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   「受動的攻撃」とは何か?

悪い人ではないけれど
この人と一緒にいると何故か疲れる
会おうとすると気が重たくなる
こんな経験をしたことがないでしょうか?

注:このノートは下記のYouTube動画を参考にしてます
とてもわかりやすく説明されているのでよかったら参考に見てみてください
(3) 自己肯定感の低い人がやりがちな陰湿な攻撃性を持ったコミュニケーションの癖~受動的攻撃の対処法【脳✕マインド✕潜在意識】アダルトチルドレン・HSP・うつ 心理カウンセラー西村ゆかり - YouTube


「受動的攻撃とは」
相手に対して
どこか心の中で怒りや不満を感じている時に
表向きはその不満をハッキリと言葉にして伝えることは
しないんですけど
相手を困らせるような行動や、態度をとることで
反抗の意味を示す態度の事です

この受動的攻撃でやっかいなのは
表面上は無害に見せてはいるんですが
遠まわしに否定的な態度や行動をとることで
相手を攻撃していくんですね

実は本人も自覚なくやってたりもするんですね
むしろ逆に自分は被害者だと感じているケースが
多いという事です。だからとてもやっかいなんですね

人間は、この怒りや不平不満などの否定的な感情を
持っちゃいけないってどこかで感じているので
不安を素直に表現することが特に日本人は出来ないんですね

だから間接的なアプローチをしてしまうんですが
これは相手と直接的な対立を防ぐ意味もあるんですね

なので実は自分がしている事は
逆に良いことだと感じていたりもするんですね

自分に自信がなくて自己肯定感が低い時に
他人との衝突を怖がって「受動的攻撃」を
取りやすい傾向があるということなんですね

繰り返しになりますが
「受動的攻撃」は相手にしてみれば
遠回しな敵対行動と受け取られことが多いので
人間関係がうまくいかず生きづらさに
つながっていくことが多いと言われています

今回は「受動的攻撃」の代表的な例
そして「受動的攻撃」をされた場合と
自分が「受動的攻撃」をしているケースについて
原因と対処方法を説明していこうと思います

まずは、「受動的攻撃」の代表的な例を説明していきますね

①「言行不一致」とは
 これは、口で言うことと行動に矛盾がある場合です
 正面から反論や否定はせずに冗談ぼく嫌味や皮肉を
 こめて思ってもいないお世辞や感謝の言葉を
 言ったりするんですね
 これ日本人多いんじゃないですかね

 表面上は無害を装っていますが、心の中では不満や怒りが隠されている時にこの言行不一致をすることで相手との関係性に緊張状態をもたらすことになります。言行不一致は遠まわしな嫌味として相手を制裁するための武器として使われることが多く繰り返し行われることで「受動的攻撃」へと発展していきます

②「さっしほしい」とは、

口でいわずにさっしてほしい時にする行為です
わざと大きな音を立ててドアや引き出しを閉めたり、机の上にモノを投げたりします。腕を組んだり、批判的な視線、ふくれっつらなど不機嫌な態度で犯行や拒否を表現します。本心を直接言葉で表現せずに態度で表現して相手に察してほしいという行動です

「重いんだけど」 →「持つのを手伝ってほしい」
「じゃまなんだけど」→「通路で立ち話をしないでほしい」

③「言い訳する」とは

嫌な事をはっきりと断らないで言い訳して逃げるのも受動的攻撃にあたります。受動的攻撃にある人は他人との摩擦を恐れている人が多いんですね。だからはっきりと断らずに遠まわしに言い訳ばかりをします。ですがかえって相手に反感を誘いやすくなり信頼を失う結果につながっていく事になります

④「無視する」とは、

直接言葉で反論はしないけれども、
黙り込んだり無視をする行為なんです。
壁を作って相手とのコミュニケーションを
受け付けないようにするのも
典型的な受動的攻撃の一例です。

相手からしたら向き合ってくれないことは一番きつい反応でもあるので
話の途中で電話を切ったり、部屋からいなくなってしまったり、
向き合わずに相手からの要求に無視で返すことで、
相手に精神的にも身体的にも大きなダメージを
与えてしまいます。これは恋愛や夫婦問題なんかでも
よく取り合上げられたりします

