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徒然なるままに

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うたかたの詩作です。
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#徒然なるままに

「タイムカプセル」

いつもどこか的外れで 臆病な僕の言葉は 全ての余白を埋め尽くす 結局、君との均衡な距離を保てずに 言葉の黒 感情の白 透明な肉体 君は僕の其れに、いくつかのダメ出しをした。 青は二人にとって良好なサイン 僕が思い切って 「なにか悩みがあるのなら言って欲しい」 といった言葉はあまりにも愚鈍で、 「私の悩みなんて、あんまり平凡過ぎて」 という君には、 もう、なにも云う必要がなくなってしまった。 やがて9月が終わろうとしている。 秋は残酷にもあの夏の日を抹消する。

「見せかけの」

みんなを笑顔にするために僕らは 歌って踊って笑います なんて言ってる アイドルなんて クソくらえ って言ってた自分が ふいにラジオから流れてきた あの昔聴いた 軽薄な歌に 救われるだなんて ああ 「頭空っぽ」って言って馬鹿にしていた自分は 頭を空っぽにするってのは そう 悪いことではないのかと納得してみたり いやなこと 辛いこと 全部掘り下げて考えるよりは 自分は深く痛みが解るなんて 勘違いしていた自分より よっぽど痛々しくなくって よっぽど救われる存在かもしれない

「 距離 」

わたしは あなたのカラダを知っている でも あなたの声を知らない わたしは あなたのココロを知っている でも あなたの顔を知らない 二人の距離を埋めたいけれど ココロの距離では埋められない カラダの距離を縮めたいけれど 二人の距離が邪魔をする カラダで距離を縮めても ココロが無ければ満たされない ココロの距離 カラダの距離 割れない距離