もし大学生に戻れるなら、何をしますか?【質問にお答えします!】
昨日、宮城県の高校生からもらった質問にお答えしました。
今日は、先日イベントで複数の大学生からもらったこの質問について。私が大学生だった頃の経験に加えて、国際協力を仕事にするようになって10年近く経った経験を交えて、私なりの意見を紹介します。
半年アジアを放浪した大学生活
さて、まずは私の大学生活の紹介から。
私は大学に入るまで、国際協力には一切関心がなく、海外に行った経験もありませんでした。
そんな私の転機は大学2年の夏。大学の友人に誘ってもらい、夏休みの時間を利用して一緒にタイへ行きました。横断歩道のない道路、突然声をかけてくるタクシードライバー、何もかもが衝撃の連続で、ワクワクが止まりませんでした。
気がつけば、あっという間に2週間が過ぎて帰国日に。帰りのフライトでなぜか涙が出てきて、「また海外へ行きたい」と心に小さく誓いました。
そこから一生懸命アルバイトをしてお金を溜め、3年の春〜夏にかけて約半年間、今度は一人でアジアを放浪しました。
以前インタビューいただいた記事でも触れた通り、これが私の国際協力の原点であり、今もあの時の気持ちに立ち返ることがしばしばあります。
国際協力は、恩を贈り合う終わらない旅
自分の言葉ですが、私の国際協力は「恩返し」から始まっており、その旅はまだまだ終わりそうになく、そのことに今もワクワクし続けています。
もし私が大学生に戻れるとしたら?
そうですね...やっぱりもう一度海外に飛び出すと思います。
新卒でJICAの職員になり、そして今はe-Educationの代表として、1ヶ月に1回近いペースで途上国へ行くことができていますが、国際協力に関心のある社会人の方々と話すと「羨ましい」という言葉をよく聞きます。
これは社会人になって思うことですが、「海外へ行こう!」と思っても、なかなか時間を作ることが難しく、いざ海外へ行ってもスケジュールがどうしてもタイトになってしまい、満喫とまではいかないのではないでしょうか。
海外へ行くまとまった時間が取れることは、大学生の特権です。夏休みでも春休みでも、自分の行きたい国へいつだって行くことができ、それがきっと将来につながる「原体験」になります。
そう、「原体験」なんです。私が新卒でJICAに入れたのも、こうやって今も国際協力の仕事を続けることができているのも、私が特別な人間だからではなく、海外に出たことによって特別な体験をできたから、だと改めて思います。
だからこそ、大学生に戻ることができたとしたら、改めて海外へ飛び出したいですし、そこでとっておきの経験をしたいですね。
最後に
そんな想いがあるからこそ、私たちe-Educationは今年新たに「旅」と「教育」を組み合わせた実践型教育プログラムLAMPを立ち上げました。
日本、ミャンマー、バングラデシュという3か国の若者が、一緒にそれぞれの国を巡る学びの旅を新しく始めました。
ただ旅をするのではなく、途上国の素敵な仲間と一緒に学び合う時間は、あなたを変える「原体験」となり、きっと一生の財産になることでしょう。
現在、第二期のメンバーを募集しており、少しでも興味のある方はぜひこちらの記事をご覧ください!
▼LAMP第二期募集について
先日ミャンマーでは定員5名に対して200人近い応募があり、日本でも既に熱い応募が届いております。
締め切りは今週末10月27日(日)まで。たくさんのご応募、お待ちしております!
▼LAMP第二期メンバーに申し込む
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfX3P9jJnTVApFFee3V9c0H-h880gGishqBbfvArzdz3Aq2PQ/viewform
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