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「Off Vocal」をめちゃくちゃ楽しんでいる人の"私のオススメSideM楽曲10選"


ぜ〜んぶ個人の感想!!!!!



ぜ〜んぶ個人の感想! よし。言いましたからね。



このnoteを書いた"理由"です↓

 こちらの企画で選ばせていただくにあたってSideMの楽曲なんて厳選しても全部好きなので何か枠組みを設けたいなと思い、私は普段インスト大好き芸人をやらせて、もらってはいないんですけど、SideM楽曲のOff Vocalバージョンがとてもとても大好きなのでそこから10曲選ばせて頂きました

 選考基準に厳密なものは無いのですが、Off Vocalの「元々この曲を歌うアイドルがいるからこそ」という部分が好きなポイントでもあるので、ただインストとして素敵というだけでなく、例えば、ボーカルがある時との印象の差が大きいと感じたものやこんな音鳴ってたの!?というもの、音から何かしら解釈が湧くものなど歌唱者ありきの発見を含むものを多く選んでいる気がします。なんだかわびさびですね。わびさびってなんですか?

 加えて、今回選んだ曲は全部サブスクにあります。どさくさに紛れて色んな人にもOff Vocalを聴いてみてほしいです。もちろん元来の歌声がある方も。SideM、CDにデフォでインスト入れるようになってくれて本当にありがとう。私は買い損ねたInstrumental CDがそこそこあるので結構聴けていないものも多いよ。

 音楽については分かったり分からなかったりするので、突然曖昧な表現になったりもしかしたら認識違いがあったりするかもしれません。あと、Off Vocalと言ったりインストと言ったりしていますが、文章中の言いやすさの違いというだけで基本同じものを指しています。要は気分。表記が揃ってなくて気持ち悪いけどパッションで書いてるからごめんね。




1, Legacy of Spirit(Off Vocal)


 あれはエムステのホーム画面で初めてレガスピのOff Vocalが聴けた時、おそらく私がSideMのOff Vocalで一番衝撃を受けたもの。
 ねぇ!!!歌のある方聴いたことあるみんな!!!Off Vocal一回聴いてきて!!!せめてサビ部分だけでいいから!!!!!

(歌のある方を聴いたことのないみんなともう一回聴きたいみんなへ)


 ……聴いた???まぁ聴いていなくても大丈夫なんですが、あの、みなさまは、この曲こんなに爽やかな曲だと思ってましたか??? 絶対もっとクールでバチバチで重ための曲だと思ってなかった!?こんなに印象変わることある!?
 これがどういうことか分かりますか…???「Legendersの歌声」がそう思わせる一助になってるってことだよ!!!!!!これがOff ”Vocal”の楽しいところのひとつだよね~~~!!!!!パズルのピースって埋まってる時より欠けてる時の方がくっきり見える。大事なものって無くなってから気づくよね。キャラソンのOff Vocalを微分積分みたいな楽しみ方している人。微分積分…?そうかなぁ……
 多分この曲にこのレジェの歌声が無かったらユニットカラーはブルーグレーではなくて完全にブルーなんじゃないかなとすら思ってしまいますね。

 それと、レジェの曲って多くに時計の針の音が入っているじゃないですか。レガスピは2番前やCメロ前の「さぁ」のところだけでなく、1番サビ直前にもカチッという音が入っていて、インストで初めてそれが聞こえたときの興奮って……!!!
 ギターのカッティングの音なのか何かのパーカッションの音なのか分かりませんが、なんかこの曲色んなものの音が時を刻む音に聞こえてきますね。


Legacy of Spirit
作詞:松井洋平 作曲・編曲:本多友紀 (Arte Refact)


2, 和風堂々!~WAnderful NIPPON!~(Off Vocal)


 近頃、世間を賑わせ俺を盛り上げ暴れさせている和風堂々。彩の曲といったら和楽器の音と電子な音の融合が伝統と革新を彷彿とさせてそのバランスが大変魅力的。とりわけお祭り騒ぎなこの曲のインストの特に好きなところは、終始舞い踊る琴の音と要所要所で差し込まれるバラエティ感あふれる音の数々

