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お義母さんを偲んで

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1日の午前8時30分に敬愛する お義母さんが肺がんで77年の人生を全うし 永眠されました。
奈良県下市町出身。大阪の証券会社勤務時に とあるご縁がきっかけで紹介されたのが後の夫となる陽子のお父さん。
お義父さんが一目惚れされたことが転機となり東吉野村に嫁いでこられたお義母さん。
長女となる陽子、三歳年下の妹さんに続き、7歳年下の弟さんを授かって間もない時期に、交通事故で最愛の夫が突然 他界されることに...
当時38歳のお義母さんが病弱な姑さんのお世話と三人の子供を女手一人で育てられたことを想像すると、言葉にできないご苦労がおありだったと察せざるを得ません…
でも 記憶の中のお義母さんはいつも優しい笑顔で溢れています。

起業というチャレンジングな人生を選択した私達夫婦の人生もいつもあたたかく見守り、サポートしてくださいました。
子供たちが、孫たちが、家族が元気でいることを何より喜ばれていて~
「お母ちゃんは本当に幸せ者と思うねん ! ! 」が口癖でした。
子供達、孫たちはもちろんのこと、親戚一同 みんなが大好きで、そして尊敬せざるを得ない素敵なお義母さんでした。
東吉野村役場でのお勤めと村の様々なお付き合いの合間を縫って、手間暇かけた季節の贈物を届けてくださった思い出の数々~
香ばしいほうじ茶
絶品の手作りこんにゃく
赤蕨やイタドリをはじめ山菜料理の数々
東吉野村の郷土食の「ほうの葉ずし」に「柿の葉ずし」
目を閉じると . . . 巡る季節と共に数々のお義母さんとご一緒させていただいた尊い思い出が甦ってきます。
コロナ状況下での入院故、病院規則によりお義母さんが生前にお世話になった方々、親交ある皆様に、 お見舞いにお越しいただくことは叶わず、日頃より気にかけていただいている皆様にはこのようなカタチでのご報告となりましたことをお許しください。
幸いなことに親友の平井宗助さんとのご縁により、2013年にお義母さんの生前のありのままの姿を映像におさめていただく機会がありましたので、この機会に共有させていただきます。
私達夫婦の心の師である岡本彰夫先生はご著書『大和古物拾遺』のあとがきで『仏教用語である供養は神道的に言うならばそれは弔いということになる。
「とむらい」の語源は「とぶらい」であってそれは訪れるということである。
まさか亡き人へのところへ訪れることはできないだろうから現実的に解釈すればその人を「思い起こすこと」、「その人を語ること」となる。』と述べておられます。
撮影は奈良が 日本が誇る河瀨直美監督という奇跡のような贈り物!
愛おしいお義母さんを偲び、弔っていただけましたら幸いです。
◆つつむという優しい文化
https://www.youtube.com/watch?v=TYcxh70z0J0

最後に...大好きな お義母さんへ
77年間 本当にお疲れさまでした
辛くないと言えば嘘になりますが 
私達夫婦と親族の心の中には いつまでもお義母が一緒です
有形無形の数え切れないご恩を胸に
夫婦で心と力を合わせて歩んでいきます
親族で助け合い 支え合っていきます
これからも天国から 変わらないあたたかい笑顔で見守ってください
今世のご縁に心から感謝して〜

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