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読書感想文『紅蜘蛛』・2枚目(前半)

studio waspによる香港ノワール系同人ノベルゲーム『紅蜘蛛 / Red Spider』を読書して(ノベルゲームを遊んで)みる企画・第2弾。

今回は弟ルートを読破(クリア)します。

ルートマップも参照したところ、分岐点はお屋敷の顔合わせ時の護衛選択の模様。前回お兄ちゃん(陸)ルートをプレイした際にそこでセーブデータを作成していたので、今回はそこから読書開始。

※前回まではこちら

読書開始の前に:本稿以降のネタバレ配慮について。

そういえば、ネタバレ配慮について。

作者・kellyさんご本人から「初出から5年経ってるし、そんなに気にしなくて大丈夫」とのコメントを頂いたので、

今回からいろいろ突っ込んで書いていきますよw

(とはいえ、本シリーズはまだまだ続くので、ペース配分を考えつつにはなります。いきなり全部明かしたら、ねぇ)

読書開始(いきなりルート確定から)

というわけで、ユウ(弟)君、キミに決めた!

さすが兄弟、考えることは大体似ていた。

ここで越児は、弟へスマートフォン用スパイウェアを幹部sのスマホに仕込むことを提案。

前回幹部sの悪事(ゴウの息子さん誘拐軟禁事件)を暴いたスパイウェアがここで登場します。

兄弟のデジタル事情。お兄ちゃんはガラケーだった。

これがガラケー使用の証拠写真。

幹部sにスパイウェアと同時に送り付ける画像を見せられた弟の図。事件が事件だから我慢してくれ。

この後、もっとグロいのが来るから。

序盤でさっそくえげつない采配見せつけられてますからへーきへーき。

おめでとう弟くん。順番が回ってきたぞ。

「妙な気起こすんじゃ…」と心配するお兄ちゃんに対してこの一言。歳によらず、内面大人かもしれないぞ、この子。

in the Bedroom

お兄ちゃんルートではここの前にお兄ちゃんとのやり取りがあったのですが、弟ではいきなりこの流れに。ゴウさんとのアポイントを取り付けます。

ゴウさんとのアポイント場所決めのリアクションに変化が。年齢相応のミーハーな一面が出ている。

楽しんでないか。

ここから弟の過去話へ。裏稼業に入ったきっかけについて。

ハードモード人生だった。

!?

うっわぁ…。

この出来事をきっかけに、弟はひきこもり生活に。

越児の前では、みんな本当の自分をさらけ出せるようである。

超同意。

言い訳がましいぞ弟よw

例の事件発覚後

例の事件発覚までの流れはお兄ちゃんと同じなので省略。

弟のトラウマはそういうことでしたか…。

例の事件に際してのゴウとのやりとりにこちらが追加。

vs.老板戦

心配するのも当然である。お兄ちゃんルートと同様、弟はバックアップ要員として加わります。

弟、今何と言った!?

姐さん通り越して「mom」のインパクトにやられている間に、屋敷突入作戦は佳境へ。

あれだけ見せられたら顔色も悪くなる。

無理すんなー(忠告)。

老板への一喝も、このルートだと説得力が倍増。

自らの過去と向き合った弟の志願。

その志願は、見ているこちら側にとっては納得出来るもの。

だが、あまりにも哀しい。境遇一つで、人生はここまで変わるのか。

もし、彼が、「本当に理解があり」「裏表のない」「誠実な」師に出会えていたとしたら。

もし、彼の家庭環境が、「温かい」ものであったならば。

そう思うと、選択肢なしで、ノンストップで行く末を見守るだけのこちら側にとっては、関与できないのが、辛い。

事後処理~vs.添明戦

小太り刑事と探偵のくだりから添明始動までも前回と同様なので割愛。

事後処理シーンは添明一味が来るところから。弟が最初に気づく描写。

お兄ちゃんがAKMSを持っていくのは共通のようです。ここからが弟ルートの部分。

一晩+数時間で適性を判断し、それに応じた戦略を立て、

相手に分かりやすく指示をする。

越児、理想の上司像である。

ようやった、弟!エライ!!

お褒めのタイミングも絶妙!

余計なことしやがってーーーーーーーーー!

あーもーいわんこっちゃない!

分かったから、あんたそっとしてなさい。

こんな会話をドンパチしながらさりげなく入れて、部下の理解に努める上司。

このルートは、「超有能上司」と「頭は切れるが手のかかる部下(新人)」の関係から、進展していくという流れのようである。

越児は、自分の新人時代を、弟に重ね合わせていた。

いっちょやりますか。

無事に添明を仕留め、ゴウも合流。

このルートも真相が近づいてまいりましたが、差分のヘビーっぷりで紙面を割いたので、「2枚目後半」へ続く!



拙い語彙と表現ですが、少しでもコンテンツの良さが伝われば幸い。スキはモチベに、サポートは推し活とネタ収集、合唱などの活動に充てます。よろしくお願いいたします。