 まずインストだと曲中ずっと印象的な琴の音。多分琴だよね?琴って体で話します。コールも多い曲なので歌があると全然気づかなくてこんなにずっと鳴っていることに驚きます。この琴の音を聴いているとなぜか泣きそうになるんですよね。なんだか、踊り狂うとも表現できそうな舞踊がイメージされて圧倒されてしまう。
 あと、あの、これは本当に感覚でモノを言っているんですが、天岩戸に籠ったアマテラスの興味を引くアメノウズメの踊りってこの琴の旋律みたいな感じなんでしょうか。

 次に、要所要所で鳴ってる音っていうのは本当にたくさんあるんですけど特に好きなのが二つあって、一つはイントロ最後の1番Aメロ直前(「さぁ、行くでにゃんすよ!」のところ)に拍手と歓声が入っているんですよ!!!!!? そ、そんなの聴こえちゃったら、そんなの、沸くが~~~????? 沸きすぎて追加で手生えたわ。加勢するぜ。
 もう一つは後半「出端から引き込みまで、もっとアピールしましょ!」の部分(セクション?)のおそらく横笛の音。えっっっっこれ花火の音じゃない!?!?!?粋~~~~~!!!!!!これは玉屋も鍵屋も華村屋も大入り満開花盛りです。というかこんな歌詞だったんだ。
途中のピョロロ~でトンビかとも思ったんですけど、ライブのあの部分の映像がめちゃめちゃ花火あがっているのできっと花火だよねー?

和風堂々!~WAnderful NIPPON!~
作詩:松井洋平 作曲:江並哲志 編曲:河田貴央


3, Infinite Octave!(Off Vocal)

4, Sign of Hope(Off Vocal)


 まず、収録CDである「THE IDOLM@STER SideM GROWING SIGN@L 08 Altessimo」の話なんですけど、え??????この2曲同じCDに入ってて大丈夫か???????曲のパワーが相殺して爆発しないか???????世界が。
 荘厳な曲調に揺蕩う曲線と凛とした直線をそれぞれ具現化したような2人の歌声が、それらの掛け合わされた世界観が、芸術作品として圧巻すぎる。聴き終わったあと世界の始まりと終わりを目撃したような気持ちになってしまう。(※個人差あり)

 ということで、そういうこと。そのOff Vocal。
Infinite Octave!では開く扉や舞い上がる羽根、広がる空、飛び立つ鳥の助走や滑空が、他にも様々な景色が想像されるし、Sign of Hopeでは木々のざわめき、水や光の動き、妖精が飛ぶ軌跡すらイメージできてしまう。世界って美しい。世界やっぱり爆発するな。

 私がこの2曲において、歌声が無い状態でよく聴こえるようになった音ってヴァイオリンとピアノの音なんですよ。 (特にSign of Hopeはもうすごくて、曲が進むにつれて全体の盛り上がりと共にどんどんボルテージが上がっていくし、予測できない音の動きばかりだし、丸々1曲アドリブのソロパートをみんな同時にしているんですか? 何より音がとても生き生きしていて楽しそうで、なんか、聴いているこちらがどうしようもなく嬉しくなってしまう。音を奏でるのって……楽しい!!! ちなみにSign of Hopeは作編曲ともに矢野達也さんです。)
 アルテの曲がすごいのは「ヴァイオリンとピアノ」というだけで「Altessimo」が想像できてしまうこと。それらの音があるだけでアルテは存在している。2人が今まで紡いできたものがあるから、2人を想起させるものは音楽の中にいつでもある。あの2人はどうしようもなく音楽で、Altessimoの曲の中にはAltessimoがいなくてもAltessimoがいる。

 Infinite Octave!はインストで聴くと最後が結構不安定な音で終わるんですが、なんだか物語の続きを感じさせるようでこれもまた素敵な終わり方だなぁとなります。物語の続きはアルテの歌声に託されたのかもしれない。
 あとこれはCDで順番に聴くと味わえるものなんですけど、ドラマパート後に流れ出すOff VocalのInfinite Octave!がなんだかエンドロールが始まったみたいに聴こえて大変好きです。

Infinite Octave!
作詞:真崎エリカ  作曲:小高光太郎・UiNA 編曲:小高光太郎・矢野達也
Sign of Hope
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:矢野達也


