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3つ子戦記 妊娠編【22週目からの入院 費用について】

自宅で絶対安静の中、出血やら何やらありながらだったが何とか管理入院の日を迎えた。
多胎妊娠の場合、出産予定よりも前に管理入院が必要なのだそうだが私は大分早い時期からの入院になった。

約3ヶ月の入院。長い長い入院生活が始まった。

入院するのも無料ではない。大学病院だからなのかわからないがMFICU(妊婦の集中治癒室)は一泊7万円ほどかかる。高い。そこには2週間程いたが自分で医療保険に入っていなかったら破産するところだった。その後は希望していた無料の大部屋へ移動した。

ここで費用について少しまとめたいと思う。

多胎妊娠で普通の妊婦さんとではかかる費用が全然違うと思う。まず入院が多い。その度に部屋代、食事代、医療費とかかるので医療保険は備えておいて損はなかった。
あとは社会保険の高額療養費制度も活用した。
所得に応じて医療費が減額される制度だ。これも助かった。

●高額療養費制度
●傷病手当(悪阻、入院 等)
●出産育児一時金
●出産手当金
●医療費控除
●未熟児養育医療制度

この他にも会社で産前産後保険料免除の手続きもしてもらったと思う。
私が出産時に利用した主な制度は上記の通りだったと思う。
ほとんどが出産してから手続きするものばかりだ。時系列がおかしくなるが産後の手続きについて話したいと思う。

出産育児一時金は1人42万円貰える。三つ子の場合は126万円もらえることになる。
たくさんもらえるように思えるがこのお金は出産費用に全部もっていかれた。
これは病院に先に一時金を払って残ったお金を後から受け取る方法と病院には先に自分でお金を払って一時金は後から全額受け取る方法と2種類ある。
私は先に自分で出産と入院費用をすべてカードで払い、ポイントを貯め、あとから一時金を受け取った。事前に払える環境を整える必要があるが、こちらの方がポイントが付くのでお得!でも手間がかかるので産後のヨボヨボ状態でやるのは面倒極まりなかった。

あと3つ子の出産で大きく助かった制度は未熟児療育医療制度だ。2000g以下で産まれた赤ちゃんや病気を抱える赤ちゃんはNICUという新生児専門の集中治療を行うところに行く必要があるのだが、ここは1日1人10万円はかかる。3つ子が1ヶ月入院したら900万円近くかかっているだろう。
お金持ちでないとそんなお金は払えない。

そこで未熟児医療制度がある。市町村に申請するもので、条件に該当する新生児にかかる医療費を控除してくれる。

あとでもまた書こうと思うが我が家の三つ子は2000g以下で産まれたためこの制度は大変助かった。2ヶ月ちょっとはNICUとGCUにお世話になったので費用のことを考えたら絶望する。

この制度のおかげで私が支払った金額は数千円で済んだ。涙が出るほど助かる。

調べなければ誰も教えてはくれないが、国や市町村も出産や育児にお金を用意してくれている。
調べたり聞かなければ制度を見落とす可能性があるのが難点だ。

お金の目処がたたなければ安心して子供を産むことなんて出来ない。
しっかり広く制度について告知していくべきだと思う。

ここまで読んでいただきありがとうございました。お金の話ばかりになってしまい気が滅入りそうですが、お金は大事です。

入院生活についてはまた次回に書こうと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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