先日亡くなった叔父は私の中では特別な位置にあった。叔父夫婦には子どもがおらず、私たち兄弟はとてもとても可愛がって貰った。

私たち兄弟は小学校六年生になると、一人で飛行機に乗って、横浜に住む叔父夫婦のところに何日間か遊びに行くというイベントがあった。
私はディズニーランドや三鷹の森ジブリ美術館に連れて行って貰った。はじめこそ家族と離れて寂しかったけれど、優しい叔父と叔母と過ごし、沢山笑って、帰る頃にはこの家に住みたいとまで思っていたのを思い出す。
(大人なると怒られてきて良かった、とものすごく思うが、子どもの頃はひたすら優しい両親に憧れてたのもある)

大人になるとあまり会う機会も減っていたが、一度、老人ホームにいる祖母のお見舞いに一緒に行くことがあった。
帰りの車で叔母さんとのなれそめや、カップルの時の話を聞いた。叔母さんのことを凄く愛しているんだな、とあの時は本当に心がぽかぽかしたのを覚えている。

私が結婚の報告をした際は、電話越しに夫婦揃ってクラッカーを鳴らしてくれた。電話越しのクラッカーなんて初めてだった。
私の選んだ大切な人を、お酒の席なんかで叔父さんに自慢したかったし、会って欲しかった。

結婚式は中止になったが、前撮りのドレスの写真を見せに行くし、子どもが出来たら「みうらのおじいちゃんⅱ」と子どもに教えるつもり。

楽しみにしていて欲しい。