5, Pavé Étoiles(Off Vocal)


カフェパレ……す、好きだ……

 イントロからひっそりと始まりAメロの最初はほぼリズムとピアノ?だけ。そこからリードっぽい音が聴こえ始め、Bメロでは…なんだっけこの音、オルガン?チェレスタ?のようななんかの鍵盤系の楽器が加わり(ガバ推察)、その後も音が増えていく様子はまるでパーティー会場であるサビへ参加者が続々と集合しているようでとてもわくわくします。最高の構成。こんなのオールスターズ映画の終盤じゃん。ちょっとミラクルライト取ってくる。
 この徐々に楽器が参加していく様は、なんだかベールを一枚一枚剥がしながら自らの輝きをだんだんと解き放っていくような、曇っていた原石が磨かれだんだんと宝石の表情が見えてくるような、見失っていた欠片たちを集めてひとつずつ敷き詰めていくような、少し変な言い方なんですけど「この曲」のためにこの曲は作られたんだなぁ。
 そしてサビで輝きを放つシンセサイザー。サビのこのシンセのメロディラインが本当に好きでここだけを理由にこの曲選出したまであります。本当にキラキラとした旋律。でもどこか切なさを感じるメロディからは宝石の毎秒変わる刹那的な煌めきを感じます。本当に好きですここの音。
 あと地味に裏拍で手拍子の音が鳴ってるのめちゃめちゃ好きです。

 咲Pなので全然急に咲ちゃんの歌の話するんですけど、ラスサビの出だし「キラキラした時間を飾り付け」が咲ちゃんのソロパートなのほ~~~んとに好きなんですよね。カフェパレの中で一番誰の声が”キラキラ”かと言われたら多分咲ちゃんじゃないですか(私はサタンさんのお声を聞けたことが無いので暫定ですが) 。そんな咲ちゃんの歌声が最後の最後にとびきりの輝きを放つんです。そしてあの部分オケは完全に無音のブレイクなのであの瞬間を飾り付けるのは水嶋咲っていうありのままの輝きだけなんです。わぁ、なんか愛おしくて涙出てきたな。大好きだよ咲ちゃん。私は合同ライブで咲ちゃんの宝石のような歌声が東京ドームに響き渡ったことに感動して号泣しました。あの太陽キッスが入ってこなくなることなんてあるんだ。

Pavé Étoiles
作詞:松井洋平 作曲:丸山真由子  編曲:清水武仁


6, Study Equal Magic! (Off Vocal)


 これの選出理由はシンプルです。
 なんといっても光線銃の音
。再生始めて3秒で分かる。おもしろすぎる。自分の中の男児の人格が大喜び。めっちゃピュンピュン言ってるwwwww
 正直初めて気付いたとき爆笑しました。楽しすぎる。これをよく聞くためだけにOff Vocal聴きに行くみたいなところある。
 本当に選んだ理由これだけなのでだいたい言いたいこと終わりましたね。

 この曲めちゃくちゃ奔放な印象があるのにインストで聴くと妙な落ち着きがあるというか、一本芯があってそれを折ったり倒したりしない範囲でめいいっぱい遊んでいるような、なんだかちゃんと「大人の曲」な雰囲気ありますね。

Study Equal Magic!
作詞:松井洋平 作曲・編曲:岡本健介


7, Sugaring Off Party!(Off Vocal)


 音が特徴的といえばWORLD TRE@SUREシリーズなのでひとつは入れたかった。
 その中でこれを選んだ理由は、もちろん国やコンセプトの特色を感じられる部分もそうなんですが、一番印象的だったのは初めてこのOff Vocalを聴いたときの違和感。確かに知っている曲なんだけど、なぜか知らない曲みたいな。あれ、こんな曲だっけ…?って。
 あっ!?そういえばこの曲、歌の途切れる場所がほとんどない!!!だから間奏の印象的な音とかがあんまり記憶に無いんだ!すごい!!こういう方向性の気付きもあるんだ!!!
 間奏にもずっとコーラスだったり笑い声だったりが被さっているのでそっちに気を取られていて聴き馴染みのある部分が全然無い。かろうじて歌が無いところと言えば、Cメロ前の間奏辺りなんだけどそれでも間奏にしては短いし、ライブではさらにセリフが加えられたりしているので総じてオケだけになる部分が本当に少ない。めちゃくちゃ新鮮な聴き心地だー。こういうのがあるからOff Vocal好きです。Off Vocalって宝探しみたいなところありますからね。

