作品ご紹介:Geetha Govindam
11/9に上映されるスッバラージュ出演作、ヴィジャイ・デーヴァラコンダ主演『Geetha Govindam(ギータ・ゴーヴィンダ)』についてご紹介します。
この作品は、昨年6月のスッバラージュさん来日直後に公開された出演作で、日本でも同年9月に自主上映されました。
保守的な女性との結婚を夢見る真面目な主人公が、運命のいたずらで好きな女性に誤解されてしまう、すれ違いラブコメディ。
スッバラージュさんは、ヒロインの兄として登場します。頼もしくて優しいお兄ちゃんぶりは必見。様々な衣装に身を包む姿も見どころの一つです。
公開時、日本でのスクリーン上映は一度きり。
スクリーンで鑑賞できる希少な機会を、ぜひお楽しみください。
なお、今回の上映は英語字幕です。
最後の結末のみ除いた、あらすじをご用意しました。
以下、鑑賞の助けになりますと幸いです。
[Geetha Govindam 予告編]
作品概要
公開日:2018年8月15日(インド)
監督/脚本:Parasuram
上映時間:142分
ジャンル:ラブコメ
登場人物
ヴィジャイ・ゴビンド/Vijay Govind(Vijay Deverakonda):主人公 大学講師
ギータ/Geetha(Rashmika Mandanna):伝統的な佇まいの女の子
ファニーンドラ/Phaneendra(Subbaraju):ギータの兄
シリシャ/ Sirisha(Mouryani):ヴィジャイの姉
ラマクリシュナ/Ramakrishna(Rahul Ramakrishna):ヴィジャイの悪友
キショール/Kishore(Vennela Kishore):ギータの結婚相手
ヴィジャイの父(Naga Babu)
ギータの祖父(Annapoorna)
ギータの祖母(Giri Babu)
ニールの母(Kalyani Natarajan):ギータの上司
ニール/Neelu(Aneesha Dama):女子学生 ヴィジャイの教え子
ゴビンドの友人(Abhay Bethiganti)
ニティヤ/Nithiya(Nithya Menon)※特別出演
バス停の美人(Anu Emmanuel)※特別出演
あらすじ
車の故障で夜更けの道路を歩いていたニティヤ(Nithya Menon)は一人ぼっちで寂しそうなヴィジャイ(Vijay Deverakonda)を見つけます。
どうしたの、とたずねたニティヤにヴィジャイが語り始めた物語は……
ヴィジャイ・ゴビンドは25歳の大学講師。
女子学生ニール(Aneesha Dama)は彼に夢中で、講義中に気のあるそぶりを見せています。
ヴィジャイは毎日バス停で見かける美女(Anu Emmanuel) に片思いしていましたが告白すると人妻でした。
寺院を訪問したヴィジャイは地面に文様を描いているギータ(Rashmika Mandanna)に一目ぼれします。ギータが独身と知ったヴィジャイは彼女との結婚を夢見ます。しかし、ギータと親しくなる前にヴィジャイは姉の婚約式のために故郷のカキナダに帰ることになり夜行バスに乗ります。そのバスにはギータが偶然乗っていて、しかも隣席でした。深夜、眠っているギータと一緒のセルフィ―を撮ろうとした瞬間、バスが揺れてヴィジャイは彼女の唇にキスしてしまいます。
わざとじゃないと赦しを乞う彼をギータはバスの座席に縛り付け、電話で兄に事の次第を話します。
翌朝、ギータの兄ファニーンドラ(Subbaraju)がバスに乗り込んでくると、ギータは自分にキスした男は窓を破ってバスから飛び降りたと告げます。
うまく窮地を逃れたと考えていたヴィジャイでしたが、姉の婚約者はギータの兄でした。ファニーンドラは最初ヴィジャイが犯人ではないかと疑っていましたが、ギータが違うと証言したので許します。ヴィジャイはギータに感謝しますが、彼女は彼を許したのではなく彼の姉が恥をかくのがしのびないから、と答えます。
