小児喘息で2回死にかけた時の話
私は死にかけた経験がある。
小学校に上る前に、2回…。小児喘息で入退院を繰り返していた幼少期に。
1回目は夜中だったと思う。寝ていたら突然息が出来なくなった。よく映画などで海に沈んで死んでいくシーンがあるが、あんな感じ。苦しくてもがいて、意識が遠のく時フッと楽になる。
子どもながらに『死ぬんだな』と思った。真っ暗闇をひたすら歩いた。名前を呼ぶ声が聞こえる。目を覚ますと病院の天井が見えた。『死ねなかったのか』
悲しいが鮮明に覚えている。最初に思った感想だ。正直、小児喘息の発作