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「KEYS~新たな音楽概念の扉を開く」2024年3月7日(木)角野隼斗全国ツアー2024東京公演 Day3

このnoteは角野隼斗さんの全国ツアー2024「KEYS」に伺ったmiwaの、日記的なものです。レポではないと自認しています。全編ほぼネタバレなので、知りたくない方はこの先に進まれないことをおすすめします。
内容に乏しいのにやたらと長編になってしまったので、もしお時間があればお付き合いいただければうれしいです♪


コンサート概要

◆コンサートタイトル:角野隼斗 全国ツアー 2024 “KEYS”
◆日時:2024年3月7日(木) 18時00分開場、19時00分開演
◆会場:サントリーホール大ホール(東京/日本)
◆プログラム:
・J.S.バッハ/イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
・モーツアルト/ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
・角野隼斗/24の調によるトルコ行進曲変奏曲
(休憩)
・角野隼斗/大猫のワルツ
・ガーシュウィン(角野隼斗編曲)/パリのアメリカ人
・ラヴェル(角野隼斗編曲)/ボレロ

はじめに

前日の冷たい雨も上がり、ぽっかりと晴れた東京。
サントリーホールの角野隼斗さんの全国ツアーコンサート(同会場4公演のうちの3公演目)に伺ってきました。
最初で最後のツアー参加。
Xやインスタでの参加されたみなさんの投稿を見ながら、待ちに待ち焦がれていました。
最高との評判、なおも日に日に進化していると言われている、18公演目のこの日、どんな演奏を魅せてくれるだろうと、ドキドキわくわくで会場に向かいました。

いい空になったこの日

開場前

当日はグッズ(キーホルダー、楽譜、CD・DVD)の先行販売あり。
16時から販売なのに15時10分ごろ到着(早)
周囲でたたずんでぼんやり過ごしました。
その後整列。日が傾いて風が冷たくなってきて、グッズ列で待っているのはちょっと辛かった。

販売開始時刻にはだいたい40人くらいの列が。最初にコンサート当日のチケットをチェックされて購入します。楽譜は特典ポストカード確認の為、会計時にページを開いてみせてくれ、そのため角野さんの直筆サインの有無があっけなくわかってしまう。たしかに主催者様にとってはポストカードの有無こそがいちばんの問題ですもんね笑。

24ある調性(KEYS)にちなんで、ランダムに封入された24色あるリボンの色は濃い紫。冠位十二階の中ではいちばん高位の色。欲しかった色のひとつなのでとてもうれしい。

上側のキーホルダー。リボンは画像では黒く見えるけれど濃い紫色

ホールの外に飾られたコンサートのパネル
ホール入口横の掲示。4公演ともSOLD OUT!!
角野さんの直筆サイン


その後この日はじめましてのフォロワーさんと早めの夕食。緊張でおなかが空いていたのと寒かったので、あったかいカフェレストランに入れたのは助かりました。話もはずんでおいしい時間でした。

夕飯にはあたたかいポトフを

そうこうしているうちに開場時間が。わくわくしながら列に並びました。

開演前

席は2階Cブロック3列目真ん中寄りの左ブロック(実質2列目)
着席するとキレイに視界が開けていて、段差があるので快適に見られる。音も微弱音からffffまで気持ちよく届いて◎。この席、おすすめです。

座席よりステージを臨む

2階席と1階席はチケットもぎり口が違うので、1階に降りて楽器などの写真が撮れるか心配だったけれど、もぎり口から入るたびにチケットを呈示すれば大丈夫でした。フラスタも撮ることができました。9台もあって、とても華やかです!

代表して石丸幹二さんからのお花を。とても豪華

この日はじめてクラシックのコンサートに小ぶりな双眼鏡を持参(オペラグラスは持ってないので双眼鏡)。予想以上に働き者だった。ビバ・文明の利器!後半から使おうと思って前半はトートバッグにしまったままだったけれど、トルコ行進曲変奏曲からでも使えればよかったと反省。2階席からでも指いっぽんいっぽんの動きが手に取るように見える。指と鍵盤の距離や跳ね返りが以前よりもコンマ数ミリ近づいていて、音色の多彩さ豊かさにつながっているのではと双眼鏡越しに思いながら見ていました。双眼鏡、これからヘビロテです。

なお、この先MCも挿入しますが、まったくと言っていいほど覚えていないので、詳細は他の方の記述をぜひご覧ください!
以下、覚えている部分のニュアンスだけ残します。タイミングや内容が間違っていたら修正するので教えてくださいね。

さあ、はじまります!