結婚式の日取りは2週間後に迫っているため、ギータは父にハイデラバードでヴィジャイと一緒に支度を整えるよう頼まれいやいや承諾します。
ヴィジャイは毎日あの手この手で謝ろうとしますがギータは受け入れません。しかし、ヴィジャイの誠実さを見聞きして好感を持ち始めた時、女子大生ニールがヴィジャイにヌードビデオを送ってきました。ギータはやはりヴィジャイは信用できないと態度を硬化させます。怒りのあまりヴィジャイの家族の悪口まで言いはじめたギータ。ヴィジャイは夜更けにもかかわらずギータを車から降ろして置き去りにします。
一方、ファニーンドラはハイデラバードの警察に勤める友人の力を借りて、ギータにキスした男を探していました。バス乗車券の予約記録を調べると、ヴィジャイの悪友ラマクリシュナの名前が記してありました。ヴィジャイは、姉の結婚を台無しにしないために自分の名前を隠してほしいと頼み、ラマクリシュナは代わりに罰を受けます。
ギータは兄の結婚式の招待状を届けるために上司の家を訪れます。女子大生ニールはその家の娘でした。ギータはニールの母親に、ヴィジャイがビデオを使ってニールを誘惑するかもしれないと警告しますが、母親は真実を知っていると言います。
前夜、ヴィジャイとギータが喧嘩別れした後、ヴィジャイはこの家を訪れ、母親の前でニールにビデオの件を問い詰め、そういう過ちを犯してはならないと厳しく諭していました。そして、ヴィジャイはギータの名前を出さずに自分は愛する人を傷つけるような過ちを犯した、一生それを後悔するだろうと話していたのです。
自分がヴィジャイを誤解していたことを知ったギータは、彼の誠実な人柄に惹かれはじめていたことに気づきます。ギータは兄にバスの出来事は忘れて一緒に村に帰ろうと頼み承諾を得ます。もう心配しなくてもいいと告げに行くと、ヴィジャイは喜びました。
村ではギータの祖父が心臓発作で倒れていました。祖母は、夫が生きている間にギータの花嫁姿を見せてやりたいと、ギータも兄と同じ日に結婚させるように家族に訴えます。ファニーンドラは、ギータの結婚相手にヴィジャイを提案し、ギータも嬉しそうに承諾するのでした。
しかし、ヴィジャイはギータを海辺に呼び出してこう告げます。
「自分は幼い頃母を亡くし、母のように誰よりも自分を大切にしてくれる相手と結婚したいと願い続けてきたが、ギータにとって自分は “沢山ある選択肢の一つ” で “たった一人の運命の相手” ではないと感じる。だから結婚できない」と。
打ちひしがれたギータは両親が選んだ相手と結婚すると宣言します。
ギータの結婚相手に選ばれたのは超合理主義者の在外インド人、キショール(Vennela Kishore)。カーストや結納金などの伝統をかたくなに否定するキショールは、周囲とことごとく衝突します。
結婚式前の準備の最中、ギータの祖母は孫を袖にしたヴィジャイをなじり、彼を推薦したのはファニーンドラだと教えます。ヴィジャイは動揺し、深夜のバスでギータにキスした犯人は自分だとファニーンドラに告白します。
ファニーンドラは、ハイデラバードから戻る前にギータが事の真相とヴィジャイへの愛を告白したと話します。そして、ギータにとってヴィジャイは “沢山ある選択肢の一つ” ではなく “たった一人の運命の相手” だと告げるのでした。
ヴィジャイがギータを問いただすと、彼女は彼を心から愛しているからこそ結婚を無理強いして嫌われるのは耐えられない、だから誰でも親が決めた相手と結婚することにしたと告白します。ヴィジャイは自分の過ちを赦してほしい、結婚してほしいと懇願しますが、ギータはもう遅い。結婚式は明日の朝だからもうどうすることもできない、と断ります。
冒頭、深夜の路上でヴィジャイが打ちひしがれていたのはこれが原因でした。話を聞き終えたニティヤは彼に策をさずけます。
――――――結末へと続く
結末は、スクリーンでご覧ください。
★上映会の内容等について詳しくはこちらをご確認ください。
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