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この夏の私のおススメ。

noteお題企画『#夏のオススメ』に便乗して。

この夏は色々オススメに出会ったのですが、印象深かったのは『ホテル ワルプルギス』『紅蜘蛛』です。

2つとも本業の夏休み(所謂「お盆」)にプレイした(後者はまだ最終ルートが残っている)ゲーム。

『ホテル ワルプルギス』

プレイ記はこちらを参照。

物語の舞台は、同名のホテル。そこは生と死と時空の狭間。
そこには、様々なバックグラウンドを持った宿泊客とスタッフがいる。
「友達」を探してこのホテルにたどりついた、主人公カガリは、
その道中を通じてホテルと「友達」にまつわる真実を知る―。

この「生と死と時空の狭間」というのがポイントで、まさにお盆にぴったり。

ふと、もう二度と会えない大切な人に会いたくなる。その人に想いを馳せたくなる。心温まるライトホラーアドベンチャーです。

カガリの相方で、ホテルの秘密にまつわる重要人物・ヒツギもまたいい味を出しています。

あと、推し(=八木さん)が「センバ リョウ」名義で手掛けている音楽が、どことなく涼しさを呼んでくれます。ぜひサントラにも課金してやってください。

『紅蜘蛛』

こちらもプレイ記あり。現在進行中。

主人公越児は、少女時代に大陸の暗殺組織「蜘蛛网」で暗殺訓練を受けた元暗殺者。
とある事情で組織を脱退した彼女は、九龍一帯で活動する黒社会組織、紅花会の会長永孝の妻となっていた。
ある日ナイトクラブで永孝が襲撃され、意識が戻る見込みはないとの診断を下される。
跡目相続を見越して暗躍を始める幹部たちに、この機会に乗じて捜査介入を謀る香港警察。
越児は会長代行としてボディガードや知己の探偵の指揮をとりながら彼らと渡り合い、夫の暗殺を計画した人物の特定に乗り出す。

(上記、公式サイトより)

物語が、濃い。人間関係も濃い。

濃いだけじゃない、熱い。エモい。尊い。

「当初は乙女ゲーのつもりでシナリオ作成をはじめた」(作者談)という訳で、所々にその名残が残っているのが、また、いい。

そして、個人的に乙女ゲーでは弱りがちな物語の土台がしっかりしている。ルートを進めれば進めるほど、世界観がより深く理解出来る。あれこれ考察したりするのもまた楽し。

最終ルート、みんな救われるといいなぁ。(悪役除いて)

この2作品の共通点

奇しくも、この2作品の主人公(カガリと越児)は、どちらも自立した、けどどこか陰があって脆い、という共通点を持つ。

(ついでに、普通の女性らしい一面も覗かせたり)

プレイ中、自らのやり方で難局を切り開く、ふたりの活躍に憧れる瞬間があった。

ジャンル、テイストは違うが、現在を生きる女性たちにも訴えかけてくるものがあるこの2作品。お勧めです。

拙い語彙と表現ですが、少しでもコンテンツの良さが伝われば幸い。スキはモチベに、サポートは推し活とネタ収集、合唱などの活動に充てます。よろしくお願いいたします。