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本日の猫たち #401(猫は人間の言葉がわかるけれど、あえてわからないふりをしている)

「猫は人間の言葉を理解しているのか?」

猫たちと暮らしていると、ことあるごとに、そんな疑問が頭をよぎります。(あれ? なんか過去記事でも同じようなことを書いたような……)

兄猫「そんな難しいこと考えずに、楽しくいこーよ」
ゆるーく生きるお手本の兄猫


「猫は人間の言葉を理解しているか?」――わたしの答えは「YES」です。

個人的な感覚ですが、うちの猫たちは飼い主の言葉はかなり理解していると思います。
それぞれ、自分の名前がわかっていますし、「ごはん」にも反応します。
(兄猫だけは「自分の名前=ごはん」と思っている説もあります)
「病院」「お薬」「爪切り」という言葉を聞くと逃げたりもするので、日常的によく使う単語なら、かなり高いレベルでわかっているのではないかと。

猫に対するやさしさに定評のある先住猫

我が家の3匹の猫のうち、一番飼い主の言葉を理解しているのが先住猫ですが、先住猫はなにを言われても「無」。あまり顔に表情が出ず、「御意」と黙って従うので、さながら武士です。
(ただ爪切りのときは「人生が終わった」ような顔をします)

それと逆に、飼い主の言葉に「顔」で反応するのが妹猫です。
名前を呼ぶと「はーい」とうれしそうにやってきますし、お薬の説明をすると、薬本体を見せる前に「それ、絶対いやだからね!」「いやー!」という顔をして反応します。

そういえば、過去記事でも書いたことがあるのですが、「かわいいねー」「おりこうさんだね」と褒めると、「知ってるよー」とはにかみながら、うれしそうな顔をします。

飼い主「今日もかわいいねー」


飼い主「かわいいねー」
妹猫「知ってるー!」


妹猫「かわいいって言われたよー」
兄猫に報告



そして兄猫。

宇宙船に入るのが好きな兄猫


いつも身を縮め、窮屈そうに宇宙船に入っているので、先日身内が「その体勢苦しくない?」「あっちのハンモックのほうがゆったり入れるよ」「もっと楽にしていいんだよ」と声をかけたら、翌日。


足をのばす兄猫
(意外と長い…)

後ろ足をのばして入っていました。
(猫は狭いところが好きなので大丈夫なのかと思っていましたが、やっぱり足を全部入れると狭かった模様……)
「大丈夫?」の問いかけに対し、「こうして入るので大丈夫です」という回答を体で示したかのようでした。

高飛び込み?


妹猫は見た


そういった(人間の言葉に対する)猫たちの反応は単なる偶然とは思えず、やっぱり人間の言っている意味をかなり深いところまで理解しているのではないかなと思うのです。

ただ、猫たちがあえて「わからない」ふりをすることもあるような気がします。
この夏、飼い主は夏バテ防止と夏場の運動不足防止をかねて(暑いと外出しないので運動量が減る……)、涼しい屋内でエアロバイクをはじめたのですが、仕事の合間、「さあ、今からやろう」というときに限って猫たちの妨害にあいます。

兄猫「これはぼくの椅子です」


先日も、妹猫が先住猫のしっぽにじゃれて遊んでいたのですが、問題はその場所。

先住猫のしっぽにじゃれる妹猫


先住猫のしっぽをおさえこむ妹猫


先住猫はやさしいのでしっぽを噛まれても怒らず、しっぽを上下左右にふり、妹猫が子猫のときによくやっていたように、狩の特訓をしていました。
最初は「ああ、かわいいな」「飼い主が最近遊んであげられていないから、かわりに先住猫が相手してくれているんだな」と思っていましたが、何分たっても先住猫と妹猫がどいてくれないのです。

先住猫はともかく、問題は妹猫(の場所)です。
エアロバイクの真下にいるのです。

妹猫よ……


妹猫「しっぽ!」


妹猫に「20分だけどいてくれる?」と話しかけても「え? なんのこと?」と知らん顔。抱き上げて別の場所につれていっても、すぐに戻ってきて、エアロバイクの下にもぐります。

仕方ないので、飼い主は仕事を再開。
先住猫と妹猫がいなくなったのを見計らい、エアロバイクのところに戻ると、なんと妹猫もまたエアロバイクの至近距離までやってきて、ごろんと横になってくつろぐのです。
ペダルをこぐと確実に当たる至近距離で危ない……。

明らかに飼い主の妨害をしている猫たち



そこでわたしが立てた仮説です。

猫たちは「人間の言葉がわかる」けれど、猫たちの最大の娯楽は「人間の邪魔をする(人間に構ってもらう)」こと。その目的を達成するために「あえて人間の言葉がわからないふりをしている」のではないでしょうか……。

……と、なんだかえらそうな感じで書いてしまったのですが、よくよく考えてみれば、人間の妨害をしない猫は、そもそも猫ではない気がします。

あと……猫たちに怒られそうなので、少しフォローをしておきます。
飼い主の妨害をする我が家の猫たちですが、飼い主が本当に忙しいとき(修羅場)は、「さわらぬ神にたたりなし」でよってきませんし、絶対に仕事の邪魔をしません。(「そろそろごはんください」と無言の圧をかけてくることはあります)

そういうのを含め、やっぱり猫は人間(飼い主)の言葉を理解し、飼い主のことをよくわかっている……と思いますが、暑い日に「エアコン部屋に入って」だけは、3匹とも言葉をわかっていながら無視するので、わかってもわからなくても、強制的に涼しい部屋に入ってほしいところです。

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