miwa

私のための散文

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享受する(honeymoon7days)

「その身を捧げたら、世界が平和になる」 と言われたら、どうぞと身を差し出してしまうかも知れないな と思った。 テオティワカン遺跡にて。 神への供物となった人たちは、どんな気持ちだったんだろうか。 * honeymoonは、メキシコシティ・カンクンへ。 結婚指輪も結婚式も私にはしっくり来ないから、しないままに、その分を旅行に充てること¥500000. 一生に一度の贅沢。 希望は、「遠くて、治安があまり良くなく、行こうと思わなければいかない所」。 最後はダーツで

    • 誰も知らない

      覚悟はできていた. 祖父が亡くなった。92歳。 10年前の脳卒中、昨年肺炎で危ぶまれた命は、点滴でこの冬まで生き延びた。 食べるのが大好きだった祖父の身体は、小さく、動かなくなった身体は曲がったままになっていた。痒さからかひどく掻いてしまう手は、拘束帯をつけることもあった。 . あのとき、ああしていたら。 もっと、こうしていたら。 後悔と罪悪感が押し寄せていた。 . 暑い日も寒い日も、祖父母は畑にいた。 外で働きに出る両親の代わりに、祖父母が畑や倉庫で働く傍にい

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