ようこそ、クリオネ

胎嚢(赤ちゃんの元になる袋)が確認出来た時が9月の上旬、2カ月4週目だった。そのあと3日経った辺りから悪阻が始まったけれど、船酔いも二日酔いもした事が無かったので、なかなか慣れず一週間は気持ちも落ち込んで、余裕が全く無く、悪阻きついが9割の赤ちゃん愛おしいが1割くらい。体重も41kgから38kgになって、げっそりでした。
2週間後の検診で、赤ちゃんはただの丸だった胎嚢から、クリオネになっていた。そしてクリオネの小さな心臓が、ものすごい速さでパクパクと動いていて、" なんだか愛おしい!お腹に小さい生き物がいる … 不思議 "  と思った。

点滴した方が良いとの事で点滴をして帰ると、少しご飯も食べれるようになり、えずくのにも少し慣れて、どんなものが食べれて、どんなものが食べれないのか分かってきた。でも全然普通の生活は出来なくて、まるで自分の身体では無いようだった。体調管理が全く出来ていないようで情けなく思う事も沢山あったけれど、お腹で命を育てて偉い!何も出来なくて当たり前!と夫が言ってくれて、何度も助けられました。

【体調の変化とこの時期のことまとめ】
・10分に1回はえづくし、1日に2〜3回しっかり嘔吐する。
・体重が激減する。
・栄養が取れず肌と髪が荒れる。(お風呂とお風呂あがりは物凄く気持ち悪いので秒で済ませていたのもある)
・常に便秘気味。
・頭痛がしても薬が飲めない。
・食べ物に制限がかかる。
・味覚と嗅覚が犬。(敏感過ぎて、お肉類、炊き立てのご飯、洗濯槽の匂い、冷蔵庫の匂い、その他諸々えづきの原因になる)
・常に身体が風邪引いているような感覚。

悪阻がこんなに苦しく辛いなんて知らなかった。想像していた何倍も苦しいし、誰か代わってと何度も思ってしまう。
だけど、クリオネを見れてから、このお腹の中の生き物にも元気でいて欲しいと思える様に。悪阻の終わりを信じて頑張りたい。