見出し画像

介護をざっくり理解する〜その1〜

休職中だけど、一応まだ訪問介護の管理者(事業所長的なポジション)なので介護のお話でも。

電車の広告とかにある施設は有料老人ホームや介護付高齢者住宅が多いので、かなりお金がかかるイメージを持っている人が多いけど、あれはあくまでそこそこお金がある人向けの広告なので知識を入れて介護保険を使えば、そこまで負担は少ない。

今回は訪問介護の入り口のようなお話です。

●基本の的な分け方は2種類

生活:炊事洗濯掃除 足が悪くて掃除ができないとか、腰が悪くてキッチンにたってられないからご飯を作るとか

身体:とにかく体に触れる場合はこっち。トイレまで連れて行くとか、おむつ交換するとか、お風呂入れてあげるとか。

●一般的な収入だった人は、実際にかかる費用のうち、自己負担1割:国9割がほとんど

自治体によって等級分けされていて、地域加算というものがあり、都会に行く程自己負担金額が上がる。

と言っても、月々100円くらいの違い。

そして利用金額は当たり前だけど、身体の方が少し高い。生活の大体1.5~1.8倍くらい。

大体いくらくらい月にかかるか、と言うのはピンキリなので一概には言えないけど、次回いくつか例を出して具体的な金額を出してみようと思います。

●要支援と要介護って何なの?何のために分けてるのよ?

要支援:介護が必要とまでいかないけど、ちょっと誰か手伝う人がいないと生活維持できそうにないな、と言う人

要介護:誰かが入らないと生活維持できないな、と言う人

要支援は2段階、要介護は5段階に分かれていて、なんで分かれてるのかと言うと、毎月もらえる単位数というものが違います。

要支援1は大体5,000単位

要介護5は大体36,000単位

介護5の人はほぼ寝たきりなので、単位数が高くないと自己負担が恐ろしく右肩上がりになります。

逆に要支援1の方は、自分である程度できるので、単位数はそこまで高くなくても問題はない。買い物に行けなくなっちゃったから代わりに行って欲しいという買い物代行が多い。

この単位を使い切ってしまったらその後は翌月またもらえるまでサービスを使わず待つか、全額自己負担で頼むかどちらかになります。つまり、この単位内で介護サービスを使用しておけば毎月1万以内の支払で済む人が多いということです。

この辺の計算は深夜早朝加算やら、処遇改善加算やらがありとても面倒なのですが、それを専門にやってくれるケアマネージャーという人がいるので全力で丸投げしてOKです。単位以上の事を求めるか単位以内で治めたいかだけ伝えてあげてください。

今日はここまで。また次回は少し細かいお話もします。

ここまで書いて思ったけどこういうお話ニーズあります?





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?