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前作の正統続編ではあるが、酷評気味【エクソシスト 信じる者】

あらすじ

1人娘を男手一つで育てている男性。ある日、娘が森へ行ったきり行方不明となってしまう。やがて、娘は保護されたものの不可解な言動を繰り返すようになり、男性はとある女性に助けを求めに行く。

50年前の名作「エクソシスト」とは異なり、今回は少女2人に悪魔が乗り移る。

ビクターの過去話が長く、子どもたちが森で行方不明になり3日後に帰るまでに30分はかかった。

どうしても必要には思えない長さだった。

2人はアンジェラの母と会話するために降霊術を行うのだが、おそらく森が呪われていて悪魔が入り込んだ。

2人が療養する中での自傷行為が生々しく描かれていて、キャサリンが教会で血まみれになりながら叫ぶシーンは恐ろしい。

隣人のアンの進めにより、一作目で子どもが取り憑かれたクリスマクニールを見つけ出して助けを求める。

クリスは素人なのに悪魔祓いの真似事をしたさいで、十字架で目を貫かれて離脱。

結局、素人たちと呪い師と牧師で悪魔祓いを行うことになる。

神父が許可を得ずに参加するも首を折られて死に、悪魔の問いかけ「どっちを選ぶ」を恐れたキャサリンの父が娘を選ぶ。

しかしながら悪魔のため、生き残ることを選んだ側を生贄にして選べなかったアンジェラは解放された。

キャサリンは死んでしまい、関係者は時間をかけて立ち直っていく。クリスは娘とも再会できた。

学校に通うアンジェラは不敵に笑う。

酷評されがちなワケ

本作はエクソシストの正統続編とされて、大変期待されたが色々と辻褄の合わない点が多く酷評された。

本当はシリーズ化予定だったが、それも中止だろう。

一作目も悪魔祓いの勝利ではなく、悪魔を呼び込んだ神父が飛び降りることで無理やり少女を解放する。

献身的な神父の行いを称賛する映画だったので、今作も基本的に悪魔のいいようにされる。

2人に乗り移ることで、親たちの対立を生みその中で選ばれた側の少女を連れて行ってしまった。

別の映画とは異なり、悪魔祓いよ扱いも悪く関係者は死んでいくし神父も役に立たない。

悪魔や悪魔祓いへの恐怖を植え付けるにはいい映画である。

ただ、人とのつながりを押しながら敬虔なクリスチャンの父親が娘の友達よりも娘を選んだことが苦しい。

人のつながりすらも悪魔には敵わないというテーマなのか。

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