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本日の猫たち #058(兄猫が妹猫を舐めてくれない問題)

今日も仲良しの我が家の三匹。
気づいたら一緒に過ごしています。

仲良く一緒にニャルソック


さて、タイトルの件です。
昨年からずっと気になっていたのですが、うちの兄猫(やや長毛、茶トラ)はほかの猫たちをあまり舐めません。挨拶の鼻チューをした後、ペロッと舐めたりはします。毛繕いをしているときにほかの猫がそばにいると、自分の毛繕いの延長線でついでに舐めたりすることはあるのですが、一瞬で終わってしまいます。

それとひきかえ、先住猫と妹猫は献身的なほど他の猫を舐めます。
先住猫も妹猫も舐めることにおいて別に「見返り」は求めていないと思うのですが、愛情込めて一生懸命舐めて(尽くして)あげたのに、兄猫はというと、舐めてもらっている間に気持ちよくなって勝手に寝てしまいます。
全身毛繕いをしてあげて、「さあ、兄猫の番だよ」というときになると、「終わった。うぇーい」とどこかに行ってしまう。

どう考えても、時間(量)、労力(兄猫は長毛)が見合っていません。
端から見ると不公平極まりないのですが、猫たちがそれでいいのなら、そういうものなのだろうなと勝手に思っていました。


そんな矢先。昨夜のことです。

妹猫がまた兄猫を舐めていました。
(舐めてくれない相手に対してそこまでやさしくしなくてもいいのではと思うのですが、妹猫も先住猫も、毎日海より深い愛情を兄猫に注ぎます)

兄猫(左)を舐める妹猫(右)


妹猫の舐め方は驚くほど丁寧で、まさに匠の技です。
妹猫は食事のとき、カリカリを一粒も器から落とさず丁寧に食べるのですが、舐めるときも同様で、一箇所ももらすことなく、頭、耳の裏、首の裏、背中……と、兄猫が自分では舐められないところを中心に、上手に舐めていきます。
しかもかなり時間をかけます。
飼い主の私が「あ、舐めているな」と思って一仕事をした後、様子を見にいったときも、まだ舐めていたりするのです。それだけがんばっているのに兄猫からのお返しはめったにありません。

兄猫から舐めてもらうのを待っている妹猫


昨日も数十分かけて舐めたにもかかわらずお返しはなく、兄猫は気持ちよく爆睡。

妹猫「兄猫が寝てしまったんですけど…😾」


妹猫はすかさずそばにいた先住猫に相談しました。

左から先住猫、兄猫(爆睡)、妹猫


「兄やんが寝てしまったんですけど」
「いつものことじゃない。もうほっときなさい」
「妹に対する思いやりがなさすぎです。しかも体重かけてきて重いし」
「まー仕方ないじゃない」
「どーにかなりませんかね」
「まあ、考えておくわ」


という会話が交わされたかどうかわかりませんが、本日。

兄猫は先住猫に呼び出しくらってました。

先住猫「自分、ちょっと行動を改善したほうがええんちゃう?」
兄猫「すんません、姐さん。今後気をつけます」


お説教から解放され、へそ天でくつろぐ兄猫


というわけで、一件落着かと思いきや、

兄猫(右)を舐める妹猫(左)

今日も妹猫だけが兄猫を舐めていました。


仲良く一緒に寝る兄妹猫


まったくなにも解決されていないのですが、二匹が幸せなら、それはそれでいいのかなと。
第三者の飼い主としては、猫たちの関係に、人間界の縮図を見るようで楽しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺

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