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本日の猫たち #379(妹猫の腕ちょいちょいの理由)
最近、飼い主は妹猫と仲良しです。
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妹猫は座っている人間=暇、と認識しているので、飼い主がデスクで調べ物をしていると「あいつは暇だ」と判断し、腕をちょいちょいし、「遊びましょ」とやってきます。
(かしこいので、本当に修羅場のときはやってきません)
腕ちょいちょいは、今も昔も変わらないのですが、以前より仲良くなったと感じる指標のひとつが、手を舐めてくれるようになったということ。
これまでも舐めてくれてはいたのですが、「仕方ないなあ」といペロであったり、「ごはんください」のペロであったりと、どちらかというと必要に迫られた義務感の強いペロで、親密度があまりなかったのです。
ちなみに先住猫はものすごく舐めてくれます。
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(先住猫はみんな平等に舐めてくれます)
さて本日の話です。
今日もまた妹猫がとことこやってきて、飼い主の腕をちょいちょい。
「どうしたの? なにかご用ですか?」と聞くと、指先をペロッと舐めました。指先を舐めるのは「ごはんください」の合図。
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妹猫は子猫のときから小食で、定量のごはんを食べきれないことがあるので(残すと兄猫が食べてしまう…)、1日5~6回、小分けにしてあたえたり、総合栄養食のおやつで補食しています。
最近はひとりで食べることを好み、食べたい場所まで飼い主を誘導します。それを飼い主は「お嬢様とばあやごっこ」と呼んでいるのですが(詳しくは過去記事をご覧ください。 #374(妹猫とばあやの話))、今日も「こっち、こっち」と飼い主を誘導しました。
妹猫は急ぐわけでもなく、ゆっくり、まっすぐ立てたしっぽをゆらしながら歩きます。飼い主がついてきているか、何度もふりむいて確認しながら、「ばあや、こっち、こっち」と案内した場所は浴室。ひんやりしているので、夏場、猫たちに人気の場所です。
妹猫が身軽に窓台に飛び移ったので、「お嬢様、今日はこちらでお召し上がりですか?」と足下におやつを置いたら「……」と渋い顔。
どうもなにかが気に入らなかった模様。
「……」と無言のまま窓からおり、浴室から出ていき、再度「ばあや、こっち、こっち」と誘導してきました。
浴室を出て、洗面所を出て、廊下に行き、途中、落ちているもののにおいを嗅いだり、外から聞こえてくる車の音や鳥の鳴き声に耳をそばだてたり、必要とあれば、廊下の真ん中にどすんと座って毛繕いをはじめたかと思うと、やおら立ち上がって「こっちこっち」と誘導。
ごはんをあげるのに、なぜこんなにも苦労しなければならないのだろう……と思いつつも、ばあや(飼い主)は賢明にあとを追います。一度通過したはずの部屋にもう一度入ったり、玄関に行ったり、納戸に入ったり、階段をおりたりのぼったり……さっきスルーした浴室にまた入ったり……。
ただばあや(飼い主)は仕事があるので、お嬢様にいつまでもつきあってられません。
「お嬢様、このへんで召し上がりませんか?」とおやつのにおいを嗅がせても、なにが気に入らないのか、「ここじゃない」とまた歩き出します。
今日は一体どこで食べるのか……。
10分ほど妹猫の「こっちこっち」につきあって、家中歩いていたのですが、最終的に最初の部屋(わたしのデスク)に戻ってきてしまいました。
「お嬢様、どうするんですか?」と聞いたら、ばあや(飼い主)の手をペロ。「ここで食べるんですね」と、おやつを置いたら、「いらなーい」と、プイッと踵をかえし、しっぽを立ててどこかに行ってしまいました。
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ごはんを食べるのではなかったのか……。
10分ほど家中うろうろした時間は一体なんだったんだと。なぜ家中のルームツアーをしたのか。
ちなみに歩いた歩数は、611歩。家の中なのに結構歩いています。
「???」を頭に抱えたまま、飼い主は仕事に戻りました。
その話を夜、猫飼いの親戚にしたところ「それって飼い主の運動不足を解消してくれたんじゃないの?」と。
「運動不足解消?」
「要するに、ばあやのリハビリ介護をしてくれたのよ」
「……」
ばあや(飼い主)は介護されるような健康状態でも、年齢でもないのですが、確かに仕事をしているときは座りっぱなしです。妹猫はそんなばあや(飼い主)を見るに見かねて、「少しは体を動かさないと……」と、散歩に連れ出してくれたのでしょうか。
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そんな付き添いより、妹猫がごはんを食べてくれるほうがばあや(飼い主)としてはうれしいのですが、散歩が終わったあと、ペロッと手を舐めてくれたのは、「よくがんばったね」のペロだったのでしょうか。
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猫たちのお世話ができるよう、飼い主はこれまで以上に健康に気を配ろうと思いました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
関東は梅雨明けしましたね。一週間、暑くなるそうですので、どうか皆様、ご自愛ください。
気が向いたら、またのぞいてやってください。
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