J.S.バッハ/イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971

ほの暗い灯りの中に浮かび上がる角野さん。一音目の左手のじゃらららん(アルペジオ)からすでにバロックの音と空気。300年むかしにタイムスリップした音色で紡がれるイタリア風味の味付け。こんな世界でバッハは曲を作り弾いていたのだなと、見えるように伝わってきた。tuttiとsoloのバランスが素晴らしい。ほぼずっと左手を聴いていた。聴いていたかった。右手も素敵だったけれど、とにかく左手。ほどよい重力を感じさせる強弱とニュアンス、フレーズを閉じる時の音の置き方のバラエティー、対旋律をうたう時のバランスと指のまわり。王室の輝き、南国の花のかぐわしさ、つぼみの憧れ。息を吸うと全部伝わってくる。

2楽章。ああ、これだよこれ。1楽章とがらっと変わった、夜のとばりの中。見えるか見えないかの夜露がふっと落ちてくるような。まさにこれがノクターンなのかもしれないと思った。思い出していても心臓がとくん、とくん、となる。心臓の音も聞こえないようにしていた静謐さ。右手のトリルが涙をすくいとるように優しい。

3楽章。あけ放たれた扉。音楽の未来が見える。早すぎないのが好き。そしてやっぱり左手が好き。スケールとか、ボンボンボンボンってベースの動きとか、ファドラドファ♪、とか。楽譜なしで伝わるのか?笑

MC1

全23公演のうち、サントリーホールで4公演、今日はその3公演目、たくさんおいでいただいてうれしい。ありがとうございます。ピアノが生まれて300年、いまも鍵盤楽器は進化している、といった話もありました。

モーツアルト/ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」

これ、ピアノ入れ替えましたよね?
え、同じピアノですか?
信じられないです、、からはじまった、美しい、美しい、第1楽章のテーマ。

好きなのは第5変奏。ゆっくりゆっくり紡がれていくのに、息が詰まらない、飽きない。自分の呼吸もゆっくりゆっくり息が美しくなっていくのを感じる。

この曲は「繰り返し」が大きなテーマの一つ、と「かてぃんラボ※」で言われていた。
※YouTubeのかてぃんチャンネル内の有料会員制のコミュニティ

繰り返しのたびに、少しずつ音が加わり、回り、歌っていく
トリルひとつひとつの、指いっぽんいっぽんのバランスとニュアンスがすばらしい。

第2楽章、いちばん好き。ノーブルで落ち着きがあって、安心してそこにいられる。

左と右のバランス、指ごとの音色のコントロール、右手が重音で降りてくる音、色の変化、景色の変化、素敵でした。

第3楽章(トルコ行進曲)、軍楽隊の行進が遠くからだんだん近づいて来る。空気と集う人とにぎやかで華やかなシンバルの音。こんなに楽しい曲だったんだとはじめて知った。

曲の最後、ガッツポーズみたいな左手が入った。まさにブラボー!(叫びたかった)

MC2

KEYSには鍵盤だけでなく、調性という意味があります。転調が大好きなので、24の調性をつなぐ変奏曲を作りたくて作ってみました。めまぐるしく調が変わるので、調がわかるようにハイテクでライトが変わるシステムを導入しました(グランドピアノの左横に、まあるい電灯がちょこんと置かれている)。変ホ長調。。ハ短調。。(角野さん実演。調が変わるごとに色が変わる。場内からおおおの声)。照明さん、ありがとうございました(場内笑)では、お聴きください。

笑を取る間が上手くなったなあ。MCもほんとに慣れて。それでも誠実さはそのままで。あと、立ち姿が美しくなった。

グランドピアノの上にまあるい電灯

角野隼斗/24の調によるトルコ行進曲変奏曲

出だしから、楽しいことがはじまる予感満載!

