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途上国の課題を解決する主人公は、一体誰なんだろう?

どうも。ネパール出張中の三輪です。

久しぶりのネパールなのですが、いざ学校に行ってみると様々な課題を発見します。

「〇〇〇したらいいんじゃないか?」
「●●●はしない方がいいんじゃないか?」

いろんな解決策が思いつくのですが、ここで忘れてはいけないのが誰が問題を解決するのかです。

途上国の課題を解決する主人公は、一体誰なんでしょうか?

よそ者の限界

「よそ者・わか者・ばか者が、世界を変えていく」

今では一般的になりつつある言葉ですが、国際協力においてよそ者とは外国人、つまり私たちがよそ者になります。

よそ者には、未来の当たり前を知っているという大きな強みがあります。

例えば9年前、バングラデシュの貧しい農村地域における先生不足や教材不足の問題を見て、映像教材を活用しようと思ったのは、日本の東進ハイスクールという予備校のモデルを知っていたからでした。

結果、半年しか時間がなかったにも関わらず、貧しい村からNo.1国立大学であるダッカ大学に合格しました。

日本の雑誌やテレビも取材してくれ、気がつけば「途上国版ドラゴン桜」と呼ばれるようになりました。

しかし、です。

肝心のバングラデシュで、私や創業者の税所篤快の名前を知っている人は、ほとんどいませんでした。

彼らにとって、私たちはあくまで「日本人」であり、ここによそ者の限界を感じました。

誰もが主人公になれる物語をみたい

あれから9年が経ちました。

今では200人以上の貧しい高校生たちが、バングラデシュの難関国立大学へ進学し、その多くが地元の高校生たちの勉強をサポートしてくれています。

昨年、大学生となった卒業生たちと一緒に地元の後輩たちを応援しに行きました。

ある卒業生が、生徒たちへ向かって「君たちの夢は何ですか?」と尋ねます。

「お兄さんのようなリーダーになることです」

生徒たちはキラキラした目で、夢は目の前にあることを語ってくれました。

これです。これなんです。

私が今もバングラデシュで活動し続けているのは、こうやって夢や目標の対象になる主人公がどんどん増えているからであり、それを隣で見られることが堪らなく嬉しいのです。

先進国育ちのよそ者は、途上国の課題を解決する主人公にはなれません。なれるかもしれませんが、それは地元の人たちが憧れるような主人公ではありません。

私が見たいのは、誰もが主人公になれる物語です。地元の若者たちが「次は自分が主人公になる番だ」とワクワクする物語を、これからも作るサポートをしていきたいと考えています。

最後に

先日、ZOZO前澤さんの100万円お年玉が当たり、《途上国の若者100通りの夢を応援する》ための協力者を募集したところ、たくさんのアイデアをいただきました。

その中には、途上国の子どもや若者に光を当て、彼や彼女が主人公の物語を作りたいと想っている人がいっぱいいて、凄く嬉しくなりました。

100通りの夢を応援する協力者の募集は明日18日まで。共感いただける方、一緒に途上国の若者の夢を応援したいという方は、ぜひご応募よろしくお願いします!

▼応募は私のツイッターをフォロー&以下のツイートをRTするだけです!


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