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本日の猫たち #087

猫たちと一緒に暮らして感じること。

「猫(または犬)を飼うと婚期を逃す」と言われることがありますが、「猫を飼ったからこそ新しいご縁が得られる」こともあるのではないかなと。

最近、海外在住時代に知り合った知人から「結婚しました!(厳密には再婚しました!)」「家族が増えました!(猫が+2匹)」という連絡が届きました。この方は無類の猫好きで常に猫たちと生活していたのですが、一度離婚を経験され、「もう人間のオスはいらない。一生猫たちだけで十分!」と言っていました。ところが家に来ていた近所のキャットシッター(女性)さんと親しくなり、その方と家族ぐるみでつきあっていくうちに、同じく猫を飼っているという親戚の方(男性)を紹介され、意気投合。あっという間にゴールインしたそうです。

猫と暮らしていると、家にとじこもり猫と孤独に暮らしている……というような生活をイメージされることが多いのですが、猫がいるからこその出会いの場というのは確かにあります。


私自身、「猫がいると(猫好きの)知り合いが増える」というのを、最近感じています。
私は昔から国内外一人でふらふら旅するのが好きなのですが、一人旅をしていると同じく旅をしている外国人旅行客の人とよく知り合います。
きっかけは道を聞かれたり、両替できる場所、おすすめの観光地を聞かれたり……なのですが、とりわけアクセスが不便な地方に行くと、バスが1~2時間に一本ということもあり、バスを待っている間、立ち話に興じたりします。

そのとき、いつも話題になるのが「猫」なのです(あくまで私の場合です)。
先日、山陰にぶらり一人旅に出たときも、アメリカから来たご家族、インドネシアから来たご夫婦、韓国から来た学生さん?と知り合い、それぞれ「猫」の話で盛り上がりました。

「猫がいるから長期家を空けられない」という話からはじまり、お互いの国のキャットシッター、ペットホテルの話になり、お互いの猫の写真を見せ合い、猫自慢をし、インスタのアカウントやWhatsappのアカウントを教えてもらう、という流れです。(私はSNSは積極的に活用していないので、見るだけ)

一期一会の出会いなのですが、「猫」のおかげでより深く? 楽しい時間を過ごさせてもらっている気がします。

そういうこともあるので「猫」が婚期を遠ざけるというのも、一概に嘘ではないと思いますが、猫が結びつける「ご縁」というのも、あるのではないかなと。

「猫が婚期を遠ざける」という言い方は、なんだか猫を悪者にしているようでいやだなと思っていたのですが、結婚したくない人からすると「猫がいるから」というのが良い断り文句になっていることもあると聞き、なるほどな、とも思いました。

前置きが長くなりましたが、本日の我が家の猫たち。
いつものように仲良く過ごしていました。

仲良しの兄妹猫
食欲旺盛な兄(左)は日々巨大化中


妹猫(左)と兄猫(右)


狭いハンモックがお気に入りの妹猫


妹猫は気づくと、大好きな先住猫のところに


先住猫に舐めてもらって幸せな妹猫


少し、自分語りをします。

「猫のせいで婚期を逃す」もそうなのですが、私は自分ができないことを「誰かのせい」にする表現がすごく苦手なのです。
自分も若い頃は散々「誰かのせい」にしてきたので、他人を批判・批評できるような立場ではないのですが。

「家族がいるから」できない、「猫がいるから」できない、というように、自分が好きなことができず、不自由な立場であることを「誰かのせい」にするのは、その大切で、大好きなはずの「誰か」を悪者にしてしまう行為である気がするのです。

確かに「猫がいるから」長期の旅行はできないですし、「猫がいるから」、自分のスケジュールを調整しないといけないこともあります。

でも「猫がいるから」を理由に、自分のやりたいことをことごとく諦める、というのも何かが違う気がするのです。「本当に猫がいるから無理なのかな?」とその制限や常識を疑い、できる範囲で「やりたいこと」を少しずつやっていけるのではないかなと。

それでもできないときは「猫がいるおかげ」という状況をポジティブにとらえたい。

理想論ではありますが、家族である猫たちを大切にしつつ、挑戦していきたいなと。

兄猫(左)と妹猫(右)


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