わたしは、いやわたしも、転調LOVEで、始まる前にプログラムをちらっと見て、調と調の関係とだいたいの転調のやり方予想を立てたのだけど、最初はともかく、どんどん予想を裏切られて展開され、楽しいのるつぼのなかでめくるめく時間を過ごした。

このるつぼの中には、人種も文化も思想信条もなにもかも関係ない、自由でLOVEにあふれた音楽の空間が繰り広げられてる。それがもうめいっぱい快感で、どんどん引き込まれて行きました。宇宙のダイナミズムと言っても過言ではないですよ、姉さん!

で、はじまるまえから「クライマックスは15番目の変ニ長調」と予想していたら、その変奏でトルコの王子と姫君(トルコ調の変奏もある)が紆余曲折を経て結ばれるストーリーが目の前で繰り広げられていて(私見)、すごく盛り上がってうわあよかったね、の気持ちを共有できたと思ったら、敵に見つかって追いつ追われつの展開が繰り広げられて、これはもうディズニーランドもびっくりの超エンターテインメント!!だんだん終わりが近づいて大団円の予感がしてくると、一件落着よりも、終わって欲しくない気持ちが強くなって、、、ほんとにあっという間のライドで、881,000割増しの楽しさとわくわくを体感できた。ピアノ1台だけで。すごい。ディズニーランドならすぐにおかわりしてる(たぶん300分待ち)笑。

たのしいエンターテインメントの裏では、一音一音の調整や探求やテクニックや体づくりがあったと思う。そうして出来上がった作品は練りに練られているのに、口当たりはとても心地よく、口どけはほろほろ溶けるようで、すがすがしい、元気になれる。

ブラボー!ブラボー!ブラボー!(さらに大きな声で叫びたかった!)

弾けないけど楽譜が欲しいです。何がどうしてどうなっているのか、ぜひ知りたいです!


ここで20分の休憩、後半開始時刻20時07分
1階に降りて、鍵盤楽器たちのセッティングの様子を拝見
(チェレスタ、アップライトピアノ、トイピアノ、その奥に鍵盤ハーモニカ)

鍵盤ランドの誕生

角野隼斗/大猫のワルツ

角野さんのご実家の愛猫プリンちゃんが夢から目覚める愛らしさがマシマシのチェレスタのオープニング。
ツアーで弾かれるたびにLOVEがつのっているに違いない演奏。
ぽわああんっていうぷにぷに感がさらにプリンちゃんのかわいらしさを届けてくれる。
この曲から双眼鏡を使ったのだけど、曲途中で目に当てたから、ズームが合わずにチェレスタのチラリン♪を見逃したのが反省点。
ああ猫になりたいな、あわよくばS家の猫に、、と犬党の自分も思いながらゆったりと聴いていました。

MC3

自作曲の大猫のワルツでした。グッズ売り場で楽譜も売ってみますので、弾いてみてください。弾けるかはわかりませんけれど(場内笑)
前半はピアノの歴史をたどるピアノ曲を演奏しましたが、後半はオーケストラの曲を鍵盤楽器でアレンジします



スタッフの方が持ってきた鍵盤ハーモニカをグランドピアノの上にセッティング。ホースを支える支柱のようなものが導入されていて、ここでも進むハイテク化。

ガーシュウィン(角野隼斗編曲)/パリのアメリカ人

もうこれなんなの?!オケ曲ですよね!何十種類もの楽器(たぶん)が奏でる音を角野さんひとりで、グランドピアノ・アップライトピアノ・チェレスタ・トイピアノ・鍵盤ハーモニカで再現、いや違う。再現じゃない。

オケ曲などをピアノで弾くように編曲するのを「ピアノリダクション」っていうけれど、かてぃんさんがやっていることは「リダクション(削減)」じゃなく「エクスパンション(拡張)だと思う。鍵盤楽器の可能性は、まだまだある。まだまだ拡張できる。オケの代わりじゃなく、オケと同じかそれ以上の演奏ができる。いまの自分はここまでできる。でもさらに自分を超えていく。そんな好奇心・探求心・職人気質・研究者気質を感じる。もちろん芸術家気質も。

