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京都人は

昨日朝、テレビを見ていた時、衝撃的な出来事があった。
出演者のお一人が京都出身だということでしたが、台風の話に絡めてあろうことか「明日の五山の送り火が心配です」の言葉の後に「大文字焼きで有名ですが」と。

少なくとも京都出身を名乗るなら大文字焼きなどと口にしてほしくはない。
饅頭や煎餅じゃないんだから。

他府県の方に言われるのは全然平気だ。
ああ、この方は知らないんだなと思うだけなのだが、京都人だとそうはいかない。
知人間であればまだしも公共の電波に乗ってしまっては取り返しがつかない。
自分の無知をさらけ出しているだけだ。

夏の風物詩ではあるし、その為に観光に訪れる方も大勢いらっしゃるのも承知している。

確かに五山の送り火というより大文字焼きとした方がキャッチ―だし意味が伝わりやすいのも分かる。

しかしあれはお盆に帰って来られたご先祖様を元の世界にお戻りいただくための送り火だということを忘れてはいけない。
伝統行事ではあるが、お祭りではなく仏教行事なのだから。

今夜に行われる予定の五山の送り火は台風7号の影響がはっきりしないため昨日の段階では決定を決められなかったとか。
護摩木の受付も一時的に中止されているようです。

そうそう、京都以外の方でも願い事を書いた護摩木は燃やしていただけるそうですよ。
今日の夕方くらいまでは各所で受け付けていますから、あなたも参加されてみては? 護摩木は1本300円だそうです。

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