⑤「サボタージュ」とは

フランスでさぼるという造語が使われてしますが、
日本語で怠けるという意味です。
 
例えば頼まれた仕事を放棄する。
締め切りを守らない。約束をやぶる、遅刻する。

わかっていてもわからないふりをしたり、知っていても知らないふりをしたりするなど、相手の期待通りに行動しないことで相手を攻撃していくんです。約束しても守らないことで相手を軽視していることや反抗を示すものとして行われます。

⑥「被害者意識」とは、

受動的攻撃のくせを強く持っている人は何か問題が起きたときに常に誰かのせいにして他人を責める傾向があるんですね。そうやって自分で自分の責任をとらないので周囲から否定されたときに被害者意識が強くなり問題を他人のせいにすることで結果的に自己破壊的な現実を作ってしまう人でもあります。

この場合は本人が心のどこかで気づいている事もありますが、現実を直視できずに現実逃避している場合が多いです。また都合が悪くなると体調不良をアピールすることもあります

受動的攻撃は実は特別なことではなく、
誰にでも起こりうることでもあります
じゃあ、受動的攻撃をされた時はどうしたらいいのか?

①受動的攻撃をされた時の対処法と
②自分が受動的攻撃をしている場合の対処方法について解説をしていきます

①受動的攻撃をされた時の対処法

まずは相手と距離を取る事が大事なんですね

実は受動的攻撃はお互いにしている事も多いいんです。相手は自分が攻撃している意識もないのでむしろ自分は被害者だと感じているケースが多いです。話し合いで解決するという考え方をする人もいますが、一時的に話し合いでうまくいったように感じても根本的な原因が変わらないとまた同じことを繰り返すことになりかねません。

会社などでどうしても関係を作らない場合もあるでしょう。その場合は自分が受動的攻撃をしていないかまずは確認した上で必要最低限のかかわりでとどめておく。無理に仲良くなろうとせずに距離を置いて様子をみることが大事になってきます

受動的攻撃は実は自己防衛から生まれていることが多く、自分を守るために受動的攻撃をしている可能性があるんです。自分を客観的に知った上でまずは距離をとって離れた場所から内省し現実を見つめてみると何か今まで見えなかったことが見えてくることもあります

②自分が受動的攻撃をしている場合

そもそも何でそういう攻撃をしてしまうのか、いろいろ原因はありますがやはり幼少期の家庭環境は大きな原因だと言われています。虐待や親の過干渉や強い親からの規制、強く罵倒されり否定された環境で育ってしまう事で、知らず知らずに受動的攻撃を使うことが癖ずけられている可能性が多いです。

健全で良好なコミュニケーションを学ばずに育ってしまっているので、認めてもらえる経験が少ないために自分に自信も持てずに真正面から自分の要求を伝えてもきっと相手にわかってもらえないと感じている事が考えられます。だから自分の要求を手にいれるために、嘘をついたり心と言葉が裏腹な事をいったり察してほしくて行動で示したりをするんですね。

まず先ほど説明したように、
自分自身の感情を理解することが重要になってきます

「自分自身の感情を理解する基本的なステップ」

①自分の感情を理解する:

自分の感情の裏にはどんな思いがあるのか?不安になった時にどんな行動をしやすいのか、具体的なセリフレベルや行動レベルに落とし込んで紙に書いて認識していきましょう

②自分の感情を正確に表現する:

自分が不安になった時にどんなセリフを言いやすいのか、どんな行動をしやすいのか紙に書いたら、カウンセリングなどでその感情を言語化して誰かに聞いてもらうことで、どんなネガティブな感情でも「わかってもらえた」経験を増やしていきます。人の感情は善悪ではありません。どんなネガティブな感情も意味があるんですね。カウンセリングなどで気持ちを分かってもらえた経験をつけていくことで、受動的攻撃をしている意味を自分の腹におとしてふに落とさせて浄化させていきます

自分自身の感情を理解する事は、健康的な人間関係を築くための第一歩です。人間の感情は、自分自身がどのように感じ、何を必要としているのかを知るための重要な手がかりです。自分の感情を嫌味や間接的に表現せずに、適切に表現することで、他人に対して自分のニーズを理解してもらいやすくなります。

ただ、無理にこれらをするのではなく、自分が安全になれる場所を確保した上でこれらの事をカウンセラーなどに助けてもらいながらしていく事が大事になってきます

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