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2024パリオリンピック そしてサンショー

第33回パリ大会は11日夜(日本時間12日未明)未明)に閉会式が行われた。
世界各地で戦火が残る中での「平和の祭典」は32競技329種目が実施され、約1万500人の選手が参加。チケット販売は史上最多の約950万枚に達したそうである。

409選手が参加の日本選手団は、金20、銀12、銅13と合計45個の成果。
金メダルはアテネ大会の16個を超え、メダル総数もリオ大会の41個を超えた。⤴

総じて、コロナ後のオープンで素晴らしい大会であったが、一方でSNSでの選手への誹謗中傷の問題が改めてクローズアップされた大会でもあった。

私は主に男女サッカー、陸上競技を中心に各種目を観戦。
序盤のスケートボードには歓喜!柔道、体操では「お家芸」を再確認、フェンシングには驚かされ、卓球は中国の強さに震撼、北口榛花のやり投げで狂喜乱舞という大会であった。

惜しかったのは田中希実選手の5000メートルだ。
東京大会では1500で入賞しているが、パリでの彼女の本当の狙いは5000メートルだったのであろう。
レース展開で中盤に先頭に立つことになり無駄に足を使い、ラストでの巻き返しができなかった。
実力がないと言われればそうだが、普通の早いレースだったら予選は通過できたはずである。
レース後のコメントに悔しさがにじみ出ていた。

さて、今大会はNHK +を駆使した観戦(夏季期間は犬の散歩が早朝なので)ではあったが、三浦龍司選手の「サンショー」(3000メートル障害)は唯一生観戦。それだけお思い入れがあったので。
ゴールデングランプリ大会にも参戦する彼の現在を認識する大会でもあった。

レースは序盤からインドの選手が速いペースで突っ込んだ展開。
三浦選手も悪くない位置(7〜8番手くらい)取りに。
中盤からペース変動があり、縦に長くなったり団子集団になったりと、なかなかに難しいレースになった。位置どりもやや後ろになる展開に。
天性のハードリングと素晴らしいバネ(惚れ惚れするフォーム)で喰らいつくが、なかなかメダルを狙うような良い位置どりが出来ない。

気が付けばラスト1周である。
水郷前の障害を越えたところで前の選手が転倒だ!(よけ方も上手い!)
ラスト200で8位。前の選手とは10メートルほどある。
ラストスパート!だが水濠を越えても差は詰まらない。
そして最後の障害を越え8位でゴール!
「あぁ~~~」
レース展開ムズイ~(´;ω;`)

東京大会で7位、昨年の6位入賞のブダペスト世界選手権に続く世界大会連続入賞である!!
男子の中長距離では素晴らしい結果だ。
マラソンでは最高で銀メダル、入賞があるが、トラックの男子中長距離種目では金井豊、高岡寿成(1万メートル、7位)以来の入賞だ。
これだけでも彼の素晴らしさが分かる。

今後も積極的に海外のレースに挑戦していくであろう。
そして彼の引き出しも増えていくはずだ。
ダイヤモンドゲーム、来年の世界陸上で3位以内!日本記録の更新もあるのでは!?
やはり今後の彼から目は離せないのだ!

PS 男女マラソンの赤﨑選手、鈴木選手の自己ベスト更新そして日本オリン
  ピック新記録にはビックリ!
  あのアップダウンの厳しいコースでよくやりました\(^o^)/