 ワートレ曲は国ごとの伝統的な曲調であったり特有の楽器の音が使われていたりすることも多いのでぜひ色んなもの聴いてみて欲しいです。
「キャストさんの歌が上手すぎて歌声にオケが負けるため生音で録り直した(意訳)」という逸話(?)を持つHallo, Freunde!はさすがの迫力があるし、トレジャー・パーティー!は2番の最初にトムとジェリーがふにゃふにゃになっているときの音がするのでおすすめです。
本当にトムとジェリーがふにゃふにゃになっているときの音がするんです!!!!!

Sugaring Off Party!
作詞:松井洋平 作曲・編曲:板垣祐介
Hallo, Freunde!
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:桑原佑介
トレジャー・パーティー!
作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:サイトウヨシヒロ


8, We're the one(Off Vocal)

9, Not Alone(Off Vocal)


スーーーーーーーーーーッ
この2つのOff Vocalで感じたことに関してちゃんと文章にできる気がしないよ。
リリース当時なんかわからないけど夢中で聴いちゃったんだよね。
「高校生の生徒会長たちの曲」としてなんかすごく絶妙で。

 特に胸をつかまれているのがピアノの音なのだけど、こんなにがっつり電子音に囲まれたEDMなのにピアノの音だけがやけに澄んで聞こえて。
 これは私がピアノの音を好きだからピアノの音に対する贔屓目もあるのだけど(ピアノの音に対する贔屓目?)、この曲たちにピアノの音が無かったらこれは「高校生の曲」では無くなっていたような気がする。バリバリカッコいい電子音の中で際立つ澄んだピアノの音から、リーダー然とした強そうな出で立ちの奥に純粋さや子供らしさが、あるいはすぐには取り出せない本音が、時には脆さになってしまうような部分が垣間見えているようにも感じてどうしようもなく胸が締め付けられてしまう。同時に「雁字搦めの世界の中で自分の声を聞いたのは、いつだろう?」って歌詞も思い出して勝手に胸を押さえてるよ。

 We're the oneで特に印象的にピアノが鳴っていると思うセクションが、曲の第一印象を決めるAメロでも一番目立つ華やかなサビでもなく「サビに向けて少し調子を落とすBメロ」っていうのもものすごくエモーショナルで、あそこでなんだか一瞬だけ心の内が透けて見えたような気持ちになって……おーーーん

 一方でNot Aloneのピアノ、なんかずっとエラー音みたい。
 ずっと揃ったリズムで鳴っている和音たちが、曲中で綺麗に響くにはどれもなんか音が多い。なんだか模索しているような、空回っているような、彷徨っているような。窮屈な世界。動きたいけど動けない。何もない。試行錯誤。焦りや不安。そんなことを彷彿とさせるような調子がほぼ全編続くんです。
 でも、そんな頑なに揃い切っていた和音が、ふと、ほどける場所があって。落ちサビの「呟くんだ」のところだけ、ここだけ特別な音色で、呟くように、震えたように、音がばらけるんです
 そ、そんな、そんなのって、っっっ!!!! 胸がギュッッッっとなってしまう。これ書きながら聴いて結構泣いています。ここ本当に聴いて。

 クラファのピアノは高校生の音がする。 切な音。どうか聞こえなくならないで欲しい。


 あの不安になってきたので改めて言うんですけど、ここまでもここからも全部個人的な感想です。感受性のデカさには定評があります。私が評価しているので。

We're the one
作詞:Kanata Okajima 作曲:本多友紀(Arte Refact)編曲:河合泰志(Arte Refact)
Not Alone
作詞:Kanata Okajima 作曲:本多友紀(Arte Refact)編曲:河合泰志(Arte Refact)


10, 素敵にCon grazia!(Off Vocal)


指を鳴らして始まるのが最高~~~!!!

