本日の猫たち #086
猫たちがいると、掃除がはかどります。
最近、猫たちは断捨離の申し子ではないかと思うようになりました。
猫たちとの生活は、猫と人間の知恵比べの日々でもあります。
猫より知能が高いはずの人間がいろいろ対策しても、猫は人間の想定を軽々とこえてきます。
例えばこういうことがありました。
・脱走防止用の柵を設置→ジャンプして華麗に逃走
・猫の手が届かないところに室内干し用ポールを設置→干してある洗濯物に飛びつき、ポールごと落下させてしまう
・猫のいない部屋でお掃除ロボットを走らせる→いつの間にか侵入し(侵入経路は不明)、進路妨害したあげく、エッジクリーニングブラシを破壊
などなど。
思い起こせばきりがないです。
そういった猫たちの一連の行動に対して「ああああ……」と感情を乱しても、猫たちが自発的に後始末をしてくれることはないですし、注意したところで猫たちが心を入れ替えて、悪戯をしなくなるということもないので、猫たちがやらかした後は、淡々と片付け、掃除するのみ。
小説家としては「ネタができた!」と喜ぶところなのかもしれませんが、気持ちの上ではまだそこまでいたらず、精神修行の日々です。
その猫たちですが、今日もやらかしました。
我が家では猫の給水場所を複数設置しているのですが(腎臓病等の病気を予防するため。猫飼いさんならあちこちに設置しているかと)、追いかけっこの最中、兄猫が給水器に足をつっこみ、ものすごい音を立ててひっくりかえしました。
その音に兄猫はパニック(自分が倒したのに…)。
しかも濡れたことに更にパニック(自分がやったのに…)。
家中、縦横無尽に走り(昔見たトムとジェリーの追いかけっこ時の走り方を思い出す…)、足跡をつけ、ついでに給水ポイントの容器や、給水器を次々ひっくりかえしていき、下半身濡れたまま、私のお出かけバッグの中に突進。
一言で言うと、「あー……」(すべての感情が集約されている)でした。
追いかけっこをしていたり、大運動会をしているときの猫というのは、興奮状態で視野が狭くなっているので、やらかすのはある程度、仕方ないです。
なので淡々と掃除。
「この古い服は不要と判断したから汚してくれたんだな」→断捨離
「掃除が不十分だということを、猫は身をもって指摘してくれたんだな」→掃除
という感じで、ここ最近はもう猫に対してはなにも言わず、淡々と自分の中で処理し、後片付けをすることにしました。
ですが、猫たちも悪さをした自覚はあるようなのです。
兄妹猫の姿が見えないな、と思ってさがしに行くと、マットの下に隠れていました。隠れているつもりで、全然隠れていなかったのですが。
猫たちなりの「ごめんなさい」なのだなと思うと、ほっこりしました。
猫たちはたぶんまた何かやらかすと思うのですが、自分の器を大きくして、そなえようと思います。
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