本日の猫たち #335(水を飲んでくれる猫はありがたい…)
本日、外出から帰ってきた飼い主。軽い目眩がして、帰宅後、玄関前のフローリングに横たわっていました。
(暑い日、猫たちはいつもフローリングにころがっているのですが、その気持ちがわかりました。ひんやりして気持ちがいい)
天気予報と最高気温を日々チェックし、気をつけてはいたのですが、暑さに体が追いついておらず、長時間外を歩きまわったことによる完全夏バテです。
ちょうど猫たちの世話で身内を召喚していたので、「スポーツドリンクかお水もってきてー!」とお願い。事情を察した身内がまず冷たい水の入ったコップを持ってきてくれ(スポーツドリンクは別の収納にあるので、そのあとさがしにいきました)、わたしの頭のところに置いてくれたのですが、めまいがひどく、起き上がって手にとれず……。
ぼんやり薄目でコップを見つめていたら、コップの後ろから猛烈な勢いで、どたどたと走ってくる影が……。ふさふさの兄猫です!
ふだん、飼い主がお出かけしても、外から帰ってきても、うちの猫たちは誰も玄関まで出てきてくれないのに、やっぱり飼い主の体調が悪いときはわかるのか。キャットタワーで寝ていたのに、心配してきてくれるなんて、なんてやさしい子……兄猫ーー! と手をのばそうとしたら、頭の上でぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃという音が……。
そうです。兄猫が走ってきたのは、新しい給水所を発見したからでした。
なぜ……飼い主の……水を飲むのか……。
飼い主の内心の声など聞こえず、兄猫は顔をコップに突っ込み、一心不乱で水を飲みました。そして「きみも飲む? おいしいよ」とひげ先から水を滴らせながら、飼い主の顔を見ました。かなり残してくれましたが、さすがに兄猫が舐めた水を共有することはできませんでした。
飼い主が脱水症状になったらお前のせいだぞ、とも思いましたが、水を飲んでくれるというのは、腎臓病予防にとても良いこと。なので兄猫を叱るわけにもいきません。
その後、スポーツドリンクのペットボトルを持ってきてくれた身内が、細長いコップに新しい水を入れて持ってきてくれました。このコップなら、兄猫は顔をつっこめません。
飼い主は安心して横たわっていました。
しかしそれからまもなくして、ぺちょっとぺちょっという音が……。
いやな予感しかしませんでした。
通りすがりの妹猫、新しい給水所に気づき、長い前足をコップの中に入れ、前足の先をスプーンのようにして、水をすくい、肉球の間の水を舐めていたのです。
我が家には何カ所も給水ポイントがあるのですが、その水は普段はほとんど飲んでくれないくせに、なぜ……今日に限って、今、飼い主が水を必要としているときに限って、飼い主の水を飲んでしまうのか……。
ただ猫たちが(コロナワクチンの副反応で高熱を出したときは3匹とも寄り添ってくれました)、これだけ飼い主に対して塩対応をするということは、飼い主の症状は深刻なものではなく、すぐにおさまるということなのかもしれません。そう思い、頭に冷えピタをはって、横になっていたら、1時間もしないうちに普通に動けるようになりました。
猫たちの行動は飼い主ですら自覚のない、飼い主の体調を知る、バロメーターになるのかもしれません。
猫たちの生活は、飼い主である自分にかかっているわけなので、体調管理には気をつけようと心から思いました。無理は禁物。
皆様、どうかお気をつけください。
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