 10曲目すごく悩みました。だって最後じゃないですか。でもやっぱりこの指を鳴らす音が最高で……
 ということで、10曲目だけどパーティーはこれから。辞書の「ときめき」の欄にこの音を載せませんか? 指を鳴らして始まる世界。指を鳴らせば始まる世界。世界を灯すスイッチの音。

 8thライブの北斗さんに新鮮に胸を撃ち抜かれてからというものこの曲に涙腺と心臓を握られています。走馬灯これがいい。走馬灯候補たぶんSideM関連だけでも5000個くらいあるので一向に死ねないかもしれない。315周年一緒に祝おうな。
 北斗さんって自分の中でいわゆる「絶対刺さらないと思っていたキャラクター」の台頭みたいな方で、さらにP歴も6年くらい経っていたのでこの曲をきっかけに北斗さんにグッと惹かれたとき本当に動揺しました
 この曲は歌詞も魅力に引き込まれた大きな要因なので少しだけ歌詞の話していいですか。ありがとうございます。

 まず、

ねぇちょっと 聴かせてよ 胸の鼓動(リズム)ほら
キミのスピードに 合わせるから

『素敵にCon grazia!』

っていう歌詞なんですけど
は〜〜〜〜〜〜〜こんなに優しさと慈しみに溢れたセッションのお誘いある??????? あまりのあたたかさにポロポロ泣いてる。自分はちょろっとだけドラムをやっていたことがあるのですが、別楽器の人の「なんかリズムちょうだい」という一言からセッションが始まった感動の記憶とリンクしてその場に倒れ込みました。

 こちらは2番の

ねぇきっと 人生は 誰とも違うよ
粋なアドリブの オーケストラ

『素敵にCon grazia!』

という歌詞。
人生が粋なアドリブのオーケストラ!?!?!?そんなオシャレな歌詞がこの世に生まれていたんですか!?!?!?人生への解釈としてあまりにも煌びやかすぎません???天才?????

世界は輝いてる

『素敵にCon grazia!』

 いいな、いい歌詞だな「世界は輝いている」。このフレーズに合わせて後ろで細かい音がキラキラ鳴っているの好きです。
 その後の歌詞が「俺たち とびきりの明日(あした)を 奏でる限り」と続くじゃないですか。他にも全体的になんというか、何もせずとも輝いているものに身を任せるだけではなく、こちらの能動の結果でいくらでも世界は輝きだすっていうところがなんだか妙にSideMっぽさを感じて胸に響きます。そのために「俺たち」として手を差し出してくれるのが北斗さんなんですね…… なんてgrazia……

 やっぱりこの曲、走馬灯じゃなくてこれが「人生」がいいな。いや、歌のある方を人生にしてOff Vocalの方を走馬灯にしたい。何の話?

 インストの話に戻りますが、この曲本当にピアノの音が楽しそうなんですよね。これの前にクラファで散々ピアノの話をしたのにここでもピアノの話をします。私はピアノの音がどうしようもなく好きらしくて!!!
(それに北斗さんにとってもピアノは切り離せないものだと思いますし)

 インスト聴いてから初めて意識したんですけどこの曲クラシックピアノの音もエレクトリックピアノの音もどちらも印象的なんですね。クラシカルな音とエレクトリックな音が交互に聞こえてくる様はなんだか過去と未来が手を取って踊っているみたい。素敵な連弾ですね。
 エレピの方は結構この曲のイメージの主軸というか、なんなら最初指を鳴らす前からこの音で始まりますし、全体的なメインみたいな印象があります。ですが、クラシックの方は少し後ろから曲を彩る飾りの音や探せば聞こえる程度の伴奏で使われているのが、なんだか、いろいろ考えてしまって、趣深いです。

 これはピアノパートでめ~ちゃめちゃ好きなところなんですが、全体的に楽しそうなピアノの音が2番ではウキウキ度が増していてとりわけランダムな音の動きをしているんですが、極めつけには「嬉しさあふれ出してる」って歌詞のところでグリッサンドしてるんですよ!!!!!
か、かわいい〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
え〜〜〜〜〜!!!犬じゃん。ここの音、犬です。
この感情表現は絶対犬。ぴょんぴょんしてると思ったら床に転がってます。わかったわかった落ち着いて(幻覚)


