見出し画像

本日の猫たち #062

猫と一口にいってもそれぞれ個性があります。
うちには三匹の猫がいますが、それぞれ食の好みも遊びの好みもまったく違います。
ただ、天気が良い日は三匹一緒に窓際に座っているので、三匹とも、バードウォッチングが好きなんだな、とおぼろげに思っていました。
実際のところ、ちょっと違ったみたいです。

本日、三匹とキャッチボールをしていたときのことです。外から「チチチ……」と鳥の鳴き声がし、先住猫と妹猫が途中で戦線離脱。二匹そろって窓に走っていったので、兄猫も「待って~!」と追いかけていきました。
先住猫と妹猫は窓の外にスズメが来ると、時にカカカッとクラッキングしながら、スズメが飛び立つまでバードウォッチングを楽しむのです。

「鳥が来た!」 三匹窓際に集合
上から兄猫、妹猫、先住猫

先住猫は本当にYKK APのCMの猫のように窓際にいます。
バードウォッチングに限らず、宅急便や郵便局の車、うちの近くを通っていくゴミ収集車、バイクの音、まわりのささいな音に反応し、窓際で観察します。
先住猫が大好きな妹猫も、同じ趣味に目覚めたのか、はたまた先住猫と一緒にいたいだけか、先住猫が窓際に座ると隣に座って一緒に外を眺めます。

その二匹と趣味嗜好があわないのが兄猫です。

兄猫「ねえ、なにがそんなに楽しいの?」


兄猫は食う寝る、は好きなのですが、じっと座ってなにかを観察するよりは、体を動かしてキャッチボールやサッカーをしたいタイプです。
でも少し寂しがり屋なところもあるので、二匹が動くと「僕も~!」とついていくのです。そしてちょっとだけ律儀なところがあるため、二匹が座っていると「つまらないけど、つきあってみるか」と、一緒に過ごすようなのです。

兄猫「僕、退屈しちゃった」
兄猫「はやく終わらないかな」


スズメはたいてい数分もすれば、飛び立ってしまうので、その後、また猫たちはキャッチボールに戻ります。でも鳥が飛び去った後もまた、いろんな人や車が通っていくので、先住猫と妹猫は音を聞きつけると「!」とまた窓際に走ります。

先住猫と妹猫がいると、兄猫も「またここにいるの?」と不本意ながら、窓際に集合します。おもしろいのは感情がしっかり表情に出るところです。


兄猫「この猫たち、まだ窓の外を眺めているんですけど」


猫はツンデレとか、クールな生き物と言われたりもしますが、本当に皆、個性が違います。育児書やペットの飼い方の指南書もそうですが、結局あれはあくまで「参考までに」ということで、100%どの子にも合うものはないのだなと。

人間も動物もその人、その子が特別であり、オンリーワン(なんかの歌詞にあったような…)。
家族として、一人一人、一匹一匹に向き合って、その人、その子の個性を尊重し、慈しみ、大切にしたいです。

今日も仲良しの三匹(上から先住猫、妹猫、兄猫)


最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺

ありがとうございます。いただいたサポートは活動費と猫たちの幸せのために使わせていただきます。♥、コメントいただけると励みになります🐱