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理解できないものを拒絶しないこと。

先日の話です。

先週の日曜日、19日に池袋でバングラデシュの新正月を祝うお祭り「ボイシャキメラ(boishakhi mela)」が開かれました。

場所は毎年開催されている公園から場所が変更となり、サンシャイン池袋のすぐ隣にある東池袋中央公園。

特に前情報もなくお祭りに参加したのですが、驚きの光景が広がっていました。

バングラデシュ人とコスプレイヤーたち

で公園が埋め尽くされていました。

バングラデシュ人が多いのはわかります。そのためのお祭りです。日本で暮らしている在日バングラデシュ人の方もいれば、旅行で訪れている人たちもいました。

公園内にはカレー屋台をはじめ、たくさんの露店が開かれて大賑わいでした。屋台の周りには、色鮮やかな民族衣装を着たバングラデシュの人たちが列を作り・・・いや、バングラデシュの人たちだけではありません。

よく見れば服だけでなく髪もカラフル。ピンクにオレンジなど、普段見慣れない髪の色に特殊な洋服。そう、コスプレイヤーの皆さんでした。

驚いたのは、バングラデシュ人とコスプレイヤーたちが楽しそうに会話していたこと。私たちが思い描く平和な世界を超えた、何かを見た瞬間でした。

拒絶しないこと、一層のこと楽しんでしまうこと

お祭り後に気になって調べてみたところ、どうやら21日はサンシャインシティでコスプレイベントがあり、上のページをよく見ると「ボイシャキメラ」についても説明もありました・・・が、参加していたコスプレイヤーの人たちを見る限り、あまり事前に調べてはいなかったんじゃないかと思います。

「めっちゃ美味しそうな匂いがするんだけど・・・」

「え?ここのカレー、超美味しくない??」

カレーは偉大でした。あまり会話は聞こえませんでしたが、気がつけば仲良さそうに一緒に写真(セルフィ)を撮っているバングラデシュ人とコスプレイヤーたちを見ながら、小さな壁が壊れたような気がしました。

《拒絶しないこと、一層のこと楽しんでしまうこと》

言葉にすればこの程度のことですが、それでも国際協力の大原則とも言える姿勢を池袋で再発見することができました。

最後に

国際協力を仕事にしてもうそろそろ10年。

できる限り偏見を持たず、異なる価値観を受け入れることは慣れていると思いましたが、池袋で見た異色のコラボレーションを見て、私もまだまだだなと思いました。

今ちょうどミャンマーに来ていますが、価値観や文化の違いを理解し合い、楽しめるような時間にできたらと思います。

よかったら、ぜひご一緒に。

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