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本日の猫たち #061

知らなければよかった、知らないほうが幸せだった。
というようなことは、世の中多々あると思います。

今日、私が知らなければよかった……と思ったこと。
(ちょっとだけシモの話になりますので、苦手な方はお控えください)

うちの妹猫が兄猫を献身的に舐めるというお話は、何度か記事で書かせていただきました。


妹猫のおかげで兄猫の毛並みはいつもシャンプー&ブラッシングしたばかりのようにつやつやです。


兄猫を舐める妹猫


ただ日頃から不思議に思うことがありました。
割と大雑把で、トイレの砂かけもかなり適当な兄猫のお尻まわりが、なぜかいつもきれいなのです。

長毛種を飼ったことのある方、現在長毛の猫ちゃんと暮らしている方はよくご存知だと思いますが、長毛のお悩みの一つがお尻まわりの毛や足が排泄物で汚れることではないでしょうか。
猫はきれい好きな生き物ではありますが、長毛の猫ちゃんだとトイレで砂をかいたときにも排泄物が足裏につき(自分のとは限りません。多頭飼いの場合、ほかの猫の排泄物のことも)……毛に絡みつくとなかなかとれないので、その状態で家中を動きまわり、大惨事に……なんてこともあります。

兄猫が子猫のときはそういうことが何度かあり、ひとまず兄猫をバスルームに隔離。全身洗った後、悪臭の源を家中探しまわり、掃除&除菌をしました。

が、最近、そういうことがめっきり少なくなったのです。
むしろ、兄猫のおしりまわりはずっときれいだったので「やっぱり子猫のときとは違うんだね。成長したんだね」「えらいね。自分で舐めているんだね」と思っていました。

大間違いでした。


勘の良い皆様なら、もうおわかりでしょう。
一体誰が兄猫のおしりまわりのケアをしていたのか。

そうです。
我が家の風紀委員の妹猫です。
本日、その撮影に成功しました。

兄猫のお尻まわりを舐める妹猫(上)
徹底的に舐める妹猫


妹猫はとにかく潔癖でほかの猫が排泄物の上の砂かけを忘れたときは、必ず「もー!」と怒りながら、砂かけしますし、においの強いごはんの上にも砂かけ(ジェスチャー)をします。

先住猫、妹猫の体はいつも無臭なのですが、生ゴミを漁ったりの悪さをする兄猫の体からはごくたまに獣臭がします。
そういうとき、風紀委員の妹猫は我慢ならないらしく、兄猫をおさえつけ、頭の先から足の先まで舐め倒します。
兄猫のお尻まわりが悪臭を放っていたら、当然、妹猫はいてもたってもいられなくなります。

潔癖なのに他猫のお尻を舐めるのは、一体どんなプレイなのかと思ったりしますが、妹猫は舐めて、舐めて、舐め尽くします。

(グルーミングは猫の親愛表現なのですが、それだけ舐めても、兄猫からのお返しは100回に1回しかありません)


なんだかんだで仲良しな兄妹猫


妹猫に功労賞をあげたいところなのですが、はっと気づきました。

兄猫のおしりのケアをした後、妹猫は私の手と顔を舐めなかっただろうか……。

兄猫を舐める妹猫


職人技です


正直、排泄物のひとつやふたつで動じていたら、動物と一緒に生活できないです。でも知らなければよかったこと、知らなければ幸せに過ごせたことは、確実に日常にひそんでいるなと思いました。
(人様に会うときはしっかり手を洗っておこう…)

最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺

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