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仕事に《好き》を求めるのは間違っているだろうか?

出張でフィリピンのカミギン島へ来ています。

いつもとは違い、今回は日系企業の皆さんと一緒に来ました。

「三輪さん、カミギンって本当に素敵な島ですね」

皆さんからの言葉が嬉しく、これこそ仕事の原動力だと思ったので、ぜひご紹介させてください。

仕事の始まりは《課題》

フィリピンは多くの島から構成される国であり、同じ島国でも日本とは少し環境が異なります。

島によって大きな差があり、首都マニラのあるルソン島とカミギンのような小さな島では経済水準も教育水準も雲泥の差です。

その格差に苦しんでいる人も少なくありません。地方の島には家族のために学校を中退して働き始めている子どもも沢山いますし、それでも収入が低いために子どもへ満足な教育を提供できず、貧困の連鎖はどこまでも続きます。

私たちe-Educationの始まりは、まさにこういった《課題》から始まりました。

震災や家族の不幸によって突然学校に通えなくなった子どもたち。彼らの「もっと勉強したい」という想いを応援したくて、私たちはフィリピンでの活動を始めました。

フィリピンだけではありません。バングラデシュ、ミャンマー、ネパール、他の国も全て《課題》から始まりました。

ただ、今日ここまで活動を続けることができたのは、別の理由がある気がしています。

仕事は《好き》だから続く

途上国では、仕事がスケジュール通りに、そして期待通りに進むことは滅多にありません。

打ち合わせが時間通りに始まることはなく、「できる」と明言された約束も破られることがしばしば。嫌いな理由を挙げらればキリがありません。

ただ、同じくらい《好き》な理由も挙げられます。例えばカミギンは本当に平和な島で、ここ数年で一番大きな事件は鶏(にわとり)が盗まれたことだそうです。

穏やかで優しい人たち。美味しい海鮮料理。そして何より、目も心も奪われるような絶景、豊かな自然がここカミギンにはあります。

もちろん仕事がうまく進まない日はあり、時には現地の人たちと衝突することもありますが、それでもここまで続けらてきたのは、カミギンの自然が好きで、現地の人たちが大好きだからです。

《好き》だからこそ続く。改めてそう思いました。

最後に

仕事の始まりは《課題》です。誰かの何かを解決するために仕事は生まれます。

ただ、生まれた仕事は自然と続くわけではありません。トラブルも衝突もあります。

そんな壁にぶつかった時に心の支えになるのは、一体なんでしょう?使命感や責任感もありますが、《好き》も立派な柱になります。

だからこそ、仕事に《好き》を求めるのは間違ってはいないのではないでしょうか?

この仮説が正しいのか、これから身をもって検証していきたいと思います。

《好き》を大事にする。きっと楽しい旅になるに違いありません。

良かったら、ぜひご一緒に。

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