クラクションの音、わたしは最初は鍵ハモでやるのかと思ってた。いやいや、グランドピアノで「ぶわっ」「ぐはっ」「ばふっ」って音が出せる。どの音を押すか、どのタイミングで、どんなタッチで。ぜんぶ計算されてる。この大胆かつ精緻な作品。

チェレスタのパートが、好き。愛しい甘い音がする。音色だけじゃなく弾き方も。これも工夫されてるんだろうな。

いっぺんにオケの音が5つ6つ違う方向に動く(対旋律というのかな)のを、たった10本の指で再現してる。ベースを浮き立たせるところ、上から2番目の内声を浮き立たせるところ、などなど。ひとつひとつの旋律は一本指で弾くんじゃなく、たくさんの指の受渡しで弾かれるから、いまどの指がなにを弾いているのか、音のバランス、フレージング、ぜんぶコントロールされてる。当たり前かもしれないけれど、自分には当たり前とは思えなくて。それがしびれるほどカッコいい。

後半シンフォニックジャズみたいな、トランペットが華々しくメロディーをのりのりで奏でるところ、あそこはバーンと音色も空気も変わって、これまたカッコいい。まさにニューヨーク!まさに「ニューヨークのハヤト」あ、かてぃんのほうがいいかな笑。つい自分も座席で指パッチンしたくなってしまった。こういう曲の時は、クラシックコンサートにも自由な空気が起こるといいのになと思う

ブラボー!ブラボー!ブラボー!(もっと大きな声で叫びたかった)

ここで、グランドピアノ・アップライト・チェレスタのうち2台同時に弾く時に驚嘆することを書きたい。なめらかな肩の可動域(180度以上)がすごい。あれだけ肩を開いて、手指を普段と変わらず動かして、しかもほぼノールック、どうなっているのか。だいぶ練習したのか、いやアコーディオンが30分で弾けるようになった角野さんだから、これの習熟もきっと速かろう。あとは柔軟性。関節が柔らかいのは、ラボなどで常日頃から見ているけれど、自身の体のメリットを最大限に活かして磨いて弾いていると思う。

暗転、調律師の按田さんがアップライトピアノのセッティング、スタッフさんが鍵盤ハーモニカを撤収。角野さんが足音もなくアップライトピアノへ。

ラヴェル(角野隼斗編曲)/ボレロ


正確に、正確に、刻まれる、リズム、胎動、鼓動
人が一人で生まれ、やがて仲間が集まり、村ができ、都市ができ、国ができ、宇宙へ至る
めぐる時 1秒 1分 1日 1年 還暦 100年 100光年
変わること 変わらないこと 繰り返すこと
人は 人の歴史は 繰り返しの連続
喜びも 哀しみも 愛も 憎しみも 陶酔も 失敗も 成功も
そして ビッグバン いつかすべて消えゆくのだろうか

わたしが角野さんの演奏を聴いて(見て)描いたストーリー

これを角野さんがひとりで「演じる」。
角野さんのボレロは全身で会場全体を巻き込んで演じられる「エンターテインメント」。
全部の音をやっていた、さっきも書いたけれど極限までエクスパンションしていた。

タッタタタ、タッタタタ、タッタッ、タッタタタ、タッタタタ、タタタタタタ

みんなが言ってる「スネアどうやって最初から最後まで音を出しててリズム刻んでるんだ」問題。
遠目ながら、左手と右手で受渡ししているようだというところまではわかったのだが、それ以上は、、、でも絶対に自力で弾いてるし、絶対に音が出ているし。

やっぱり角野さんはドラえもんで、ポケットからあと2本見えない手が出ている!(断言したい)でもわたしたちと同じ、手2本指10本なんだよね。すごすぎる。
※千秋楽でストリーミング配信があるそうだから、ズームしてそのすごさをしっかり見届けたい

さっきも書いたけど、肩関節を180度以上開いてそれでもニュアンスのある音が出せるってなんなんだろう。パリのアメリカ人もそうだけど、たとえ楽譜が出ても、角野さん以外にこれらを弾きこなせる人は(少なくとも現状)いないと思う。これはたぶん、角野さんにあこがれて、角野さんの姿を追いかけていまピアノを弾いてる若者が、誰よりも早く弾けるようになる、そんな気がしている。それでも、楽譜下さい!リズム隊、内声、どんなことになっているのか知りたいです!