 なんかいつの間にかはちゃめちゃな文字数になっているのでこのあたりで切り上げます。え、この曲の感想最後が「犬」なんですか?
 なんだか書いてるうちにますます北斗さんの魅力に沈みこんでいく感覚になりましたが多分気のせいです。あぶね〜〜〜〜。
 というかなんかもたもた書いていたらJupiterのCODが来ていますね(2024年1月19日)。ひとまず試聴を聴きました。全然沈んでないし。まだ肩ぐらいだし。

素敵にCon grazia!
作詞:マイクスギヤマ 作曲・編曲:光増ハジメ





SideMって



わーめっちゃ書いたー。


 今でこそSideMのあらゆる面に惹かれていますが、SideMにのめり込んだきっかけは楽曲だったので初めてSideM楽曲に対してこんなにたくさん文章を書いてなんだか感慨深いです。やっぱり好きだなSideMの曲。
 気のせいかもしれないんですけど、なんかSideMの楽曲って全体的にすごく音のバランスが良い感じしませんか。とても聴き心地が良くて音に潤いがあるような。
 私がこんなに楽曲を楽しめているのは丁寧に曲の制作に向き合ってくれている方々がいるからこそですし、他にも、SideMに関わってくれているあらゆる人たち、音楽の楽しみ方を何倍にも増幅させているアイドルという文化、音楽という概念を現代にまで繋いでくれた先人の皆様、音を奏でるという感性を持ち合わせてくれていた人類、それら人類を生み存在させてくれた地球、宇宙、この世界、森羅万象があったからこそ。好きな言葉は森羅万象です。これから万物への感謝を噛みしめながら一滴ずつ紅茶を注ごうと思います。ありがとう……ありがとう……

 ここは長いし自分の話でもあるので読み飛ばしてもらってもいいんですけど、誰にでも苦手なことやあまり触れたくないなと思うものってあるじゃないですか。私は今まで「歌詞」というものに対して異様に興味が無くて。極論「音楽に歌詞は無くていい」と思っていたほど。自分がもともと文字や言語という媒体をスムーズに認識するのに多くのエネルギーを使うこと。そして、言語化という行為に感じてしまう情報の削ぎ落とし感、例えるなら型抜きクッキーで抜かれなかった部分へのやるせなさのような感覚。音から得られる情報量に言葉が勝てるわけないだろ!!!(過激) そのあたりがどうも受け付けられず、歌詞を理解しようとすることに煩わしさを感じていましたし、何なら歌詞をあってないものだと切り落として曲を聴いていることが多かったです。
 ですが、SideMの楽曲で、アイドルたちの人生に基づいた歌詞を歌う曲が多いSideMの楽曲だからこそ、これはアイドルたちの歩んできた道や信念が形になって”そういう音”として乗っているんだと感じたとき、初めて「歌詞っていいものかもしれないな」と思いました。歌詞は音への根拠であり、音もまた歌詞への根拠であって、それがぴったりハマったと感じた最初の一歩がSideMの楽曲だったのかもしれません。
 もし第一印象で引っかかる部分があっても、好きなポイントがどこかにあればそれをきっかけに「楽しさ」へ引きずり込めるんだなというのは、変化や新しい試みに触れる機会の増えた最近改めて実感したことです。どんなことでも戸惑いや踏み出す足の重さを感じる時はありますが、ちゃんと楽しめるはずの自分を自分で侮りたくはないですね。

 長々と書いてしまいましたが、なんか、みんなが幸せであってほしいな。
 みんな何かしら「大好き」であってほしい。人それぞれ惹かれるものがあって、相容れないものがあって、得意なことがあって、どうしても不器用になってしまうことがあって。でも、そういうのが全部なんでもなくなるくらい「大好き」にはパワーがあると信じています。
 SideMはその「大好き」の一部になりえると思っているから。SideMが、いつでも、誰かが、どこかで、出会える状態であってほしい。な~。

「大好き」は私の祈りです。大好きって言葉、大好き!


SideMの曲って大好き。



SideMって大好き。

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