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社内起業するために必要なのは、泥臭い寝技や反則勝ちです

私たちe-Educationはここ数年、CASIOやNTTコミュニケーションズグループなど、大手企業のCSR案件に関わって一定以上の成果をあげることができました。

最近では、ありがたいことに新規事業の研修や社内コンペを手伝わせていただく機会も増え、「どうやったら新規事業を立ち上げることができますか?」と質問をもらうことも増えてきました。

そこで、今回は最近思う新規事業作りに関する誤解と、その脱却方法についてご紹介できたらと思います。

新規事業を作るのは、決して簡単ではない

「うちの会社は、新規事業作りに全く理解がない」

これはよくある若手職員の方々からのコメントですが、「そんなことはないですよ」と即答できます。

どんなに大きな会社であれ、必ず創業期があり、成長するために何度も新しい事業を作ってきた歴史が存在します。そしてその歴史を作り上げた人たちは社内にまだいる可能性が多く、その人たちが「新規事業は難しい」と言うのは、本当に難しさを体感しているからです。非常に苦しかった記憶と一緒に。

だからこそ、最初に私からするアドバイスは「新規事業の生みの苦しみを先輩たちから学びましょう」です。私たちe-Educationも、国際協力やNPOの先輩経営者から多くを学んできました。インターネットもなく、NPOという法人格もなく、そんな状況下で活動してきた(現在は老舗と言われている)先輩NPOは経験の宝庫であり、創業期の苦労は想像を絶するものばかりでしたが、私たちが成長するために必要なヒントも沢山いただきました。

だからこそ、あまり強い言葉は使いたくないのですが、20代の若手職員は今のうちに先輩たちの苦労を、会社の歴史を、もっと勉強すべきだと強く思います。少なくとも、新規事業を作ることが難しい、という認識が腑に落ちるまでぜひ足を動かしてみてはいかがでしょうか。

新規事業作りに必要なものは、寝技や反則勝ち

さて、新規事業を作る難しさを分かったら、ここからは忍耐勝負です。

アイデアをカタチにすること自体は、十分な資本のある会社であれば、さほど難しいことではありません。それよりも、上司から部下まで含めて、応援してもらえる空気を作ることが本当の勝負です。

ここでぜひ引用したいのは、リクルートマーケティングパートナーズ代表取締役社長の山口さんのストーリー。以前も少し書きましたが、創業時からずっとお世話になっている、兄のように慕っている先輩経営者です。

山口さんは、教育業界で知らない人はいないであろう『スタディサプリ』の生みの親。でも、それがリクルートの新規事業コンペから生まれたこと、優勝するまでに6年かかった人は知らない人も多いでしょう。

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山口さんのストーリーに触れるたびに、新規事業作りに必要なのは奇抜なアイデアではなく、そこにかける情熱と、周りを巻き込む力なんだなと心から思います。

上の記事でも触れられていますが、いくら良いアイデアがあっても、それを推し進める仲間がいなければ、何も変わりません。一方で、良い仲間が集まれば、どんなアイデアであっても事業化する確率は一気に上がります。

だからこそ必要なのは泥臭くても勝ちに行く方法を探すこと。柔道で言えば寝技や反則勝ちと呼ばれる方法であり、スマートな勝ち方でないと言われようとも、そこで勝ちにこだわる姿勢や情熱はきっと仲間を巻き込む最後の人推しになります。

だからこそ、新規事業作りに悩む人たちには、ぜひ寝技や反則勝ちという道をぜひ考えて欲しいなと思います。

最後に

以上、上からモノをいうような記事になってしまいましたが、当然、これは私自身にも当てはまり、もっと努力すべき点だと痛感しています。

叶えたいビジョンがあり、実現しなければならないミッションがあるなら、勝ち方にこだわってはいられません。どんなに泥臭くても、いや、泥臭いからこそ誰も突破できない道をこれからも突き進んでいくべきだと強く思います。

今大きな案件が生まれつつありますが、この気持ちを忘れず、今できることを一つ一つ丁寧に進めていこうと思います。

良かったら、ぜひご一緒に。


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