鍵盤たちと角野さんが一体になると、無敵の鍵盤ランドになる、ボーダレスでシームレスな音楽が生まれる、これからさらにこの進化形を見せてもらえるんだなと、わくわくがつのる一方です♪

フィナーレの、右手のひじ打ち!圧巻でした!

満場の拍手と飛び交うブラボー!

アンコール

MC4

冒頭にも言いましたが、こんな風にサントリーホールで演奏できるのは集まってきてくださるみなさんのおかげです。ほんとうにありがとうございます。
もう1曲だけ弾かせてください。最近僕が作った曲ですが、音源はまだどこにも上がってないです。夜明けをイメージしています。アップライトピアノで弾きます。聴いてください。

角野隼斗/夜明けのノクターン(仮題)

砂粒がさらさらと動くようなかすかな流れではじまる。夜を語る曲だと思った。後悔、失敗、恥辱、悲嘆、置いていきたいこと。それを「夜明け前に置いていっていいんだよ」「ゆっくり前を向いて行こう」と優しくなぐさめられ支えられ宝物を授かったように感じました。あっと、いま思ったのが、その「宝物」が「KEY」だったんじゃないかと。夜明けの扉を開く鍵。未来を生きていくためのお守り。購入したキーホルダー、大事にします!

もうひとついま気づいたのが、KEYをホールド(持つ)のはわたし自身ということ。ホルダーとしての自分自身も大事にします。早くペンダントにして身につけて使おう。

ノクターンの調性;以前フォロワーさんが語っていたけれど、わたしもC#マイナーじゃないかと思いました(音感があまりないので、半音ずれているかもしれない。Dマイナーとか)
だいたいはEメジャーだけど、短いイントロはC#マイナーだったと思う。
やさしくてあたたかくて、でも甘くはなくて、腐海の底の澄んだ砂に包まれているような気持になりました。腐海も過去を浄化し未来をはぐくんでくれている循環装置(ボレロのよう)。

ところで、この曲の種をいつか聴いたようだという声があり、わたしもなんだか記憶にある気がして確認したら、それらしき種(たね)がありました。この種からゆっくり育てた曲なのか、角野さんの脳の奥深くで眠っていた種がある日ひょっこり顔を出して生まれた曲なのか、いつか伺えたらいいなと思っています。

曲のエンディング。もっと聴いていたかった。またいつかどこかで会えるかしら(※MC5へ)

誰一人咳払いも身じろぎさえしない。この瞬間、どこまでも続く宇宙の永遠を感じた。角野さんがすっと立ち上がる。空気が動く。万雷の拍手。ああ、ここにいることができてよかった。

MC5

(最初なにか言われたと思うのですが、後に続いた超ビッグニュースのためすっかり飛んでしまいました)
「大事なことなので耳をすまして聞いてくださいソニークラシカルとワールドワイド契約を結ぶことになりました(場内おお!) 全世界デビューアルバムが秋に発売されます(大拍手) 最小は、、最小は、、最小じゃない!詳細は、追々・・(カミカミ)
事のすごさにご自身もまだ興奮していてうれしさも満載な感じ
いわんや場内をや(なぜか古文)
みんなうれしすぎて拍手もどこかうわのそらでふわふわしてる(とくに自分)
いま弾いた「ノクターン」もアルバムに収録されるかもしれません
うわ~い!!それは楽しみです!!

それでは本日の最後の曲です。
毎回ぼくが作ったきらきら星変奏曲を弾いているのですが、毎回おなじではつまらないということで、KEYSにかけて24の調で順に弾いています。今日の3月7日のサントリーホールはFマイナー、ヘ短調です。だから何だという話なのですが(場内笑)。SNSは全然上げていただいて大丈夫です。ただし動画の場合は30秒とさせていただいてます。今日はありがとうございました!

