CtoCビジネスは設計が全て
歯列矯正で通っている歯医者さんに3ヶ月連続「あと3ヶ月で終わります」と言われている安井海都です。
#あと3ヶ月詐欺
今回はCtoCビジネス(マッチングサービス)の怖さについてのお話です。最近始めた僕がだからこそわかるリアルをお伝えしていきます。
CtoCとは?
CtoCとは「Consumer to Consumer:個人間取引」という意味で、消費者同士がモノやサービスを売買する形態のビジネスを言います。
日本で言えばメルカリがその代表例です。メルカリはその個人をマッチングさせるためのプラットフォームを提供していて、取引のたびに手数料を取るモデルを採用しています。
他にも Airbnb のような民泊のプラットフォームもありますね。CtoC のモデルはこういったマッチングサービスになることが多いです。マッチングサービスというと男女の出会いを提供するサービスをイメージされることが多いかもしれませんが、それはマッチング業界のごく一部の話なんです。
弊社は、空席のマッチングサービス「ミウイット」を運営しています。当サービスはカフェやホテルのラウンジ、コワーキングスペースの空席をフリーランスの方や学習者が使えるようにするサービスという前提で次の章を読んでください。(空席提供者は企業なので厳密には、BtoCtoCなんですがマッチングという括りではCtoCと同じ)
顔が見えない怖さ
9月から大阪でもサービスが始まり、アンバサダーやユーザーに利用をしていただいています。その中で感じるのは「利用者の顔が見えない怖さ」です。
僕は、起業前に繊維商社で2年間、アパレル製品の企画〜生産を行う業務をしていました。納期や製品のクオリティに関するトラブルが付き物で、都度お客さんの表情を見ながら良い着地点を探していました。
一方、ミウイットでは同じようにいきません。アプリはうまく稼働しているのか、ユーザーがどんな表情で利用しているのかなど不確かなことが多いです。
ちょうど良い着地点を見つけるどころか、そもそも何を感じているのかわかりません。レビューも依頼していますが、レビューをしてくれる人なんてなかなかいません。
#僕もアプリレビュー書いたことないもん
なのでデータベースでユーザーが利用していると「アプリはちゃんと動いているかな?」とドキドキしています。
設計が命
上述の通り、ユーザーの表情が見えないからこそ、ちゃんと動くアプリを作ることはもちろん、良いサービスを提供できる設計を作ることが大事だと感じています。
アプリの設計
アプリの設計に関してはとにかく「ちゃんと動くこと」にフォーカスしてます。対面ビジネスなら、アプリが動かなくても支払い歴を確認するなり、会員情報を調べるなりして会員かどうか確かめることができます。しかし、ミウイットの空席提供店舗(加盟店)に弊社のスタッフはいないのでこれができません。だからこそ、まず最低限動くことは保証しないといけません。
ちなみに、Webアプリは僕がコードを書いて作っています。エンジニア歴も浅いのでスーパーなものはまだ作れないですがとにかくアプリが動くように毎日奮闘しています。
もちろん今後はもっと高いレベルを目指しています。ユーザーが増えた時に「加盟店に行ったけど空席ないじゃん」という状況が生まれない設計をしていきます。具体的には空席の事前予約、登録空席数の変更ができればと思っています。
サービスの設計
サービスの設計もアプリの設計と同じで、弊社のスタッフがいないので現場判断ができません。なので加盟店とユーザーにとって複雑でないサービス設計だなと思っています。
説明書を読まなくても何となくわかるくらいにしないと、と思いながら試行錯誤しています。答えはまだまだ見えていませんが、今後出てくる利用者の声を随時反映していくしかないと思っています。
段取り9割
顔が見えない利用者がいるのはドキドキします。どれだけ準備ができてもトラブルは起こるモノ。だけどサービス提供者ができるのは準備だけ。小さい頃から母親に段取り9割と言われ続けていましたが、いままさにそれを痛感しています。
ミウイットはどんどん加盟店を拡大している最中なので是非 Tiwtter をフォローして加盟店情報をお待ちいただけると嬉しいです。
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それでは次回の社内報で〜。
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