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【今週のおすすめプレゼン動画No.9】ビル・ゲイツ「もし次の疫病大流行(アウトブレイク)が来たら?」
今日、ご紹介したいのはマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏のTEDプレゼン。当時世界を震撼させたエボラ熱の拡大をなぜ防げたのか、《次》に備えて私たちに何ができるか?今こそ見返したい動画です。
動画の概要をTwitterで投稿したので、こちらでも紹介します。
ビルゲイツの5年前のTEDプレゼン「もし次の疫病大流行(アウトブレイク)が来たら?」の概要を連続でツイートします
— 三輪 開人(プレゼン研究中) (@3_wa) March 14, 2020
【今の世界最大の危機は?】
・次に1000万人亡くなるとしたら、戦争よりも感染性の高いウイルス
・その理由は核抑制に比べて疫病抑制をやっていないからhttps://t.co/Pek6xlP4yE pic.twitter.com/MzGbj9AZc9
【疫病対策に必要な予算は?】
— 三輪 開人(プレゼン研究中) (@3_wa) March 14, 2020
正確な予算は分からないが、予期する被害に比べれば大したことのない額だと確信している
世界銀行は、世界規模でインフルエンザが大流行すれば、世界の総資産が360兆円の打撃があると予想している
加えて、何百万人とという死者が見込まれる
【エボラが世界的な感染拡大しなかった3つの理由】
— 三輪 開人(プレゼン研究中) (@3_wa) March 14, 2020
①ヘルスワーカーたちによる絶え間ない努力
②ウイルスの性質:空気感染しない、重症になるため患者が病院/ベッドから動きにくい
③都市部で発生しなかった:これは「運が良かった」と言うしかない
(動画補足:②と③がコロナと大きく異なる)
【3000万人がスペイン風邪で亡くなった100年前と今の違い】
— 三輪 開人(プレゼン研究中) (@3_wa) March 14, 2020
・携帯電話による個人の情報収集&発信が可能
・衛星を活用した人々の移動経路の探索・解析も可能
・生物学の研究発展によってワクチン開発時間が劇的に短縮
結論:ツールは既にあるが、世界規模のヘルスシステムにまだ組み込めていない
【今、私たちが学ぶべきは「戦争」の歴史】
— 三輪 開人(プレゼン研究中) (@3_wa) March 14, 2020
・戦争に備えることから学べることが多い
・兵士たちは常時収集に備えている
・人員や資源も潤沢にある
・NATOには非常に迅速に現地へ赴ける機動部隊がいる
・緊急時の物流などの対策まで常にシミュレーション済み
これらが疫病対策においても非常に必要
【疫病対策のキー・ピースは?】
— 三輪 開人(プレゼン研究中) (@3_wa) March 14, 2020
①貧しい国にしっかりとした病院・健康保証システムがある事。アウトブレイクの初期兆候もそこで把握できる
②医療従事者たちの待機部隊。いつでも召集に応じられる専門集団。
③軍との連携。軍の機動力は物流確保などで不可欠
④ワクチンや診断分野での研究開発
【疫病対策に必要な予算は?】
— 三輪 開人(プレゼン研究中) (@3_wa) March 14, 2020
正確な予算は分からないが、予期する被害に比べれば大したことのない額だと確信している
世界銀行は、世界規模でインフルエンザが大流行すれば、世界の総資産が360兆円の打撃があると予想している
加えて、何百万人とという死者が見込まれる
【疫病対策は「今」備えるべき喫緊課題】
— 三輪 開人(プレゼン研究中) (@3_wa) March 14, 2020
パニックになる必要はないが、今すぐ取り組まないと間に合わない
・・・ということを、私たちはエボラの大流行から学ぶべきである
(以上で《5年前》のTED概要紹介は終わりです。今見返すととても腑に落ち、今から《次》に備える必要性を強く感じました)
また、ビル・ゲイツ氏は「100年に一度の病原体として扱うべきだ」という記事をニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンへ寄稿されており、東洋経済オンラインでその和約記事を読むことができます。
現状を数字や各種データできちんと受け止め、悲観的ではなく楽観的な道を探す彼の姿勢、プレゼンを心から尊敬しています。まだプレゼンを未視聴の方は、ぜひこの機会にご覧ください。
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