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自分へのラブレター

ここ最近、よく泣いている。

なんの涙かというと、これまでのわだかまりとか苛立ちとか悲しみが溶けるような……そんなかんじの”あたたかい涙”だ。

感じていることに嘘をつくと、それが石のように体のどこかに残るんだなって色々考えて心底理解した。 嘘をついていたと知ることは痛いけど、「ああそうだったんだな」とわかると涙になって溶けていく。

たとえば、私は親との関係をすごく疑問に思っていた。

大好きな存在だし、感謝しているし、できればずっと元気で生きていてほしい。 そう思うのに、幼い頃に「なんで?なんで愛してくれなかった?」と思ったことが時々顔を出すから、どっちが本当の気持ちなのかわからなかった。

でも、最近「私はもっと実感できる形でしっかり愛されたかったんだ」ということを認めることにした。別に今の親を嫌う必要はなくて、私自身を責めることを止めるだけでよかった。

愛されてなかったわけではないかもしれない。でも「愛されてる」と実感できるシチュエーションがちょっと少なかった。そんなかんじ。

「愛されてないんじゃないか」と感じてしまうことが強く印象に残ってしまった。そんなかんじだ。

こう思えたら、今の自分を否定しないまま親のことも大事だと思えるようになった。そんで、過去の辛い嫌な記憶にアクセスするより、「今」の「心地いい」にアクセスする時間を多くすることが、未来を楽しいものにするんじゃないかなって思ったりする。

そのために、私は楽しいと思えることをこれから先の人生はゆるゆるとやっていこうと思う。それはとっても小さいことだ。

自分では「できない」と思ってたことを、すこーしずつやる。ちょっと難しいレシピをゆっくり挑戦してみるのでもいいよね。ふらっと海に出かけて、ビール飲んで「プハー!」っていうのもいいよね。

最後の時間まで感謝できるように1日を大事に過ごしたい。

心地いい瞬間を逃さないよう、味わって過ごしたい。

それが私の人生を豊かにすると確信してるんだ。

そうしよう、そうしていこうよ!

なーんて、これ、まるで自分へのラブレターみたいだ。


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