角野隼斗/きらきら星変奏曲(ヘ短調バージョン)

まだワールドデビューのお知らせの余波がすごくて、あまり集中して聴けなかったかも
双眼鏡の手ブレも気になっていたし(本末転倒かもだけど動画のお土産も大事!)

ああ、Level 0から音が美しい
ヘ短調、大恋愛長編みたいで好き
Level 5以降がどんどん磨かれて大きな実りになっているのが素晴らしいと思う。もうかっこよくて安心して身を任せることができる。こういう「持ち曲」はすごく素敵!

とくに好きなのは、左手ヘ短調、右手ハ短調でLevel 5(変ホ長調)に転調して行くところ
美しい転調が大好きなので、ここは外せませんでした(もっと前からに切り取りしたかった)

30秒企画、ほんとにありがたいです
毎回いろんな会場のいろんな席からとった音声と映像を見られるの、コンサートに参加してるプラスアルファのお裾分けをいただいているみたいで、これからもずっと続くといいなと思っています

ふたたび喝采とスタンディングオベージョン
360度丁寧にお辞儀をして感謝の意を示してくれた角野さん
こちらこそこんな素敵な時間とKEYをくれてありがとう、ありがとう
最後にはステージ端でこちらに向き直って、胸の前で手を合わせてお辞儀をされた角野さんでした

終演時のアップライトピアノ。マゼンタ色にライティング。毎回色が違うらしい

KEYSに思う事

新しい音楽の扉を開くこと
新しい未来への扉を開くこと
この日もらったKEYはなんだか万能なマスターキーみたいだ
どんな事でも打開できる
この日、角野さんが、新たな世界への扉を開いた報告があった
これまで音楽に真摯に向き合い邁進してきた角野さんの努力の賜物であると同時に、新しい一歩を踏み出し扉を開く勇気を持っているからこそだと思う
自分がもらったKEYにも勇気や元気や愛やわくわくがたくさん詰まってる
角野さんの音楽とともに、KEYを使おう
みんなでKEYSを使おう
音楽と愛と世界のために、自分と自分の大切な人のために
角野さん、素敵なKEYをありがとう!!

ソニークラシカルとの世界契約&ワールドデビューに思う事

自分が2019年12月にはじめて伺った角野さんのリサイタル会場のキャパは252人でした

いまやサントリーホールで4公演×2000人余り。国内ツアー23公演、活動は世界に広がってる

駆け抜けながらインプットしながらがんばってきた、その成果が世界デビュー
おめでとう、よくがんばったね、ほんとにおめでとう

これからもどんどん進化して深化する角野さんの音を追わせてください
全世界で角野さんの音楽を享受させてください
秋のワールドデビューCD、楽しみにしています!

ホールを出たらワールドデビューの号外が配られていました。感慨深さマシマシです

おめでとうな号外



翌日のコンサートの際には号外がプログラムに挟まれていたとのこと

なにとぞみなさんに行きわたるように、次回FC会報へ同封していただきたいです!(すでに某フリマサイトに出回っているので・・)

おわりに

満足しかないコンサートをありがとうございました!
音楽、鍵盤楽器って、こんなに新しくて、こんなに楽しいんだよ!って
次は世界中の人にワールドデビューCDを配って一緒に楽しみたいです
こんなにしあわせになれたら、争いなんてどこかに行っちゃうよね♪

会ってくださったフォロワーのみなさん、はじめましてのみなさん、楽しい時間をありがとうございました!円陣でキーホルダーの写真を撮ったり、いっしょに夕食を食べたり、さまざまな情報をいただいたり、とても素敵な思い出になりました。次は武道館でぜひお会いしましょう!

なおこの日お誕生日のラヴェルさんにふれられることは最後までありませんでした笑
(ラヴェルさん、149回目のお誕生日ほんとうにおめでとうございました!!)


過去最長の長大な日記になってしまいました
それでも読んでくださった方、ありがとうございました!
どうぞこれからも健康で笑顔でしあわせな毎日でありますように!!













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