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アラフィフからのリアル麻雀〜#43 高点法の原則

あまり使うケースはないと思いますが、今回は点数計算における高点法の原則についてです。

これは昨日Twitterで見つけた面白いケースです。なんの大会かはわからないのですが、二階堂亜樹さんが4mでロンしたケース。

4mでロン

牌姿を見やすくすると、こんな感じ。

牌姿

この並びを見ると、私は三色同刻にしか見えませんでしたが、7mを刻子と見ると三暗刻となり、どちらもタンヤオがついて合計3飜なのですが、符の違いが出てきて、点数が変わります。

三色同刻と見た場合

役:タンヤオ(1飜)+三色同刻(2飜)=3飜

符:基本符(20符)+ロン(10符)+4p暗刻(4符)+4s暗刻(4符)+4m明刻(2符)=40符

点数:40符3飜→5200(子),7700(親)

三暗刻と見た場合

役:タンヤオ(1飜)+三暗刻(2飜)=3飜

符:基本符(20符)+ロン(10符)+4p暗刻(4符)+4s暗刻(4符)+7m暗刻(4符)+4m単騎(2符)=44符→50符

点数:50符3飜→6400(子),9600(親)

高点法の原則
麻雀の点数計算において、見方によって点数計算が変わる場合、高い方の点数に取らないといけません。これを高点法の原則と言います。

これ、フリテンの話でも書きましたが、点数計算において、見方によって点数が変わる場合、どちらかの見方(点数)選べると、勘違いしていました。

当然、高い方を選ぶと思うのですが、実際は選べるのではなくて、(選択の余地なく)高い方が採択されます。

なので今回の二階堂さんの例も、50符3飜となります。

この高点法の原則、あまりないと思うのですが、私が知っているのは、次の例です。

七対子か二盃口か
次のような場合、高点法の原則が効いてきます。

七対子か?二盃口か?

七対子と見た場合

役:タンヤオ(1飜)+七対子(2飜)=3飜

符:25符(七対子)

点数:25符3飜→3200(子),4800(親)

二盃口と見た場合

役:タンヤオ(1飜)+二盃口(3飜)=4飜

符:基本符(20符)+ロン(10符)+単騎(2符)=32符→40符

点数:40符4飜→8000(子),12000(親)


こういうの、パッと気がつけるようになりたいです。

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