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「女性を支援する」のためのイベントでいったいどんな効果があるの?
みなさん、こんにちは。
昨日、仕事を終えたあと、なんばウォークという地下街を歩いていたら「もずやん」という大阪府のマスコットがいて「簡単な質問に答えて自分の性格を分析する」診断が無料で受けられるイベントをしていました。
パンフレットを配っているのは若い女性、質問に答えるタブレットの操作方法を教えるのは30代ぐらいの男性、診断結果をプリントアウトしているのは5、60代ぐらいの男性で、8人ぐらいの人が働いていました。
診断結果も意外と合っていてそのイベント自体は楽しいものですが、問題なのは、このイベントを企画したのが「仕事を探している女性を支援する」つまり「女性を活用する」ために企画された大阪府のイベントだったことです。
「こんなことに予算を使うなら、もっと本当に仕事がなくて困っている女性を助けるために使うべきでは?」と質問したところ
「それは別に予算を取ってやっている
これは働く意思はないけど、このイベントをきっかけに働いてみようかな?と思ってもらうための啓蒙活動
働く意欲のある人は自分で仕事を探そうとするけど、そうでない人にも働くことを考えてもらうイベント
なのだそうです。
私が「この診断を元にハローワークに行ったら私にあった仕事を紹介してくれるのですか?」
と聞いたら、うれしそうに「そうです!」と言いました。
でも、私がハローワークで仕事を見つけるのは難しいと思います。
そもそも国はそんなに女性に働いてもらいたいと思っているのでしょうか?
お金が足りなくて働きたいのに十分な収入が得られる仕事がなくて悩んでいる女性はいっぱいいますし、女性が働くことで育児や介護などそれまで主婦が無料で担っていた仕事を(安価で)担う人がいなくて困っているのが、今の日本の現状ではないでしょうか?
判断結果はほとんどその通りと納得するものでしたが、ひとつだけ首をかしげるものがありました。
それは適した職業に「訪問介護」があったことです。
そかにもマスコミとか書いてありましたが、そんな仕事を求めてハローワークに行っても見つかるわけありません。
つまり
お金に困っているわけではないので働くことは考えないけど、子育てが一段落して暇だし、お金はそんなにもらえないけど、自分に合っていて世の中の人のためになりそうな仕事でもしてみようと思った女性に介護などなり手がなくて困っている低賃金の仕事をしてもらう
ためのイベントなのかもしれません。
確かに、週に2、3日、ホームヘルパーの仕事をしている主婦は多いです。
むしろ、そんな時間にもお金にも余裕のある人にしかできない仕事になってます。
だからといって、そんな余裕がある専業主婦はこれからどんどん減っていくことを、行政にはもっと肝に命じてもらいたいものです。
それでは、いい1日を。
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