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ヒバゴン

高校時代の同級生に広島県比婆郡西城町(現庄原市)の出身のBくんがいました。
彼がヒバゴン騒動はひょっとすると自分たちの撮った映画が原因ではと言っていましたが、それは年代的にあり得ないということをBくんに「ムー」を見せながら説明したことを憶えています。
そんなBくんたちの記憶が混乱した原因が彼らが中学生のときに撮影に参加した自主映画「ヒバゴン」です。Bくんの話を聞く限りでは猿の着ぐるみにヒバゴンの特徴と言われる大きな頭の部分だけ新規に自作したものを使って地元の高校生が中心になって1980年代前半に映画を撮ったそうです。内容はヒバゴンが現れて人を脅かすだけの内容だったそうです。ヒバゴン騒動は1970年代だから当然彼らの撮った映画が原因で騒動が起こるはずもなく完全にBくんの記憶違いなわけですが。
ただ重松清が「ヒナゴン」なんてヒバゴン騒動は地元の子供たちが自作自演したような小説を2004年に発表し、2005年には映画にもなっていますから、今頃Bくんは「このモデルは自分だ」とか言ったりしてるんじゃないかと妄想する今日この頃です。

西城町のヒバゴン像とヒバゴンの想像図

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