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内省的な観察-1

道標/個性


道標
頼ることが苦手で。
説明が苦手で。

何度も、何度も何度も何度も失敗してきた。
頭にはいくらでも浮かんでくるのに、口に出せない。
こうすればいいのにって、教えてほしいだけなのに、
こうしたらどうかなって、提案したいだけなのに、
いつもズレて、逸れて、終わってしまう。

やりたいことも、やらないといけないことも、毎日毎日無数にあるのに、
いつもうまくできない、始まらない、進まない、終わらない。

標が欲しい。
少しでいい、手を差し伸べてほしい。
直接じゃなくてもいい。こんなことができたんだ。こうすればよかったんだって、気づきがあったらすごくいい。

そしていつか、自分もそう有れるようになりたい。



案内板
そこにあって、必要な時に見ることができて、どこにいけばいいのかがわかって。
でも干渉はしてこない。干渉はしてこない。
行き先は自分で決めていい。



個性
集団の中の個に惹かれる。
なんでもない、なんでもない中に一つ見つける物に惹かれる。
誰もが通り過ぎてしまうような光景の中で細やかに輝く一つに惹かれる。
僕は君を見つけているよって思いたくなる。

きっと自分は見つけて欲しいのかもしれない。
認められたいだけなのかもしれない。

頑張ってるねって、すごいねって、言ってほしいだけなのに。
虚しい承認欲求だけが膨らんでいく。

アイデンティティをずっと探している。


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