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基本を学ぶ〜二元性〜


二元性とは

タロットで代表的なのは女教皇のカードで描かれている白と黒の柱。

女教皇:秘密・神秘・英知

陰と陽・光と影・男と女・善と悪・自己と他者・白と黒など
相反する二つのもの二分する二つの原理を言います。
それと同時にこれらの相反するものは2つ合わせて存在するものでもあります。

これはどうゆう事かと言うと例えば
コインには表があるから裏がある。表だけのコインは存在しません。
また車はアクセルとブレーキ両方あるから正常に機能します。
人間は男と女で分かれているから子孫が残せます。
生まれてきたから死んでいく。
全て相反する2つのものはセットとなっています。

二元性からの苦しみ

私たちが生きるのはこの二元性の世界。これは逃れることはできません。
2つ合わせて存在するものなのに、人はこれを良い悪いで二分する傾向(ジャッジ)があります。そしてこの二分する思考は苦しみを生みます。

例えば「やりたい」と思う気持ちと「できない」という反対意見(自分や他者から)が生じると、葛藤が生まれます。

光が強ければ強いほど、闇も強くなります。
「やりたい」と思う気持ちが強くなればなれほど反対も強くなる。
この現象は葛藤がより複雑になり執着になっている。

また、人は良い面も悪い面も持ち合わせています。
しかしそこにジャッジが入り、良くあろうという思いが強すぎると、
悪い面が許せなくなり、自分を責める(自己否定・罪悪感)ような事態になります。

そして自分を責め続け苦しくなっていくと、他者を許せなく(他者否定)なります。「こんなに自分は一生懸命仕事しているのに、あの人はラクしている。」

もし周りに厳しすぎるなと思う人がいるのなら、人一倍一生懸命で努力している人かもしれません。

ジャッジ・葛藤・執着・自己否定・他者否定・罪悪感・一生懸命など

なんとなくこれらのエネルギーが重たいことがイメージできると思います。
二元性に重たいエネルギーが加わると苦しみとなります。

優劣はない


ネガティブなことは一見すると悪いものに感じるかもしれません。しかしそこに優劣はありません。苦しみも貴重な体験です。

体験とは身をもって実際に経験すること。そこには言葉では伝わらないものがあります。

例えば病気があるから健康のありがたみが分かる。
病気をすることで無理していたことに気づき自分を大切にすることを知る。
自分を大切に扱うことでその先の人生が変わった。
このようなことはよく聞く話です。

ネガティブと感じる出来事は人生に「気づき」を与えてくれます。
ネガティブなと感じることは「そっちじゃないよ」と教えてくれる宇宙からの愛かもしれません。

生命の木からみる二元性


生命の木の図
タロットと深い関わりがある

生命の木の一番上のケテルと言う部分は光であり神性を表します。
そしてここは絶対的な単一性を表します。

単一性とは自分はひとつという意識のこと。
ただ一つとして存在している。
つまり対立するものがなく、全て満たされている状態です。

ここが二元性を超えた世界。つまりワンネス。

ここは魂を表す場所でもあります。

つまり私たちの魂は全て満たされた状態にあるわけです。

そして単一性ということは対立するものがない。それはつまり比べるものがないということです。

多くの方が鏡を見て自分の身だしなみをチャックすると思います。
しかしケテルの世界の感覚は自分をうつす鏡がない。
自分という存在がわからないとも言えます。

「神は自分の姿を知りたくてこの世界を創造した。」

二元性とは自分を知るための必要なシステムです。

寒さを知っているから暖かさがわかる。
硬さを知っているから柔らかさがわかる。
他者がいるから自己がわかる。

二元性の世界が生み出すもの


女教皇と教皇

二元性を表す二つの柱。

女教皇は白と黒の柱で描かれています。
この二元性の世界で学び、隠された真実を見極めようとしています。

一方、教皇では柱が一色で描かれています。
教皇が表すのは「信じる心」。学び続けた中で一つの答えを信じたのでしょう。

私たちは親や社会から多くのことを学んできました。
人は様々な意見があり、それぞれの答えがある。
それが多様性です。

二元性の世界は多様性を生み出します。
多様性があるから個性がある。(個の多様性)

二元性の世界だから多様性の世界となっている。
多様性の世界に共通した正しい答えはありません

多様性の世界で教皇が伝えるのは
どれが正しいかではない。何を信じるか。
自分が信じたことが信念になり、信念が自分の世界をつくっています。

多様性の世界の中、目の前の自分の世界は自分の信念で出来ている

不幸な人は自分が不幸だと信じているから不幸。
幸せな人は自分が幸せだと信じているから幸せ。

二元性の世界で幸せに生きるには


世界

一つの学びの完了を表す世界のカード
彼女はこの世界の真ん中でダンスを踊っているかのようです。

女性の見える彼女は実は女性ではなく両性具有の存在です。
(巻かれた布の下には男性シンボルがお隠れになっています(*´꒳`*))

このカードが意味するのは「統合」です。

多様性の世界の真ん中にいるということは多様性の世界を全て認め受け入れることを表します。つまり否定をしない

否定が対立を生むなら否定をしなければ良い。
一つの物事に相反する対極の側面があり、そこに良い悪いもないなら
全て受け入れてしまえば良いのです。

その上で私たちは「選択する」自由があります。
何を信じるのも自由だし、何を選択するのも自由。

ならば自分が「こんな世界がいい!」というものを信じ選択すればいいのです。

まとめ

  • 二元性とは相反する二つのもの二分する二つの原理であり、2つ合わせて存在するもの。

  • 二元性は重たいエネルギーが加わると苦しみとなる

  • 二元性は自分を知るために必要なシステム

  • 二元性は多様性を生み出す

  • 二元性の世界で幸せになるには否定をしないでこんな世界がいい!というものを信じ選択すればいい。

最後に宇宙の仕組みをお伝えします。
この宇宙はフォーカスしたことが拡大していきます。

今ある不幸せにフォーカスすると不幸が拡大していく。
今ある幸せにフォーカスすると、幸せが拡大していく。

不足に目がいくと不足を拡大していき、
充実に目がいくと充実が拡大していく。

日常の幸せと感じることを見つけていけば、やがてそれが大きな幸せに育っていくのです。

今日も一日、幸せの種を撒いていきましょう!
                            MITUKI

























                            





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