7人の背中に手を振りながら見守っているときは、微笑ましくて楽しくて、「こんなに幸せでいいの~!!」って叫びたくなっちゃっているから不思議。それくらい観る者を楽しませて、心躍らせちゃう天才だな、と思う。「「JUST DANCE!、これからも末永くよろしくね!!!!!!!」」

~EN~


トラジャコールできることさえ、とてつもなく楽しい。もう頭の中は「トラジャ担楽しい」が走り回ってる。本編中、ほぼ誰かしらがステージ上に居たもんだから、ステージに誰も居ないのが寂しくて仕方ない。アンコールだなんて、まだまだ終わってほしくないけど、もう既に早く顔が見たくて仕方ない。

・BIG BANG BOY
BBBここで来るんだ!気分は最高潮も最高潮なので、宮近くんがムーンウォークする度にフ――――――!って叫んでしまいそうな勢い。

・DRIVIN' ME CRAZY
え、ここでまだ新曲があるんですか!?と目を丸くした初日。Swing my wayともTurn up the vibeともまた違ったトラジャらしさ。どこか夜の街っぽくて、ギラギラしたやんちゃな感じがこれまた最高。この曲、どこで誰が絡むか分かんないドキドキ感が堪らなかったし、正直目が足りなかったので早く映像化して見せてほしい。頼む。
初見でC&Rできちゃうくらいキャッチ―で耳に残るメロディーだから、新曲の中で一番最初に口ずさめるようになったのはこの子かも。曲調もわちゃわちゃギラギラ楽しそうなトラジャも大好きで、早く色んなver.のパフォーマンス(ダンスver.あるかしら)が見てみたい。そのくらい最高なこの曲の難点は、DADADARA…を楽しみすぎて、終演後あまり鮮明に記憶が残っていないところ……DADADARA…って楽しんでる自分と、"Just keep on drivin' me crazy"でカメラに抜かれる宮近くんの顔しか思い出せない。早く映像化して見せてほしい。頼む。(2回目)

・Together Now
Together Nowのイントロが流れると、今日一日の楽しかった場面とか、2020年夏のちゃかパラのTNとか、涙涙だった虎者千穐楽のこととか、なんか勝手に色々思い出して、宮近くんとトラジャの皆との思い出に浸りながら、この最高な時間が終わってしまうことに寂しくて切なくて堪らなくなっちゃう。「みんな歌って」って歌わせてくれるのも嬉しかったな。優しい眼差して見渡しながら耳を澄まして聞いてくれるトラジャ皆に、「この想い全部届け」って念も込めて歌ってた。
最後の高音が続くファルセット、宮近くんが気持ちよさそうに歌えば歌うほど私まで気持ちよくなってしまう。本当に歌声の安定感がグーっと増した気がするし、ちょっと高めに響くそのキャラメルみたいな声がより素敵になった気がする。

最後はまた空飛ぶ車に乗り込んで帰っていく。「次のShowへ向けて、出発進行」って宮近くんが言うなら間違いない。こんなにキラキラと輝きを放ったまま終わられちゃ、こちらだって次会える日に向けてキラキラ輝ける術を探す旅(=人生)頑張らざるを得ないじゃない。

全てが終わって、幕が下りる。もうステージには誰も居ないけれど、私にはこの宝物みたいで皆に見せびらかしたくて仕方ない最高の思い出があるし、何よりきっと次がある。次会うときは、どんなShowを魅せてくれるのだろう。次会うとき、私はどんな大人になれているのだろう。未来が楽しみになった。やっぱりTravis Japan、歌で、ダンスで、その笑顔で、人を楽しませる天才だと思う。出逢った人たちをTravis Japanというストーリーに惹き込む天才だと思う。一緒に踊るのはちょっと難しくても、一緒に躍ることはできる。それが彼らの持つエンターテイメントの本質なのかもしれないな。


宮近くんの振り返りブログが読める日も楽しみにしている。君の瞳に映る世界は、私が見たものと同じように、いやそれよりもさらに大きなキラキラの幸せで溢れていたかな。そうだといいな。

最後にもう一度書いておきたい。

君の瞳に映る世界に、この先もずっとずっと6人の笑顔がありますように。あたたかなペンライトの海が広がっていますように。

それでは、また会えるトキまで。(©新潟公演の宮近くん)
Travis Japanのことが大好きだよ~~~~~~~~!!!!!!!

2023/03/26 choro (12725文字お疲れさまでした)